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第11話 アニメ『死亡遊戯で飯を食う』
今の若者が漫画のチェンソーマンや呪術廻戦を読むとき、彼らが気楽に楽しんでる印象はない。
なんというか真夏に喉が渇いた人が、ゴクゴク喉を鳴らして水を飲むような必死さを感じる。
今これを読まなかったら自分の心は死ぬ! という必死さである。
「今そんな風に必死に読まれる小説はあるかな?」
と考えた。
あまりいい例が思いつかなかったが、最近放送が始まったアニメ『死亡遊戯で飯を食う』の初回を見て衝撃を受けた。
奇妙なタイトルだが、主人公はデスゲームで生計を立てるプロである。
登場人物は全員華奢な女の子。
少女漫画的な微細なタッチの絵で、冒頭の夜の高速道路の絵を見て
「これはただごとではない」
と居ずまいを正して見入った。
舞台はどこかのお屋敷。
少女漫画的ナイーブな世界で『バトルロワイヤル』以来の地獄が展開する。
後味はよくない。
しかしいくらキャラが死んでも全然死に手が届かない作品が多い中で、この作品の感触は死に届いてると思った。
初回を見たあとで知ったが本作の原作はライトノベルだそうだ。
「今の若者もこの小説は必死に読むんじゃないか?」
と思った。
さっそくキンドルで小説の一巻を買った。
これから読もうと思う。




