50万ゴールド返済計画
レイが息を切らせて鍛治屋から飛び出して来た。
「あ、レイが戻って来た」
レイが息を切らしながらボソリと呟いた。
「五十万……」
「五十万?五十万って何のこと?」
ルルエルが聞き返した。
「カイさんに借りてた金が五十万ゴールド。返さなくちゃいけなくなった」
「だったら返してくればいいじゃない」
「ハッ!俺がそんな金持ちに見えるか?」
肩をすくめてヤレヤレといったポーズをとるレイ。
が、その瞬間。
「開き直るな!」
「ギャ!?」
ドコッ!という鈍い音とともにレイは殴り飛ばされて吹っ飛んだ。
吹っ飛んだレイを見ながら遊はルルエルに質問した。
「五十万ゴールドってどれくらいなの?」
「この世界の勤め人の年収が百万ゴールドだから。大体六ヶ月分のお給料よ」
レイがムクリと立ち上がると二人に対して話し始めた。
「借金の返済方法は三つある。聞きたいか?」
「どうせロクな方法じゃ無いだろうけど聞いとくわ」
「一、三人でチマチマ働く。ニ、三人でギルドのクエストをチマチマやる。三、危険なクエストで一獲千金を狙う。俺的には三がオススメなんだが……」
遊が真剣な表情で首を横に振って、
「いや、やっぱり四だね。レイが一人で三つ全部やる。これで解決だね」
「お前は鬼かよ!?ユウ!」
「借金してるレイが悪いんじゃ……」
「わかったよ!一人で超高難易度クエスト受けて一発で借金返済してやるからな!」
ルルエルはため息をつくと一言ボソリと言うと遊の手を引っ張ってレイの後を追いかけた。
「全く……ユウもレイも子供なんだから」