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gift  作者: 荒馬宗海
31/107

SK 4

 就任当初から率先して「ボイコットニッポン」「ノーニッポン」を先導し、内政に於いてはやること為すこと悉くしくじり、失態に失態を重ねたことで急降下し、失墜した支持率を回復させるべく「ニッポンバッシング」を更に煽り、戦後最悪と称される両国の関係をもたらした張本人にして反ニチビジネスでお馴染みの正○連等とも密接な関わりをもつ人物、それこそが彼の国の現大統領である。ニッポン製品の不買運動を強烈に進行させた結果、相次ぐニッポン企業の彼の国からの撤退という事態を招いた訳だが、此の愚行はニッポン以外の国の企業の撤退も大幅に増加させることともなった。既にして火〇やOI〇Kに嫌気がさしていたという前提要件もあったのではあろうが。USとCの対立が日に日に激化してゆく中、未だに態度を鮮明にすることなく、どっち付かずで二股をかけている――「経済はC頼み、国防はUS頼み」という状況を「二股などではなく、巧みな外交戦術である」と彼の国の現大統領は主張している。彼の人の政治信条は露骨なまでの反ニチ・親C・親NKいや隷NKであり、北の隣国にへり下り過ぎている現状を批判する者に対する弾圧に躊躇はない。ニッポンとSKで取り交わされた合意に基づく「最終的かつ不可逆的な解決」は文字通り「最終的かつ不可逆的な解決」の意味であり遵守されなければならないのだが、彼の国の政府は従来の姿勢を踏襲し、所謂「ゴールポストを動かす」を「最終的かつ不可逆的な解決」という文言に対してもぶれることなく行い、国際法違反を継続している。現大統領は元々弁護士であった筈だが、「条約・議定書の類にたとえサインをしたとしても、必ずしも守らなければならないということを意味しない。こちらの都合次第でいつでも破ることが出来る」とすら述べている。また合意に基づき、ソ○ルのニッポン大使館前に設置された従軍慰安婦を象徴する少女像についても、「解決に努力する」という約束をしたにもかかわらず、守るどころか従う素振りすらない。元々、ウ○ーン条約を違反している訳ではあるが。元より国際法よりも国内法や国内法よりも国民感情がものをいう――彼の国の国民性が「理知的というよりは明らかに感情的」と謂われるのは、国際的な舞台での“座り込み”や直情的で悪質な反則やファール(F〇FAの発表したワーストマッチ――ワースト10のうち四つが此の国の代表チームとの対戦カードである)といった行為等と共に此の様な背景があるからでもあろう――法治国家ではあるのだが。彼の国の謂い分としては「『解決に努力する』とは言ったが、『解決する』とは言っていない」とのことである。

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