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貴族の次男として入学したら、社交部に囲われました  作者: 仮眠


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閑話 副部長 葛藤

婚約者の不安を「問題として扱わせてしまった」

彼女を追い詰める“引き金”を引いたのはレオンハルトのようにも見えるが、彼に非があるとは思っていない。

私は、自分こそが加害側だと思っている。


殿下は間違っていないーー。これは、慰めでも忠誠でもない。

殿下が、あなたが間違っていると認めてしまえば、 私自身が立っていられなくなるーー。

醜い自己防衛だ。

もしレオンハルトが間違っているとしたならーー。


なぜ、自分は止めなかったのか。


なにが、彼女を相談室へ行かせるまで追い込んでしまったのか。


どうしたら、彼女を不安にさせずにすんだのか。


なぜ、“正しい制度”を信じたのか。


なぜ、なぜ、なぜーー。



私にとって社交部は、レオンハルトの善意の産物。

失敗から生まれた再挑戦であると同時に、「あの時、何もできなかった自分」が少しだけ報われる場所 でもある。

だから、レオンハルトの判断を否定しない。危うさに気づいても止められない。

それは忠誠ではなく、共犯意識。


正しさは、

人を守るとは限らない。


正しい場所で、

正しい対応をして、

それでもーー

誰かが壊れることがある。


私は、

それを見た。


だから今は、

何も言わない。


言わないことで、

ここに立っている。

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