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PCに吸い込まれた話

作者: 江菓

にげないで!!!読んでください!!!!

お願いしますぅぅぅぁあ!

設定)そうきとちかが付き合っていて、まさきとりんかが付き合ってます。

カップラーメンを作り、よーしゲームするぞーと電源をまだ入れていないPCの前に座る。たまたま手元にあった携帯の画面が光った。

「ん?誰だ…?」

画面を見るとそうきからのLINEだった。

『やべぇぞ』

「え?」

『何がやばいの?』

返信を送ると、すぐに既読が付き、返信が来た。

『PCが起動しない』

「はっ!?」

『なんで』

『わからない。昨日のこと覚えてる?』

「昨日のこと…」

まさきは思考をめぐらせる。昨日はそうきとゲームを一緒にしていた。その時の中で1番心当たりがあるものはひとつしか無かった。

『画面いっぱいに急に「君は選ばれた!」ってでたやつ?』

『そう。それしかないと思う。』

「え〜じゃあ俺のもつかない?」

『そっちはPCつく?』

『やってみる。』

PCの電源ボタンを押す。いつもなら画面がつくはずなのに今回は何も変わらなかった。

「なんで!?壊れた?」

『つかない』

『やっぱりか…』

『ウイルスか?』

『だったらあの時使えなくなるだろ。しかも、メールとか開いたらなるはずだからそんなわけない…』

『だよな…じゃあなんで…』

そうきとLINEで会話をしていると、急にモニターに文字があらわれた。

「なんだ?」

真っ黒な画面に緑で「あなたは選ばれました!一緒にネットワーク界を救ってくれませんか?」と書いてあった。とりあえず、写真を撮り、そうきに送る。

『こんなの表示された』

『俺のところにもそれ表示されてる』

『やっぱりなんかのウイルス?』

『うーん…その線が濃くなってきたな…』

『Enterキーで進めそうだけど…?やる?』

『しないと進まなさそう。やるか。』

『了解』

カチッとEnterキーを押す。すると、画面が光だし、眩しくて顔を手でおおった。

次に目を覚ました時、見知らぬ場所にいた。隣にはそうきが眠っていた。

「ここ…どこ…そうき!起きろ!」

「うぅ…ん?なんでまさきが?へっ!?ここどこ!?」

「知らねぇーよ。てかくっつくな!」

まさきの腕にがっちりと抱きついた高二男子そうき。まさきはその腕についているのを払いのけ、あたりを見渡す。すると、急に目の前に青いウィンドウがでた。

「うわっ!?何これ?」

ウィンドウには「コーラ大好き」という自分のユーザー名とHPやMPなどゲームでよく見るものが乗っていた。

「なんか…ゲームのステータスみたいだな…」

「そうだな…これなんだ?」

キルト(そうきのユーザー名)が指をさした先には、「役職」があり、そこには「ゴミバスター」と書いていた。

「”ゴミバスター”?何それ?」

「わかんねぇ…そうきの方は?」

「どうやって出すの?」

「わかんない、急にでてきた…なんか情報ないかなって思いながら…」

「んーなんか情報こい!」

そうそうきが叫ぶとピンクのウィンドウがでた。

「おぉ!でたぞ!」

「良かったなwwwピンクwww」

「おい!wwwなんでだよ!wwwピンクww」

笑いながらピンクのウィンドウをよく見る。同じように書かれている。

「やっぱり”ゴミバスター”か…」

「ほんとなんなんだ?」

ウィンドウが下にいくことに気付き、下に行くと、一番下に「検索欄」というものを見つけた。

「ねぇねぇ、これ見て」

「検索欄?」

「なんでも調べられるっぽい」

「Go○gleとかYah○oみたいなもんかな?」

「たぶん。ゴ、ミ、バ、」

と打っていると予測変換にゴミバスターとでた。それを押し、虫眼鏡ボタンを押す。

検索に引っかかったのは1件だけだった。そのウェブサイトを開き、2人で見る。

『ゴミバスター:転売ヤーや無断転載自作発言やろう、勝手に加工師などのネットに蔓延るくそやろう(ゴミ)のアカウントに入り込み、中にある情報を削除または流出して潰す職業です。ちなみに選ばれた人は5人のゴミを始末しないと帰られません。サポーターがいると、とてもいいです』と書いていた。

「えぇ…なにこれ…5人もやんなきゃいけないのか…」

「そうらしいなぁ…サポーターってなんだ?」

した線の引いている「サポーター」という文字を押す。

『ゴミバスターのサポーター:基本的にゴミバスターの家はこのネットの中に無いのでサポーターのスマホが家になります。サポーターにはアプリを入れてもらって家を提供してもらいましょう。サポーターのスマホに入っている写真の食べ物は味はそのままで食べられます。食べても写真が消えることは無いので食べたいものは食べてください。部屋の模様替えなどはサポーターに頼んでください。サポーターとはチャット(お手紙機能)で文で会話することや通話(お話機能)で会話することもできます。こちらの声はサポーター側に文で表示されます。』

「よし、俺りんかにしよ」

「決断はや!?まぁ、俺もちかくらいしか頼れる人いない…」

「アプリはこちらから!!!ってとこ押してみようか。」

「うん」

アプリはこちらから!!!という所を押すとアプリのインストール画面になった。無料ということを確認し、共有からLINEで共有を選択。りんかを選び、トークに送った。それと一緒に一言送る。

『りんか-このアプリ入れてー』

すぐに既読がついた。

『ええよ〜どしたん?』

『俺の命に関わる…』

『わかったすぐ入れるから生きてて』

『ありがとう』

りんかがいい子でよかったと思いつつ、そうきの方を見る。

「ちかいれてくれた?」

「うーん入れてくれそうだけど…あの子スマホの容量大丈夫かな…」

「このアプリ容量そんな取らないらしいから大丈夫でしょ。」

「そうなの!なら安心!」

ホッと胸を撫で下ろすそうき。本当はめっちゃ大切に思ってたんだな〜と思った。

少しすると、目の前に青い扉とピンクの扉があられた。

「ほんと急だな…青い扉が俺だな。」

「またピンク…w」

「www」

「はぁ…wじゃあまた後で…w」

「うんww」

「笑いすぎだろ!w」

「ごめwww」

横目でピンクの扉に手をかける半笑いのそうきを確認し、青い扉に手をかけ、開ける。


扉の先は白い壁とフローリング、ベッドとちょっとした観葉植物があった。

「うわぁ〜質素〜」

上を見るとりんかが見えた。りんかに手を振ると何かを言っている。こっちの声はりんかに聞こえても、あっちの声はこっちに聞こえないのか。

「りんか〜!通話しよ?」

そう言うとりんかは手で顔を隠しながらイヤホンをつける。

「りんか?聞こえる?」

『聞こえるよ…あーめっちゃ可愛い…』

「アプリ入れてくれてありがと!」

『あーかわいい…そういやどしたん?』

「かくかくしかじかで…」

りんかに今までのことを説明する。なるほど〜と納得してくれた。

『じゃあ今うちのスマホの中にいるまさきは本物なんやな…えっ、ヤバっ、ちか〜!!!!』

「ちかがいるのか!」

『ちか!本物らしいよ!うん!そっちのそうきも本物だよ!』

「りんか〜」

『どうした?まさき。』

「俺のご飯りんかのスマホに入ってる食べ物の写真になるんやけど…」

『あー全然いいで!食べて食べて!LINEとかインスタ、Twitter、ギャラリー…いろいろなとこにあるで〜』

「ありがとう…」

『可愛いなぁ…ヨシヨシ出来んのかな?』

りんかが画面のまさきの頭を指でなぞる。すると、まさきの頭に撫でられるような暖かい柔らかな感触がでた。

「んwくすぐったい〜w」

『これなでれるぞ!!!おりゃおりゃ』

「あーwダメwんwくすぐったいw」

りんかに色んなところをつつかれたりくすぐられた。

『やべぇ…可愛い…』

「もう!ダメ!」

『はっ!ごめん!怒った?』

「もう!怒ってないけど…恥ずかしい…」

『・・・えーちょっと待って…可愛すぎる…』

「反省してないでしょ…」

『反省めっちゃしてる!!してるよ!?』

「ふーんまぁいいけどさ。」

『良かった良かった』

「これ、部屋変えれんの?」

『あー模様替え?出来るんちゃうかなーちょっとしてみる』

「うん!」

りんかが画面の端をタップしている。りんかの『よし』という声とともに部屋が変わった。

「うわぁ!?すっげぇ!カッコイイ!!」

白を基調とした壁紙、暗めの気を使ったフローリング、黒色のスマートデスクとイス、黒と白のベットと布団、黒の木の棚には自分の好きなものを置けるようになっている。時計はデジタルで壁に数字が浮き出ている。デスクの上にはモニターとマウス、キーボードがおいてある。下にはパソコン本体。デスクの隣にはウォーターサーバーがあり、その隣にはよくわからない機械があった。機械に近付き、よく見る。上に上がったレバーが右寄りにあり、空いている左のスペースにはディスプレイがあった。ディスプレイの下にはボタンが3つあり、左から「←、→、決定」とある。レバーなどの下には空洞がある。

「何これ?」

『あーそれはその矢印ボタンでうちのスマホに入ってる写真を選んで、決定ボタンで決定して、レバーを引けば具現化したのがそこの空洞から出てくる。名前はシャルトって言うらしい。』

「なるほど」

『なんか試しに作ってみたら?』

「うん!」

矢印ボタンで写真のジャンルを選ぶ。物、食べ物、絵、武器や装備、の4つの種類があった。

「武器や装備…やってみよ」

武器や装備のジャンルを選び、中を見ると、ナイフや包丁、ごつい格好のイラストなどが入っていた。

「うわぁ…すげぇ…」

『あー!?えっと…それは…』

「めっちゃある…」

『うぅ…まさきのエッチ!』

「なんで!?」

『もう!とりあえずゴミバスターなら掃除機とかの方がいいんじゃない?』

「何故そうなる…まぁぽいけど…w」

『wwwこの武器がいいとかある?取ってくるけど』

「んースナイパー!」

『スナイパーじゃなくて近距離のやつで』

「じゃあ、刀!」

『わかった。じゃあちょっと探してくる。』

「うん!」

少しすると、シャルトからピロン♪と2回音がなった。

『まさき〜見つけてきたよ!』

「どれどれ」

武器や装備を選び、中を見る。刀とハンドガンに「new!!」とついている。

『刀と中距離かもしれないけどハンドガンももってきた!』

「おー!サンキュー!」

早速刀を選び、決定ボタンを押す。コロンっと出てきたのはガチャガチャのカプセルだった。中にはストラップサイズの刀らしきものが入っている。

「え?」

『ガチャガチャ?』

「えー…」

『まぁ、あけてみよ!』

「うん…」

失敗したのでは?と考えながらカプセルをあける。すると、ストラップサイズだった刀が床に落ちると同時に大きくなり、刀本来の大きさになった。

「スゲー…これすげぇ!!!」

『なんかカッコイイな!』

「うん!じゃあ次!!」

「ハンドガン」を選び決定を押す。コロンっとカプセルがでた。もちろん中にはストラップサイズのハンドガンが入ってるのが見える。パカッと開けると元の大きなになり、手におさまる。

「よし!じゃんじゃんしていこう!」

『頑張れ〜!いるもの言ってね!とってくる!』

「うん!ありがと!」

その後、ハンドガンを入れるホルスター、携帯食、小さめの邪魔にならないバック、無線機など、必要なものを揃えた。

「こんなもんかな〜」

『せやな!』

「うぅ…お腹空いた〜」

『食べものつくってみたら?』

「うん!」

シャルトに向かい、ジャンルの食べ物を選ぶ。食べ物の写真が大量に出てきた。おかず系からお菓子系までなんでもありそうだった。

「めっちゃあるな〜!」

『めっちゃあるやろ〜』

ドヤ顔のりんかを可愛いと思いながら何を食べるか決める。

「きーめた!鳥の照り焼き丼とりんかが作った絹豆腐ドーナツ!」

『口に合うかな〜』

コロンコロンと巻物がふたつ出る。

「料理は巻物なんだ!」

『なるほどね〜』

「りんか!ちゃぶ台と座椅子出して!」

『はーい!』

りんかに出してもらった小さめのちゃぶ台に巻物を置き、座椅子に座った。巻物を机に広げると、巻物は消え代わりにご飯が出てくる。

「いただきまーす!」

『はい、どーぞ!』

もぐもぐと食べる。美味しい。照り焼きのタレと皮がカリッとなった鳥によくあう。お米もふっくらとしていて美味しい。鳥とご飯の間のキャベツもシャキシャキとしていて口の中がさっぱりする。

『美味しい?』

「うまい!」

『そっか!良かった良かった!』

ものの数分で食べ終わった。ウォーターサーバーの水を飲んで口をリセットする。次はドーナツだ。パクッとひとくち。そとはサクッと中はもちっとしている。砂糖ともともとの生地の甘みがとてもあっていていい。美味しい!

「美味しい!」

『良かった良かった!』

「そうだ!りんか!無断転載とかしてる奴ってどこにいると思う?」

『無断転載…やっぱTwitterでしょ!あそこはいい人も悪い人も集まる言わばネット界のラスベガス!』

「なるほど…じゃあ、今からそうきと行ってみようか…」

『行ってらっしゃい!頑張ってね!』

「うん!」

まさきは最後のドーナツを頬張り、荷物を持って家を出た。りんかは誰もいなくなった家の中をお掃除機能で綺麗にした。まさきが疲れて帰ってきても大丈夫なように。


まさきが家を出るとそうきはいなかった代わりにピンクの扉がある。まだ家にいるのか。そう思いながらピンクの扉に手をかける。

「そうき〜もう行くぞ…ってどした!?」

「あぁ…まさき…もう行くのか…グハッ…」

「えぇ…どしたの…?」

「ちかが…愛してくれすぎて…物を置きまくるから…さっきまで埋もれてた…」

「な、なるほど…」

『そうき?大丈夫?あっまさき!』

「大丈夫…だよ…」

「おう。ちか、そうきになにしたんだ?」

『えーと、必要そうなもの全部あげた。』

「なるほど。そうき借りてもいいか?」

『うん!今からゴミ片付けに行くんでしょ!りんかから聞いた!頑張ってね!』

「おう。そうき行くぞ。」

「あい…」

そうきを引きずり、そうきの家をでた。

「今から行くけど何持ってる?」

「えーっと、水とカロリーメイトとグレネードと…」

そうきが持っていた肩掛けバックの中を必死にまさぐる。

「と?」

「…だけです…」

「えぇ…武器グレだけ?」

「うん…」

「はぁ…はいこれ、今日は貸すから…明日は用意しとけよ…」

「まさき!!ありがと!!」

まさきは刀をそうきにしぶしぶ渡す。

「あとこれも」

そう言って無線機のひとつをそうきに投げる。

「あ、ありがとう!」

「無くすなよ」

「うん!」

まさきは周りを見る。出口も入口もなさそうだ。

「Twitterに行きたいんだが…」

《Twitterへはこちらから行けます。》

急に目の前に水色の扉が現れた。

「ありがとう」

《いえいえ、どうぞゴミを掃除してきてください。》

「そうき行くぞ?」

「はーい!」

水色の扉に手をかけた。

続き?そんなものありませんよ…作者が力尽きたんです…どうぞ、皆様の心の中で続けてください…なんなら書いて投稿してください…_:( _ ́ཫ`):_

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