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35話 動向

封印の解除は一旦中止されていた。

先日守護者が出現し、魔術師や軍にも死傷者が

でていたからだ。

軍幹部は危険と判断し再調査と危険への対策を練る

時間が必要になった。


「でも守護者が言っていたように

 きっと封印は近いうちに解かれる…

 あの時は無我夢中で封印したけどね」

「またアレがでてくるのかしら…」


シェラが昔を思い出すように苦い顔をし、

紗菜はシェラの手を握り震えていた。


「しかしだ!凶報だけじゃない。

 封印が解かれるってことは…

 レンを助けられるかもしれないだろ?」

「「え?」」

「コールドスリープかけてあるし、

 それにまだ5年しか経ってないよな

 期待は十分できる」

「でもアレをどうにかしないと無理じゃないの?」


そうレンを助けたくても大きな壁が立ち塞がっている。

あの頃5人がかりでも防ぐのが精一杯だった。

5年が経ち昔よりは強くなった彼女達でも未だ

勝てる気は全くしなかったのである。


「今の俺の力じゃ行くだけ無駄だだろうね

 学校にきた守護者は力を大分失っていて

 何とかなったけど。

 アレは規格外だからなあー

 封印が解けて…分身が戻れば…あるいは…

 いやそんな都合よくいかないな」


尚也は遠い目をし、他の者はどうなる事かと

今後の心配をしていた。

勇二だけ皆が何を話しているか理解出来ていなかったが…。




一方封印調査隊の宿舎―かの施設に1人の女性佐官が

上官へ報告を行っていた。

上官の男は髭を生やし、金髪で恰幅も良い。

年齢は50代半ばだがそれを押しのける覇気を

感じさせていた。


「将軍…先日の死傷者の詳細をお持ち致しました

 書類にサインをお願いします」

「わかった…」

「将軍、もう1つ報告があります。

 日本より我々がγ(ガンマ)と呼称し、

 綻びより現れた者ですが、1体日本に出現し

 学校を襲撃…そして撃破したとのことでした」

「何だと!あれが何故日本に…そして誰が倒したのだ?」


椅子から立ち上り机をバンッと叩き立ち上る。

そんなことはあり得ないといった顔で中佐に詰め寄っていた。


「はい!報告だとそのとき偶々日本にいた―

 光の守り手が対応したとのことです。

 しかし、何故日本に現れたか不明でしたが

 そのことで魔術師のローレン殿が面会を

 希望しています。何かしら知っているようですが」

「今は少しでも情報がほしいところだ。

 いつまでも調査を中断させるわけにも

 いけないが危険を放置するわけにもいかん。

 ローレン殿をここに」

「判りました…お待ちください」


女性佐官は素早く部屋をでて魔術師の待機所まで

急ぎ足で向かう。

先ほどの報告書をみながら

光の守り手…二つ名を持つ魔術師について考えていた。

サナカエデ 

その癒しの魔術を認められた。

若干14歳の魔術学園中等部の女の子らしい。

癒しの魔法も使いながら、難しいとされる光の魔法と

補助魔法を扱える類まれなる才能の持ち主である。


世界に二つ名をもち魔術師は幾人かいるが、まだ魔術師

と呼ばれていない存在は世界で3人しかいない。

その世界で3人しかいないうちの2人を持ってしても

敵わないと言わせるほどのモノを起こそうとしてることを

微塵も知ることは無かった…。



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