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首狩りズクセ

「続いて2回戦は首狩りズクセと闘っていただきます」

「首狩りズクセ……確かワルフラーンにいた凶悪連続殺人犯だな。死刑になったって聞いたんだが……」

「ククク……俺はゴルグのような油断はしねえ。たとえガキが相手だろうとな……テメェの首を狩り取ってやるぜ……」

「寝そう……ってか寝ちゃう。寝ていい?いや、マジで。そうじゃなくても僕は二十四時間のうち、二十四時間寝てないと足りないのに……それなのに……あ、もう本格的にダメだ。

寝……あ……おやすみぃ」

 と、目を閉じ、幸せそうな顔で夢の世界へ旅立とうとした……

 瞬間!

「永遠の眠りにつかせてやるよ!」

 などと言う声とともにユウに向かって、爪が突き出され……

「うおっ!」

 ユウは慌てて避ける

「そらそらぁ!」

 今度は連続で爪が突き出され……

「わっ、ちょっと、なに!?待って!」

 ユウはそれをバランスを崩しながら必死に避ける。

「ちょこまかとうっとしい奴め!ならばこれではどうだ!」

 強烈な蹴りがユウに向かって繰り出されて、

「ぐべぇ……」

 なんてダサイうめき声とともに、その場にバタリと倒れた。

「こいつでとどめだ!」

 ズクセはユウに斬りかかろうとする。

 拳を突き出した直後、右腕が斬り飛ばされた。

「っ俺の手がああぁあああ!?」

 激痛と共にズクセは叫ぶ。

「ふっ!」

 と、強く息を吐き出すと同時に、ユウはズクセの胸にナイフを突き立てた。

「がばっ!」

 ズクセの胸から真っ赤な液体が溢れ出す。

「続いて二回戦も挑戦者の勝利です!」


「よっしゃあ!また勝ったぞ!結構稼いだし、ユウも戻ってこいよ」

「そうね。ここら辺が潮時だと思うわ。そろそろ撤収しましょう」

「いやそういうわけにはいきませんね」

 その背後から支配人が口を挟む。

「どういうことだよ?」

 レイが不機嫌そうな声を出した。

「つまりあなた方は勝ちすぎたんですよ。勝ちすぎた人間を黙って帰すわけにはいけませんからね」

 それにレイは内心笑みを浮かべて、

「俺たちに勝てると思ってんのか?」

「勝てるとは思っていませんよ?」

「なら……」

「ですので、代わりに用心棒の方に闘っていただきます」

 支配人が指を鳴らすと、闇の中から用心棒と呼ばれる人間が現れた。

「用心棒だと?」

 レイは顔をしかめた。



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