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37話 心配と安心

一方そのころ日本では…


結局レンの救出、封印の解除といった対策は

洞窟への何らかのアクションを調べてみない事には

何も判らないままであったのでシェラが合衆国に行き、

調べることになった。

当初全員でということだったが、尚也達はまだ夏休みに入って

いなかったのもあり、既に夏休みに入っているシェラが行くことになった。

紗菜は日本での依頼がまだあるので、

シェラとは同行せず日本での仕事を優先した。


そのあと勇二に今までの過程の説明をし、

事件や2人のこと今までのことについて話した。

しかし勇二はそんなことより先程までいた少女達が

気になるようで尚也に2人を紹介しろとお願いしたが

美咲によってそれが不可能であることを言われてしまった。


「有田君さ…あの子達からモブ以下の扱いだったよ?」


そして有田勇二は涙を流しながら帰っていきましたとさ。

チーン。



翌日、休校だった学校が再開され生徒が登校していたが、

マスコミなどの取材陣は一切発見することはできなかった。

酔っ払いが体育館に侵入してちょっと暴れたと報道され

それ以降のニュースでは取り扱っていなかった。

事件から3日目だったためか安静をとって学校を休む生徒も

少なからずいたが尚也のクラスはほぼ出席していた。

ガラガラっとドアを開ける音がする。


「おはよう」


尚也が美咲と共に教室にはいると一斉に視線が

射抜く形で見られた。

しばらく沈黙が続いたので美咲と共に席に着き

ショックでまだ立ち直ってない勇二に挨拶をしていた。

そして1人の女子生徒が声を恐る恐る掛けた。


「し…新堂君?大丈夫だったの?」

「ああ…怪我は魔法で治してもらったから大丈夫。

 昨日の勇二のがダメージが大きいみたいだ」

「?そっか…なんか酷い怪我だったらしいから

 心配してたんだよ」


1人が声をかけた影響は大きく見る間に尚也の周りに生徒達が

集まり、怪我の事や倒した男のこと、そして魔法のこととか

色々聞かれていた。

倒した男の事は濁らせたが、魔術の事は昔は見習いの訓練を

受けていたが事情でできなくなり今に至っていると説明した。


「ちょっと魔術使ってみてくれない?」

「う~ん――1度だけでいい?」

「うんうん」


女子生徒は嬉しそうに頷く。

他の生徒も期待と羨望の眼差しで見つめていた。

尚也は右を出し手のひらを上にすると、

威力を最小限にとどめる様に魔術を発動させる。


「ーーーー氷柱(アイシクル)ーーーー」


手のひらから十五㎝くらいだろうか

パキパキと音を鳴らしながらつららの様な尖った

氷が出来上がった。


「すごい…キレイ…」


それを見た周囲は魔術に驚き声をあげて喜んで、

様々な感想が述べられていた。

魔術師のことはTVや雑誌では知っていても実際に魔術を

目にするのは一般的にはないからである。

ただ、一般的な知識として魔術は知られていた為、

恐怖や畏怖の対象とならなかったのだ。


キーン コーン カーン コーン


チャイムがなり尚也の周りにいた生徒も席に戻った。

こうして、尚也の普段通りの日々が始まったが何一つ

解決はしていない。


合衆国へシェラが飛んだ次の日、

同じ国から日本に足を踏み入れた女性佐官がいた。

新堂尚也と楓紗菜に会う為に…。



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