表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/74

21話 終幕と目覚め

その日、大規模な捜索が夜まで行われ

かなり奥まで捜索したが何も手がかりが

ないまま暗くなり中断を余儀なくされた。


その次の日から一ヶ月間、捜索は未だに

続き内部に入る通路らしいきものを見つけては

行き止まりの繰り返しを続けた。

子供達は一緒に参加し入った道を探したが

内部は所々崩れて新しい迷宮となっており

捜索は困難を極めてきていた。


そして捜索開始から二ヶ月がたち・・・

内部が崩れやすく危険でこれ以上は生存の

可能性がないと判断され捜索は打ち切られた。


尚也は一向に起きる気配はなかった。


「すまないが今日で捜索は打ち切りになった。

わかってはいると思うが、勝手に裏山に

入ってはいけない。みんな精一杯探した

結果だ。・・・」

「「「はい・・・」」」


紗菜が返事をしたあと、

シェラに抱きつき泣き出すと、

それに釣られるようにシェラも

一緒に泣き崩れていた。

ローレンは二人の頭を撫で頑張ったね。

と声をかけた。


バタン ドアが閉まりロックが部屋を出ていき、

自分達のベッドで枕に顔を隠して肩を揺らして

いるのだった。


それ以降裏山は立ち入り禁止となり、

立ち入る者はいなかった。


事件は洞窟に入った子供達が

落盤に合い5名のうち、


1名 行方不明(死亡扱い)

1名 意識不明

3名 生存


そうして事件は幕を閉じることとなった。



さらに半年が立ち、尚也の生存もこれ以上

魔術で延命は難しいと判断をしかけていた。


紗菜は毎日尚也へのお見舞いを欠かさず

行っていた。

その日は朝の授業が早くからあり、尚也に

会いに行くのに何時もより遅れてしまっていた。


今尚也は一人部屋に移され看病をされている。

ノックをし、ドアを開け部屋に入ると、

そこには信じがたい出来事が目の前に姿を現した


「なおや・・くん?」


尚也は上半身を起こして外を見つめていた瞳を

ゆっくりと紗菜へと向けた。


「さな…僕はどのくらい寝てたのかな?

身体がうまく動かせないんだ…」


目に涙を一杯にためて紗菜は尚也に飛びかかった。


「なおやくん なおやくん ほんとになおやくんなんだね。

夢じゃないよね。」

「さな・・・そんなに勢いよく来たら痛いよ~」


紗菜の泣き出したその声は施設に響き渡り、

それを聞きつけて見にきた職員は

尚也が目を覚ましているのを気づくと

慌ててローレン先生のもとに走っていった。


バタバタ ガチャッ

ドアが勢いよく開けられローレンが部屋に入ってきた。


「尚也が起きたのか?」

「おはようございます 先生」

「ローレン先生なおやくんが起きたの!」


ベッドから上半身を起こしている尚也に紗菜は

抱きついて涙を流しているところだった。


「そうか…よかった」


ドンッ

半開きになっていたドアを勢いよく二人の

子供が突入してきた。


「なおやは?」

「おきたってほんとうなの?」

「二人ともおはよう」

「なおや…」

「バカ…いつまで寝てるのよ…」


尚也が挨拶すると二人も目を熱くして尚也に声を

かけて近づいて紗菜と一緒に抱き締めていた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
このランキングタグは表示できません。
ランキングタグに使用できない文字列が含まれるため、非表示にしています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ