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プロローグ

俺の名前は原…………。

まぁいいやーーーーーー。

誰にも名前で呼ばれたことは…まぁないからな。

中学時代はみんながそれぞれ部活動に熱心に参加しているなか自分は帰宅部に所属したのも幸いしてか俺に友達と言える友達もいない。そして、俺はこの春から晴れて高校生となる。高校はあえて地元から離れたところにした。

ーーーお前、そんなやる気ねぇのに受験大丈夫だったのかって?ーーー

『まぁ、なんとかな…』

「お兄ちゃん〜、ご飯できたよ〜♬」

『あぁ…、今行く』

「もう! お兄ちゃん! なんでいつも寝癖がそんなにひどいの!」

いま熱心に俺の髪の毛を直そうとしているのが一つ年下の妹の杏里だ。

まぁ、直そうとしているだけであって実際には届いていない。一生懸命に背伸びするところが妙に可愛い。

いや、お、俺は決してロリコンなどでもブラコンでもないからな。

朝食をとり、俺は学校へ行く支度をする。

『あー…、憂鬱だぜ…』

「お兄ちゃんなに言ってんの?!」

「高校だよ!、高校生なんだよ!?」

『不思議なくらい興味ねぇ…』

「もう!、だからお兄ちゃんはダメなんだよっ」

「二次元に逃げてないで彼女の一人くらい作りなよ!」

『いや俺はいまのままで充分幸せだ』

「お兄ちゃんのばか…」

『……?』

『ま、行ってくるぞー』

「あ、うん、行ってらっしゃい♬」


とうとう始まってしまったーーー。

俺の新生活がーーー。

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