北の湖へ
ギルドの受付の大男が三人に尋ねて来た。
「何か用かな?」
レイは大男に尋ねた。
「ここで一番報酬がいいクエストを教えてくれないか」
「それを聞いてどうするつもりだ?」
「受ける」
受付の大男は腹を抱えて大声で笑い出した。
「正気か?お前らみたいなガキがかよ?まあ受けるの自由だから好きにしな。内容は北の湖の魔人を倒すって奴だ。報酬は百万ゴールドだ」
「あぁ好きにさせてもらうよ。いくぞ二人とも」
レイはクエストを受けると遊とルルエルを連れて街ギルドをあとにした。
三人は街ギルドを出たあと、北の湖を目指して移動していた。道中、どうしても森の中を通らないといけないので、北の湖にたどり着くだけでも結構骨が折れる。
「あー疲れた。ここらで休憩しよー」
遊は辺りを見回して、モンスターが居ないか確認すると昼寝をしようとした。
「昼寝は論外だが、休憩には賛成だ。三十分後に出発するぞ」
レイは昼寝をしようとした遊の頭に鉄拳制裁を加えた。
「あう」
遊は頭を抱えて崩れ落ちていた。
「うわー痛そー。ユウ大丈夫?」
「だいじょばない……」
三十分後……
また三人は森の中を歩き出すと、その先で湖のような場所を見つけた。
森を抜けた先で湖を見つけた遊は唖然とした表情を浮かべる。
「なんだよこれ……?」
湖というよりは沼といった表現が正しいくらい毒々しい色に染まった湖の中央に魔人が一人立っていた。




