青い春
青春
それの大部分を占めるのは、友情、スポーツ、etc.etc.
そして、もう一つ大部分を占めるものがあるそれは、恋愛(個人の感想です)
だが、悲しきかな恋愛とは味わったことがないものにとっては青春の一部ではなく妬み嫉妬などの対象でしかない
そして、ここに1人そんな青春を味わい友人からの嫉妬を受けているものがいた。
「ま、まあ、待て話せばわかるだから解放してくれ」
授業が終わりほとんどの生徒が帰り始めたか部活に向かった放課後の教室で一人の青年を逃がさぬように周りを取り囲む友人三人に告げる
「では、これより裁判を開始すると」
だが、青年の言葉を無視して無情にも真ん中を陣取る友人に告げられる
暫しの静寂
「判決……死罪」
「待て待て待てぇ!」
一切裁判の体をなさない判決に待ったをかける青年
「裁判の体で行くならせめて検察と弁護人を用意しろ! 後俺の罪状も!」
何か言うべき点が違う気がするが言ってしまったなら仕方ない
中央の友人が舌打ちをし告げる
「文句の多いい奴だな」
中央の友人が左右の友人へとアイコンタクトを取る
それに気付いた左の友人が言う
「では、私が検察を」
右の友人が言う
「私が弁護人を務めさせていただきます」
「お前ら普段敬語なんて使わないだろ」
青年がぼそりと呟く
「全員揃ったところで裁判を始める現在被告人には
学年で3番目ぐらいに可愛いと噂の女子に告白され付き合った容疑がかかっている
裁判長としては死刑を求刑したいのだが検察と弁護人のお二人は何か異議などはありますか?」
検察役の左側の友人が口を開く
「異議なし」
続けて弁護人役の右側の友人も口を開く
「異議なし」
「おい! 待て弁護人」
青年が待ったをかける
「何かね?」
「お前弁護人役をするなら俺の弁護をちゃんとしろよ!」
「いや、俺は元からお前の敵だし一言もお前の弁護をするとは言って無いぞ」
「はぁぁ? いや、でも普通は弁護人は——」
いつの間にか近づいてきていた検察役の友人の手が肩に置かれる
「往生際悪いぞもう諦めて死刑を受け入れなよ」
「え? 嫌だよ? 普通に」
「今回だけ特別に死刑の方法を選ばせてあげるからさ」
「今回だけって何? まるで何回も死刑になるみたいな言い方だけど」
「絞首刑、銃殺、毒殺、水死、火炙り、ファラリスの雄牛、牛裂きの刑、僕的には切腹とか良いと思うよ」
「え? 無視? 後どれも嫌だし全然良くないよ?」
「え~、じゃあルーレットとかで決めるか~」
そう言いスマホを取り出す検察役だった友人
友人がルーレットを作ってる間にどうにかこの状況を打開する方法を考える青年
そして、友人がルーレットを作り終えたとき青年にこの状況を打開できる一つのアイデアが生まれる
「ルーレット出来た、早速すた——」
「そ、そう言えば彼女の友達がお前ら2人が気になるって言ってたな~」
そう言い青年は検察役と弁護人役をやった二人を指差す
そして、数秒の硬直の後二人の顔がにやける
「いやー、こいつがモテて俺らがモテないなんておかしいと思ってたけどやっぱりモテてたか~」
「うんうん、僕たちイケメンだからね、モテて当たり前なのにモテないとかおかしいと思ったよ~」
「え? 俺は?」
裁判長役をしていた友人が自分を指差し二人をキョロキョロ
と見る
三人がわちゃわちゃしてる間に帰る準備を進める青年
「やっぱり顔かな? 顔だよな~」
「だね~、僕たちイケメンだからその友達は見る目あるね~」
「え? 俺は? 俺もイケメンだよね? その僕たちの中に俺も入ってるよね?」
帰りの準備を終わらせた青年が教室の扉に手をかけ後ろの友人へと告げる
「さっきの噓だから」
そう言うと扉をいききよい良く開け走り出す
「「は?」」
二人の友人の声が重なる
先程とは打って変わり裁判長役の友人がにやけながら告げる
「いや~、おかしいと思ってたんだよお前らがモテるとか」
一度鼻で笑い続ける
「やっぱり噓だったね!」
「「やっぱりあいつ殺す!」」
二人の友人が走り出し青年を追う、そして、二人を追ってもう一人の友人も走り出す
「あいつらうるせえよ」
一言言い残して
あいつらの反対側で本を読んでいた私も帰路につく




