三大神書
この世界には神書という、神に関わる者が書き連ねた神話の本が何万とある。その中でも代表神書として三大神書と呼ばれるものがあった。
1冊目である「ラゼラル神書」は最も信憑性が薄いとされている。
ラゼラル神書は今から5000年前からの話で、幸運の神「ラネーラ」の他種族に神託を告げる、神託者「ラゼラル」が残したとされる神話だ。
次に2冊目の「リューリュカ神書」はあるところの土地の名であり、今から5000年前の話である。
リューリュカの名は5000年後の今でも残っており、そこに住んでいるものはほとんどが天使族である。
そして3冊めは「ラブル神書」。最も信憑性の高いものとされているものだ。なぜかというとこの世界に実在していたことが伝わっている神の従者がかいたものだからである。
ラブルは対権対価の神である。非常に強い神であり、これからでてくる世界神という神でもあり、創世創造の神の実の弟でもある。
これらには異なる点が多々ある。だが、1つだけ共通することがある。
それは神「スナリ」のことが必ず記述されているというところだ。
すべての神書には以下のことが必ず書かれている。
【神戦の時代-スナリ神-】
今から2000年前の話。男という性を持った種族全てが世界を創造せし6名の神(世界神)の1人により消滅させられた。
その悪行をなしたものの名を全創の母「スナリ」という。彼女はこの世界において、全ての種族の母であり、世界神の中でも1番地位の高い神だった。
それゆえ、簡単に彼女を止められる者はいなかった。
初めに彼女は「全てを我に委ねよ」という言葉を全種族に説いた。その後、約50億体の男という性をもつものを光線により消滅させた。
その中には同族である彼女の弟、世界神でもある「ラブル」や、彼女の従属である神髄の神「ラットリー」も含まれていた。
彼女は自身の肉親、従属までも男だからという理由で全てを消滅させた。
その行為に怒りや憎しみを抱いたこの世界の住人たちは彼女へ神戦という、神との一騎討ちを申し込んだ。
だがその戦いは全てスナリの圧勝という結果になった。
だがそんなもの等の希望となる神が一体、声を上げた。それが英雄王・虚ろなる皇帝神「ヴォイド」だった。彼はスナリやラブルと同様、世界神でありスナリの恋神でもあった。そんな身でありながら民を守るというヴォイドに彼らは尊敬と信仰の義を表した。
それからヴォイドとその民らはスナリへと立ち向かった。何百万という信仰の力により覚醒したヴォイドはスナリと良い戦いをするほど強くなっていた。
そしてある日、スナリを死の寸前まで追い詰めた。
トドメをさそうと、ヴォイドが剣をスナリの胸元へと刺そうとした時、スナリは最後の力をだし、ヴォイドを封印しようとした。負けじとヴォイドもスナリを殺そうと取っ組み合いになった。
そして2人の神が両方の力によって封印された。




