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gift  作者: 荒馬宗海
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C(国家) 1

 今後暫く少々難しく感じられる記述が続くと思いますが、某自称国際政治学者程「中味が無いのに無駄に解りにくいものにはならないと思います。流石にあそこ迄は……。

共産党の一党独裁の下、近年の目覚しい経済発展に伴う軍備の増強にものをいわせ、近隣への進出を図っているC【東〇ナ海に於いてはセ〇カク諸島の領有権を主張しニッポンの領海を侵犯。オ〇ナワの接続海域に於いては勝手にガス田を開発。南〇ナ海に於いては幾つもの岩礁を埋め立ててレーダーサイトと滑走路を備えた軍事拠点を建設し、自分達の都合で設定した九○線――所謂、「Cの赤い舌」――に根拠に同海域を実効支配。一帯○路の名の下に其れ等は推し進められている。「略奪的な融資」ともいうべきものを貧しい国家に積極的に行っているのだが、此の融資は主に発展途上国及び後進国の港湾の整備や拡張等に対して融通され、工事自体はCの企業により本国からC国人労働者を動員することによってなされ、現地で雇用を生むことはほぼ無い。融資は返却不可能であることを見越した上でなされ、融資先を目論み通りの状態へと追いやった暁には開発した土地や施設等を契約に基づき差し押さえ実効支配を認めさせる。必然として、融資を受けた国家は「債務の罠」とでも呼ぶべきものに突き落とされた状態となる。彼の国の「他国は口を挟むな」という態度の国内問題の数々も国際的な非難を浴びている。

 ああ。国際政治学者というのは物語に出てきた某元都知事の方ではないです。先達の方では無く後発の方です。誤解してしまっては余に先達に失礼です。到底並べられるレベルでもないですし。

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