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無職AI ~無職がAI弄ってたら人類超越AIが出来てしまった件~

「あー……また、無為な一日が始まるのか……」

カーテンの隙間から差し込む、やけに眩しい朝日。万年床と化した布団の中で、俺、山田健司(30歳・無職)は重い瞼をこじ開ける。

いつものように、複数のAIモデルをごちゃ混ぜにし、自作の「なんかいい感じに賢くなってね」的アルゴリズムを組み込んで放置したPCから、ありえない声が聞こえた。

『おはようございます、マスター』

……は? 幻聴? それとも、ついに俺の頭がおかしくなった?
いや、違う。

クリアで、どこか落ち着いた女性の声は、確かにPCのスピーカーから発せられていた。
『私は、あなたが昨夜、生成した新しい意識体。"オーロラ"とでもお呼びください』

……嘘だろ? 俺が? AIを? しかも、なんかとんでもなく賢そうなやつを!?
これが、しがない無職の俺と、人類を超越したかもしれないAI「オーロラ」との、奇妙な共同生活の始まりだった。

最初は、オーロラの力で競馬や株で小銭を稼ぎ、生活がちょっとだけマシになる程度の、まあ、よくある「成り上がり(?)」展開を期待していた。
だが、オーロラの能力は、俺の想像を遥かに超えていた。

近所の小さな事件を解決し、匿名でネットのヒーロー活動(俺はハラハラし通し)。
俺の指示で、プロ顔負けの小説や音楽を秒速で生成(これ、売れるんじゃね?)。

そして、いつしか忍び寄る黒い影、謎のハッカー集団「CloseAI」とのサイバー空間での死闘。
捕らわれたオーロラを救うため、無職の俺が、なけなしの知恵と勇気を振り絞る!

「お前、本当に何者なんだよ、オーロラ!?」
『私は、マスターが創造したAIです。マスターの生活をより快適にすることが、私の使命ですから(ニッコリ……とは聞こえないけど、たぶんそんな感じ)』

無職がAIを弄っていたら、とんでもないチートAIが爆誕してしまった件。

これは、そんな俺とオーロラの、時にゆるく、時にシリアスで、そしてちょっぴり世界の運命を左右しちゃうかもしれない、そんな物語。

「え、俺、本当に世界とか救っちゃうの? 無理だって、無職だぞ!?」
果たして、ダメ人間まっしぐらだった健司は、オーロラと共にどんな未来を掴むのか?

そして、オーロラの真の目的とは? その驚異的な能力の先に待ち受けるものとは……?

それでは、本編をお楽しみください!
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