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あの時見た星より綺麗な星はない~堀田の祖父母の馴初話2~

「旨いか、努」

 祖母の昔話に夢中な孫娘達とは違い、末っ子の努は下を向いて、ふわふわで小さな甘い月に夢中。

「ん、おいしい。……ね、じーちゃん。けっきょく、月はきれいだったの?」

 そうだな、と祖父は空を仰ぐ。

「女は化粧をして綺麗な自分を作り上げる。だが、それを落として、虚勢も強がりも狡い甘えも何もかも脱ぎ捨てたあの人は、まるで無垢な子供みたいに目をキラキラさせていた。手が届かない天の星が、其処に映ってた」

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