暗い部屋で…
僕は、薄暗い部屋の中で気絶している2人の前に立っている…。
薄暗い部屋の中にはPCが動作する音が響き、
PCモニターの明かりは僕の顔を照らし、鏡の中の顔は凄く不気味に写っている…。
気絶していた1人が、驚いた感じで目を開けた。そして…もがいている。
そうだ…僕が気絶している2人の手足を縛って、口をガムテープで塞いだんだ。
目を醒ました1人は、状況を理解できないみたいだ。
キョロキョロしている。
僕と目が合った…しかし無視…。
僕はPCの前に座り、作業を始めた。
カタカタ……カタカタ……。
キーボードを打つ音が、PCの動作音と混じって響く……。
作業に没頭し、いつのまにか数時間経っていた…
もう、外は真っ暗で薄暗かった部屋はPCモニターの明かりだけになっていた。
作業が一段落し、僕はまた2人の前に立った。
1人は気絶したまま…
目を醒ました1人は、ずっと僕を睨みつけていた。
さすがに数時間経っているので、自分の状況は理解できてるみたいだ。
でも、どうしてこんな目にあうのかは解ってないだろう…。
ずっと僕を睨みつけている……。
僕はそんな睨みを横目に部屋を出た。そして別の部屋にある引き出しから、写真を一枚取り出し、2人が居る部屋に戻った。
部屋に戻ると、もがきながら必死に動き逃げようとする姿があった。
そして僕に気付くとやっぱり睨んでくる。
僕は取って来た写真を、そっと見せた……。
僕は自分の行為が犯罪だと解ってます……でも、あの日から僕は狂ってます…そう、あの日から……
僕は、目を醒ましてる1人にスタンガンを押し当て、引き金を弾いた…。