ワルフラーンの街ギルド
ワルフラーンの街ギルドは、街の中央にあった。
かなりの規模の大きな建物で、警備員らしき男たちも配置されていた。
それを見上げて遊は、
「さすが戦闘国家の街ギルド…すごいな」
するとレイもうなずいて、
「ここは世界で一番規模が大きい街ギルドだからな」
「へーそうなんだ。っていうかなんでレイはそんなにワルフラーンの事に詳しいわけ?」
と、問い返すルルエルにレイはみなまでいうなとばかりに首を振って、
「こんな事世間じゃ常識だぜ?」
三人はそんな事を話しながら街ギルドへ向かったのだった。
三人が街ギルドに入ろうとしたそのとき、
数人の警備員に声をかけられて三人はふりむいた。
「おい、ちょっと待て!ここはお前らみたいな奴らが来ていい場所じゃないぞ!」
なんてことを言ってくるもんだから、遊は首をかしげて、
「じゃあ、どんなやつなら来ていいんだよ」
すると警備員はまるで馬鹿にしたかのような顔で遊を見て、
「ふん。このギルドは猛者のみが集う場所。お前らのようなガキがくるような場所ではないわ!」
「そう言われると意地でも入りたくなっちまう性分でね」
レイは警備員の腕を取り、足を引っ掛けてくるりとひっくり返してしまう。
警備員は空中を信じられない速さでひっくり返り……
「ぐぁ!?」
警備員は地面に飛んでもない勢いでたたきつけられ、動かなくなった。
「じゃあ入るか!」
三人は半ば強引に街ギルドの中に入っていった。