第900話 事故哨戒
事故哨戒ってなんだ?(バン!バン!)
事故哨戒ってなんだ?(バン!バン!)
事故哨戒ってなんだ?(バン!バン!)
事故哨戒ってなんだ?正直私も分からない!
この小説は花浅葱の花浅葱による花浅葱のための小説、花浅葱を健全に花浅葱と言える社会をめざして放送しておりますぅ、なお小説内容は全てフィクションなのであしからずぅ。
「───なんだ...?」
俺達4人の前に現れたのは、6人の人物。
その内の半分は見たことがなかったけれど、残りの半分は、俺でも知っているような人物であった。
中心に立ち、俺達に向けて「容赦はしないぞ、『チーム一鶴』」などと、宣戦布告をしてきた人物───紫髪であり、腕が6本あるという身体的特徴を持つ月光徒の幹部───チューバであった。
そして、その左に立つのが鋼鉄でできているであろうペストマスクを付け、タコの足を持つ奇っ怪な姿をした人物───いや、人かどうかすらわからないので、生物とくくっておこう。
とにかく、この正体不明の生物を俺は知っており、コイツは『付加価値』の『零』であり『愚人礼賛』の異名を持つムレイであった。
どんな能力かは知らないけれど、『付加価値』にいる以上、強敵であることは間違いないだろう。
そんなムレイの後方にいるのが、ここが室内であるというのに日傘を差している紅蓮の髪を持つ吸血鬼───『付加価値』の『陸』 であり、『風月鬼』の異名を持つシュベックであった。
シュベックとは、25の世界での最初の戦争───『チーム一鶴』とムーンライト教が因縁を付けることとなった境内戦争にて、リミアとオルバの2人が戦っていた。
オルバから話を聴くに、シュベックは『愚問な拷問』という、相手を様々な方法で拷問───いや、行われる行為としては、様々な死刑をしてくるという方法だたった。
オルバとリミアは、その能力で窮地に立たされたが、吸血鬼であるというシュベックの特徴を利用し、日の下に出させて行動不能にさせて逆転したようだったが、オイゲンの乱入によってトドメを刺すことは出来なかったのだと言う。
「───何をしにきた...?」
「『チーム一鶴』。俺達のボスはお前らを許した───いや、お前らに飽きたようだがな。俺達は違う。俺達と同じ幹部であるヴィオラや、『付加価値』のライザやアンナを殺し、ムーンライト教を壊したお前らを、俺達は許さない」
チューバはそう言うと、俺達のことを睨む。鋭い目つきで睨まれた俺は、その場から動けなくなってしまう。
足が竦んでいるのか、疲労が溜まっているのか───いや、違う。これはチューバの能力だ。
チューバは『透明』という能力で自分の好きなように能力を変えることができる。それで、俺の動きを止めているのだろう。
「───って、おい。チューバ。まさか俺達の自己紹介をさせないで話を進める気か?」
「───マフィン、何か問題はあるのか?」
「させてくれないのか!?もういい、自己紹介なんかしない」
マフィン───と呼ばれている男性は、勝手に拗ねてしまった。月光徒には、やはり意味がわからない人物が多い。
「マフィン様が拗ねてしまったので、自己紹介を始めさせていただきます。ポゥ!」
そう口にして、マフィンと呼ばれる男性の後方にいた、こちらに背中を向けていた黒ハットにサングラス・黒スーツと全身黒ずくめの男性が、回転しながら前へ出てくる。
「私の名はバンシュ!マフィン様の忠実な部下であり、マフィン様の部下の中で一番強い男だ!」
「いいや、違うね。一番強いのは僕だね」
バンシュと名乗る男性を、押し飛ばすようにして全面に出るのは、顔の真ん中に縫い目が入り、右半身が紫色に変わっている人物。
「お前は...」
「僕の名前はアザム。僕こそがマフィン様の部下の中で最強さ」
アザムと名乗るその男性と、バンシュと名乗る男性。2人は、睨み合ってバチバチに火花を散らしていた。
「お前ら、ここで喧嘩はするな。見ていて恥ずかしいぞ」
マフィンはそう忠告すると、2人を後ろに下がらせる。
「───自己紹介が遅れた。俺の名はマフィン。3人いる月光徒の幹部の1人だ。ヴィオラはもう死んだから、今は2人だけどな」
そう口にして、マフィンは俺の方を見る。冷たい視線が、俺に突き刺さった。
それにしても、マフィンも月光徒の幹部だったとは。
チューバやヴィオラは15の世界から知っていたが、その時はマフィンはいなかった。
もしかしたら、別の任務に当てられていたのかもしれないし、意図的に動いていなかったのかもしれない。
「───と、そうだ。それとだが、1つ良いことを教えてやる」
「───なんだ?」
「隕石が落ちる」
「「「───は?」」」
その場にいる全員から、そんな声が漏れ出た。俺達4人だけでなく、月光徒の5人も驚いていた。
「ちょ、ちょっとマフィン様!唐突にそんなことを言わないでください!ポゥ!」
「いいや、違うね。唐突じゃない、避けさせないのは上等手段だね」
「そんなことよりも、私達はここから逃げることが先決でしょう」
「ああもう、全く。好き勝手しやがってよ!」
そう口にすると、月光徒の6人は姿を消す。
「逃げた?」
「いや、違う。隕石が落ちてくるのだろうから避難だろうよ」
バトラズが、深刻そうな顔でそんなことを口にする。
「じゃあ、どうするんだよ!」
「どうしようもない、逃げようにも隕石はもうそこまで来てる───」
その言葉と同時、頭上に降り注ぐ巨大な質量。
月光徒の襲撃から、周囲を警戒していたはずなのに、それを嘲笑うかのように隕石衝突という手で攻撃を仕掛けてきた月光徒の幹部、マフィン。
俺達は、咄嗟に隕石を止めることもできず、宿は隕石に飲み込まれていくのであった。
言い忘れてたが祝900話!




