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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕が含まれています。

红白

掲載日:2025/12/03

金の首輪は、最高級の血袋だけが付ける事を許される


館の一室で

少年は、金の首輪だけを纏った姿で僕を迎えた



「お待ちしておりました」


少年がひざまずき、視線だけをこちらに向ける


何故こんな眼が出来るのだろう

血袋という境遇にあってもなお、少年は上目遣いに優しい笑みを向けている


僕は少年が愛おしく思え、思わず彼を抱きしめて居た



「まだ早いですよ」


少年は僕の背に腕を回しながらふふっ、と笑う

僕が欲望のままに焦り過ぎた事を恥じた時、反対に少年は突然、私の唇を貪り始めた



「いけませんか?」


僕が少年の肩を掴んで自分から引き離すと、彼は悲しげにそう言った

思考を整理する為、僕は「いや……」と一言間を置いたあと、「確かに君は、最高級なのかもな」とだけ答えた



部屋の中央には磨かれた陶器の浴槽が在る


少年が浴槽の傍らに在る蛇口を捻ると、静かに赤黒い液躰が浴槽へと溢れていった

実のところ、これは精製された疑似血液に過ぎない

しかしこの館に於いては、浴槽に使用する疑似血液さえが最高級の品を使っている事が、その芳香から感じられた



「溜まるまで」


「話を致しましょうか」


少年が蛇のように躰を僕に絡めながら僕の服のボタンを、ベルトを、少しずつ外していく


脱がす手は断固として居るが、それで居て赤子に触るような優しさだ

花弁が一枚、また一枚と落ちるように、ゆっくりと僕の躰は支度されて居った



「いや」


「いい……」


結局我慢出来ず、僕は熱い息を吐きながら少年の唇を求めた


『永遠にそうして居たい』と思う程の甘い時が流れたが、そうする間に浴槽から血が溢れ始め、僕は慌てて少年を解放した



「もし、お嫌で無ければなのですが」


呼吸を整えながら少年が言う


彼は悪びれもせず、『自分が吸血種である僕を噛む』という遊びを提案した

言うまでもなく大いなる不敬であるが、僕は既に彼の肌に、肉に、魅了され始めて居た



「…………面白そうだな」


最低限の威厳を保つ為、僕は彼の眼を視ずにそう答える

しかし、言うが早いか直ぐ様少年が僕の喉を噛むと、僕は小娘の様な声を上げてうつ伏せに倒れた



少年がゆっくりと、僕に覆いかぶさる


視界の隅で浴槽から血が溢れ続けて居た

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