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断罪オークションは私の勝ちです 〜婚約破棄された悪役令嬢、違約金と入札で王国ごと更生します〜

断罪式で王太子アルフォンスは、平民出身の“聖女”リリアを庇ってレオノーラへの婚約破棄を宣言する。嫉妬、いじめ、毒――いつものテンプレ。けれど証拠は逆だった。レオノーラは学園評議員として収集した会計台帳、寄付金の流用ログ、学院内魔道具の不正改造記録を提示し、まず“言質”を取る。
「陛下、王太子殿下の発言は確定意思表示でよろしいですね? では、婚約契約の第七条に基づき、違約金の支払い義務が王家に発生します」
一夜にして王家の懐に風穴があく。ここからが“ざまぁ”第二幕。レオノーラは違約金を原資に、王家側近派の利権を公開入札に移し替える“断罪オークション”を開催。名誉剥奪で終わらせず、資金・人材・インフラを新しい所有者にリルートする。彼女の狙いは復讐だけではない。王都の水利権、辺境の転送陣、没収予定の鉱山券――すべてが国の血流だ。腐敗を除き、流れを作り直す。
対して王太子陣営は甘くない。聖女の“奇跡”で人気を取り戻し、輿論でオークション妨害を図る。情報戦・法廷戦・世論戦の三正面。さらに“推し”の第一王子の幼馴染・騎士セドリックが、リリア擁立の影に軍事私設資金があると掴む。
最終盤、王国会議の公開セッション。レオノーラは最後の一枚――“国家信用を守るための、王家自己破産”の回避策を提示。王太子の皇位継承権は停止、聖女は“治癒の対価”を金銭受領していたため聖職剥奪。代わりに、レオノーラはオークションで集めた資本と若手貴族・職人ギルドを束ね、公共事業再建評議会を設立する。ざまぁは完遂、だが結末は焼け野原ではない。残るのは、働く現場と、推しの笑顔――そして彼女自身の自由だ。
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