表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/24

日明リ国編:「命軍庁」



 “命軍庁”それは、国防省ではなく国家元首直属の軍事組織の一つである。


命軍庁の運用している兵器は、“生物兵器”である。



 事件が起きる前。



「元々は“玉命社”という医療関係の民間企業でしたが、無断で生物兵器を作っていることがばれて一時は組織に属している関係者全てが留置所送りになりました」


「しかし、当時の国家元首が超法規的措置を取って、生物兵器の研究、開発、生産、運用、保持する機関を国営化することを条件に関係者一同は無罪放免となり国の管理下に置かれた組織です」


 川光が命軍庁について説明する。


 我々は皇域を出て、“北都州”にある命軍庁の総本部である。水瀬命軍基地に車で向かっている。


「そのため、玉命社は生物兵器に携わる機関であった裏側と医療関係機関であった表側が完全に分かれ、裏だけ国営化したということです」


「その際、裏側は玉命社から離れた後“命軍庁”に名前を変えたわけです」


「研究、開発、生産、運用、保持全部しているのは総本部だけですが、日明リ国内にあるその他の命軍基地は運用と保持をしています」


 一通り説明を終える川光。


 この後、あの事件が起きた。




 北都州、水瀬郡、水瀬命軍基地


 背の低い草しか生えてない荒野のど真ん中に命軍庁の総本部が建っている。


そして、その本部がある荒野は高く頑丈な壁が二重に囲っている。その壁の上には電気が流れている有刺鉄線できた鉄条網が張られている。


 頑丈な壁についている出入りするための門の前にある道路をまたいで、駐車場に車を置く。その車から降りる2人。


「生物兵器だから命軍ってかぁ」


「海の軍隊は海軍、陸の軍隊は陸軍、空の軍隊なら空軍。じゃあ生物兵器の軍隊は生軍、ではなく命軍。なんでや!そのままじゃあねーのかよ!」


 一人ツッコミをする。川光。


「それよりも急にきて大丈夫だったんですか?」


 最高神は尋ねる。


「大丈夫です電話で連絡済みですし、セウス様の顔は通してあるので大丈夫です」


 そう答える川光。


「まぁ俺自身も顔馴染みだからね」


 小声で念を押すように突っ込む。


 二人で門の前に立つ。川光は門番の部屋の窓口にいる男に説明して、手続きを済ませる。


 すると、しばらくして頑丈そうな金属でできた両開きの扉が横にスライドして開き始める。


 そこから中に入る二人。そこから少し離れた場所にあるもう第二の門に歩み寄ると扉は勝手に開く。


 その扉の周りには人は全くいない。壁の上にある、見張り台以外に人はいないが代わりに第二の門の周りには監視カメラがついている。


 第二の門から見える景色は先ほどから大して変わっていない。


 荒野のど真ん中に頑丈そうな建物が一つと複数の駅のホームのような物とモノレール用線路がある。


「このモノレールに乗って本部まで一直線で進みます。荒野だからあの建物までだいぶ道のりが長いので」


 川光は説明する。確かにあの本部は歩きで行くには少し遠い場所にある。


 モノレールに2人は乗り込みしばらくすると勝手にドアが閉じて動き出す。


「運転手はいない完全無人モノレールですね」


 最高神は別に珍しいことではないことを言う。


 そして、歩きでは時間がかかるがモノレールではすぐに着く総本部へやって来た。


 モノレールは総本部の中に直接入り、本部内のホームで降りた。降りてしばらくするとモノレールは再び勝手に動き出し帰って行った。


「ようこそおいで下しました」


 最高神と川光は声のする方に振り替えると一人の男性が近づいてきた。


「私は案内役を務めさせていただく田村と申します」


 田村という名の男は深々と頭を下げた。


「ああ、今日はよろしく頼む」


 川光は答える。


「では、こちらへ」


 川光と一緒に田村の後へついていく。


 本部内のホームの一番奥にある二つの両開きの扉。左は女性用、右は男性用と扉にそれぞれ書かれている。


 最高神は今人間の男性の姿をしているので右に入る。


 その扉の向こう側にはもう一つの扉があり、その先に進むとそこは更衣室のようなロッカールームだった。扉の後ろにはシャッターのようなものが上にあった。


「ここで着替えるということですか?」


 最高神は尋ねる。


「いえ、ここでは裸になってもらいます。ここで今着ている衣服を全て脱ぎ、荷物、アクセサリー等も全て置いて行ってもらいます。中に持ち込めるのはロッカーの鍵だけです」


 田村はそう答えた。


「貴重品の管理は自分ではできそうにないですね」


 最高神は愚痴を言ってみた。


「ロッカーの中に金庫があるのでそこに入れてください。金庫は暗証番号なので気を付けてください。来客用のロッカーはこちらです」


 田村そういうと中央のロッカー群とは違う右側のロッカー群に案内した。中央と右側は少し離れている。


 川光と最高神は来客用のロッカーに衣服と貴重品を入れる。そして、全裸になり螺旋状のゴム紐がついている鍵を左手首に付ける。


 最高神は貴重品の類は持っていないので金庫は使わない。


「では、こちらに」


 田村ついてくるように促す。


 消毒室


「この、シャワーで体を洗って貰います」


 シャワーは一般家庭にあるごく普通のシャワーで、手で持って消毒液を自分にぶっかけるようだ。


 お湯のような消毒液を自分の体にかける最高神。向かい側では川光が自分の体を素早く消毒している。


 彼が、ここでは顔馴染みであるのがわかる。


「随分と手際がいいですね川光さん」


 声を掛ける最高神。


「そりゃここには何十回も来ていますから」


 川光はそう答えた。


 二人ともシャワーを終えて、田村に近づく。


「それでは反対側の出口へ行きましょうか」


 入ってきた方とは真逆の方へ歩き、その出口から出る。


 出た後そこには再びロッカー室があった。


「来客用のロッカーはそちらで、施設内用衣服に着替えてください」


 ロッカーの中には上と下がそろった白い衣服があった。そして、白衣も入っていた。


 それに着替えるとやっと中に入れるようだ。


「やっと入れるようですね」


 最高神は口に出す。


「相変わらずの厳格なやり方ですね。まぁめんどくさいけど安全のためには、やらざるを負えないんですがね」


 施設内にやっと入った二人は田村の後についていく。


 ロッカー室の出口を出るとそこには、大広間があった。


「ここや上の階は、食堂やトレーニングジム、仮眠室などがあります」


「生物兵器の実験や研究は全て地下にあります」


 田村は説明しながら地下に向かうエレベーターに向かい、それに乗る。最高神も川光もエレベーターに乗る。


 エレベーターは下へと動き出す。そして、着いた先はエレベーターホール。


「命軍庁では、様々な生物兵器を作っています。大きく分けると無形生物兵器と有形生物兵器の二種類」


 田村は説明を始める。


「無形は目に見えないサイズの生物兵器。有形は目に見えるサイズの生物兵器です」


「ここでは有形を作っています」


 エレベーターホールから一直線に歩き目の前の部屋に入る。三人はその先にある部屋の数々を無視して、広い部屋に入る。


「ここは生物兵器を実際に作る場所です。先ほどの部屋の数々は書類を作ったり、報告書を作ったりする場所です」


「そしてここが、研究実験開発を実際に行う場所です」


 広い部屋は実験器具や機材、薬剤のようなものがそろっている。


「マスクや防護服は着ないんですか?」


 最高神は気になることを聞いてみた。


「危ないものはもっと下の階層です。ここは“魄玉”そのものを使って兵器を作っています」


 田村はそう言うと説明を始めた。


「まず、どんな生物兵器を作り始めたのか説明します」


「日明リ国には原産の貴重なキノコが生えていました」


「そのキノコは冬虫夏草で“シハイタケ”と呼ばれていました」


「シハイタケは虫に寄生し宿主を完全に操るキノコで、虫に寄生するしか能がなかったキノコです」


「寄生した後の宿主は体力、生命力が異常に向上する。その宿主を使って、つがいを探し回るキノコでした」


「面白いことにキノコ本体は細胞壁を持つ植物細胞なのに、宿主の体内に張り巡らされた菌糸のような根っこは動物細胞なんです。その菌糸が宿主を強くしていたのです」


「しかし、もとより個体数が少なく中枢島かつ、内都州の皇郡でしか生息していなかった絶滅寸前のキノコでした」


「このキノコを使って生物兵器が作れないか模索した人が玉命社を作りました」


「その結果シハイタケはいくつも姿を変えました」


「シハイタケ改、シハイタケ改二、そしてすべてが安定した姿であるシハイタケ改三こと“一式魄玉”ができたということです」


「まぁ、“改”の時点で兵器としては完成していたかもしれません」


 田村は息をつく。


「一式魄玉とは?」


 最高神は問いかける。


「改、改二のキノコ本体はキノコの形をしていました。しかし、改三である一式魄玉は球体です」


「キノコの根元だけから伸びていた菌糸は球体全体から伸びるようになり宿主の体内に本体を完全に隠すことができました」


「これが、一式魄玉です。しかし、寿命が短くなってしまいました」


「なので、改良型として“二式魄玉”を作りました。命軍の魄玉はみんな二式魄玉かそれ以降の改良型魄玉を指します」


 田村は机の上に置いてあったケースの中から白い球を出す。直径4cmほどの白い球はとてもキノコには見えずむしろ卵のような雰囲気がある。


「このキノコ、魄玉はとても面白しろくそして、不思議です」


「高温にさらしても、液体窒素に浸しても、真空にさらしても魄玉本体の細胞は・・・」


「死なない!」


 田村は、下を向きながら力を溜めるようなしぐさをしながら一気に解放するように顔を勢いよく上げる。


「魄玉の改良型“二式魄玉”は命軍庁の有形生物兵器のほぼ全てに使われています」


 田村は付け足したように言った。すると今度は、川光が説明を始めた。


「魄玉は、体内入れると宿主の体を自分の菌糸で浸食を始め、その菌糸を通じて体力や再生能力などの生命力を宿主と自身の体全体に巡らせます」


「人間限らず体内に入れればそうなります。しかし、自我は完全に魄玉に奪われます」


「しかし、それだけでは兵器にならないし、エネルギーがすぐに無くなる。だから、魄玉を使って色々やったんです。あそこへ行こう」


 川光は田村の顔を見る。田村は頷く。




 やって来た場所はコンクリートで覆われた巨大な四角い空間。


「ここは、兵器としての検証部屋」


「これから生物兵器を出します」


 川光はいるが田村はいない。


 しばらくすると向かい側の頑丈そうな扉が開く。一人の大男。


「軍人のような格好していますね」


 最高神は呟く。そいつは身長2mあり、緑迷彩のヘルメットと服とチョッキを身につけている。顔は人間の顔を模した面鎧で覆われていて一切肌の露出がない。


「これは“兵鬼”量産型の人型生物兵器です。対爆防弾スーツと装甲チョッキ、ヘルメット、面鎧を身に着けています」


 続いて後ろの扉から合われたのは3mにもなる全身黒い岩肌のようなものに覆われた巨人。装備は身に着けてない。だが、体の割に腕が長く太い。肩幅もかなり広い。体格はゴリラに見えなくもない。爪は鋭くとがっている。


「あれは“鎧鬼” 魄玉を宿した生物は生命の危機に瀕すると生命力が暴走し、全身黒い岩肌のようなものに覆われます」


「この黒い岩肌のような物は、甲皮と呼ばれ厚さによっては戦車砲も防ぐことができる」


「しかし、この甲皮に覆われない場合もある。それは“魄玉生体燃料”が関係しています」


「魄玉生体燃料は魄玉そのものを燃料にしたものです」


「これがないと命軍庁の生み出した生物兵器は動けません」


 兵鬼の隣に鎧鬼は来る。そして川光は話し続ける。


「そのため、体の中にある内蔵は心臓以外全て魄玉生体燃料を入れるタンクになりました」


「呼吸いらず、ですか?」


 最高神は尋ねる。


「燃料と魄玉が全てなので酸素は不要なのです。ロボットと大して変わりません。ただ空気を溜め、消化吸収排泄などの仕事を行う器官が心臓になりました」


「あの鎧鬼は兵鬼に複数の魄玉を入れ二式兵鬼になった兵鬼の生命力が暴走した結果ああなりました。ちなみに、こいつらは複製人間です」


 そして最後に出てきたのはさらにでかい5mの巨人。兵鬼と同じで装備をつけている。しかし、その装備は金属のような装甲の鎧を隙間なく身に着けている。


「こいつは“轟鬼”兵鬼を改良してさらに複数の魄玉を入れた結果随分と大型化してしまったものです。それと、こいつの鎧は超合金や炭素繊維などを使った複合装甲です」


「こいつはとても素晴らしい兵器で暴走し甲皮に覆われると現代の戦車砲でも一発では倒せないぐらい頑丈になります。大型の対地爆弾も何とか耐えちゃうほど・・・」


ズシンッ

「やっと生産と安全が安定して・・・」


 ズシンッ


「兵器としての初めて実戦投入できるように・・・」


 ズシンッ!


「「!」」


 最高神も川光も驚く


「あれ?他にも開放したっけ?」


 川光は首をかしげる。


 扉から現れたのは轟鬼よりもさらに大きい7m弱の巨人。しかも、鎧鬼のようながっしりとした体格。指には鋭い爪が生えている。頭は牙が生えたコブダイのような顔をしている。しかも、あの黒い岩肌のような甲皮に全身覆われている。


“川光元首!セウス様をそこから退避させてください!轟魔が現在制御不能!”


 田村の放送が聞こえた。


「何!轟魔ぁ!」


「轟魔?」


「轟魔は轟鬼に魔素を与えた生物兵器です!まだ研究段階の最新生物兵器のはずだったのですが、まさかもう作っていたのか」


 川光は後ろの開いた扉から出たが最高神は動かない。


「ちょ、セウス様ぁ!」


「私はここにいますちょっと観察してみようと思います。あとこの三体の兵器を下がらせてください」


「・・・・分かりました。お前たちも下がれ」


 そういうと川光は三体の生物兵器を招き入れ扉を閉じた。


 広い部屋にいるのは最高神と最新魔導生物兵器“轟魔”


「さて、少しは楽しませてください」


 最高神は右手を前に出す。




◆◆◆


村上「よぉ、先日ワイバーンという空飛ぶトカゲを撃ち落とした巡防艦村上だ」


村上「今回は麻薬関係者の告発についてだ」


村上「警察機関や犯罪捜査機関が調査して逮捕の場合は問題ないのだが、告発が民間人からだとちょっと厄介だ」


村上「告発を受けると警察や捜査機関が動き告発された対象を調査する」


村上「真偽を明らかにした後、麻薬関係者だったらいつも通り」


村上「麻薬関係者じゃなかったら何もなし」


村上「告発した側もされた側もおとがめなし」


村上「ただし、もし、告発が虚偽だとわかった上での“嫌がらせ”だった場合は、告発した側は重い罰が下る」


村上「懲役10年以上と1000万全以上の罰金になる」全=日明リ国の通貨


村上「そのため、告発した側も同時に調査することになっている」


村上「ちなみに、無罪の告発された側は、告発した側を訴えることが可能」


村上「それと、川光元首が言っていた“とある村の麻薬関係者宅集団襲撃事件”は警察や捜査機関と長い間やり取りした後だそうだ」


村上「じゃなぜ先に逮捕しないのかというと村民が村に潜んだクソ野郎を直接ボコボコにしたかったから、だそうだ」


村上「それじゃまた会おう!」




用語集


 無形生物兵器:肉眼では見えないサイズの生物兵器。細菌、ウイルス、胞子など

 有形生物兵器:肉眼で確認できるサイズの生物兵器。動物、植物、菌類など

 魄玉(はくだま):シハイタケ改三、一式魄玉とも言う。今までの改良型シハイタケの能力を持つ。しかし、寿命が短い。

 二式魄玉:魄玉の改良型。命軍庁のほとんどの有形生物兵器に使われている。永遠に等しいほどの寿命を持つ。

 シハイタケ:白いキノコ。冬虫夏草。宿主を使って繁殖相手を探す。寄生されると宿主は生物的に強くなる。筋力、体力、再生能力などの生命力が向上。しかし、寿命は宿主もキノコ本体も減る。本体は宿主の外に伸びている。毒無し、食用可能。

 シハイタケ改:繁殖機能を無くして寿命をある程度取り戻したもの。キノコ本体がアンテナの役割を果たし、外部からの命令を受け付けることができるようになった。

 シハイタケ改二:外部からの命令をさらに鮮明に受け付けることができ、生命力がさらに向上。しかし、エネルギーが減りやすい。

 兵鬼(ひょうき):人間に魄玉を寄生させたもの。驚異的な再生能力、体力、筋力を持ち人間と比べて感情表現がなくなったが魄玉によって命令や目標以外の敵や敵の協力者を認識し仲間どうしで協力もできる。全身薄い肌色。暴走できない。体長2m

 二式兵鬼:兵鬼の改良型で魄玉を複数寄生させたもの。強固な皮膚を持ち凄まじい生命力を持つ。全身薄い肌色。生命力が暴走すると両腕が甲皮に覆われる。対爆防弾仕様のスーツ、装甲チョッキ、ヘルメット、ドクロのような面鎧を身に着けている。体長2.5m

 鎧鬼(かいき):二式兵鬼の生命力が暴走し黒い岩肌のような甲皮に全身覆われた姿。その結果体がさらに体が肥大化し腕はさらに大きくなった。体長2.5m

 魄玉生体燃料:魄玉を使った生物兵器は燃費が悪くすぐにエネルギーが枯渇してしまう。その燃費の悪さを補うために作られた生物の燃料。栄養素を全て持っている。魄玉の菌糸を通じて宿主と自身に送る。ゾル状※。

 複製人間:人間のクローン。生物兵器になるクローンはオリンピック選手以上の体力、瞬発力、持久力を持ちながら無呼吸でも5分以上行動できる。再生能力は普通の人間並み。

 轟鬼(ごうき):兵鬼の亜種。高い機動力、俊敏性を持つ。兵鬼よりも怪力で防御力も高く戦車砲に耐えることができる。全身に複合装甲板が張り付いている。生命力が暴走すると全身分厚い甲皮に覆われ戦車砲ではビクともしないし6mを超える。全身灰色。体長5m

 轟魔(ごうま):轟鬼として作られる複製人間に魔素を与えたもの。まだ研究段階のため今回は制御不能に陥ってしまった。

体長7m

しかし、兵器として完成すれば魔王のような存在をいくらでも作れる。


※ゾル:液体と固体の中間のようなものだが、形にはならない流動性のあるもの。⇔ゲル


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ