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第54話 審判 その②

こちらも内容変更。最初の方だけ。

色々変わってます。対策済み?

 

「まずいな...2ポンドが...」

「あ、そのボケまだ引っ張ってたんだ...」

「ボケたつもりは無いのだが...」

「まぁ、いい...」


「そして、2つ目の願いは『散り散りになるまで炙ることだ』!」

「んぎゃあああああああああああああああああ!!!!!!!!!」

 バインドの炎の魔法がマウスに直撃し、マウスは叫び声をあげる。


「更に3つ目の願いは『後悔の謝罪』だ!」

「うわーー!」

 ハリーの炎が直撃し、フロックは泣き始める。マウスとフロックは黒焦げになって倒れてしまった。


「クソ...2人共!」

 カメオは3人の前に膝立ちになる。そして、自分の胸の前で手を合わせる。

「お願いします!降参するので...どうか!どうか!」


「4つ目の願いそれは...」

 バインドが声を上げる。それに続いてハリーも。

「『貴様らを燃やし尽くすこと』だ!」

 そして、最後にリーダーのクロスが声を出す。

「私達の勝ちだぁ!」

 そして、クロス・バインド・ハリーが声を合わせる。


「「「ビクトリー!」」」


「勝者が決まったぁぁ!勝ったのは...{魔術師の赤(マジシャンズレッド)}だぁぁ!」

 カメオは黒焦げになって、その場に倒れた。


 ***


「おい、ふざけるな!おい!」

 俺は3人に罵詈雑言を浴びせる。

「最後がカッコいいんだろ!おい!ふざけるな!」

「世に売りに出せません!我慢してください!」

「クッソ...なんで...なんでだよ...」

 俺はリカに論破されてしまった。


 ***


 カメオ・マウス・フロックが担架に運ばれてから、第三試合が始まる。

「お待たせいたしました!これから第二予選第三試合が始まります!{パッション}vs{チームトマト}です!彼らはどんな戦いを魅せてくれるのでしょうか!それでは、{パッション}の方々、登場ー!」


「うへぇ...すごい人だ...大丈夫かな...大丈夫かな...」

「安心しろよ...ドウプ...俺らなら...勝てる...俺らならな...」

「そうですね...デアル様!ありがとうございます!」

 リーダーのデアルと、その奴隷のドウプだ。デアルは賢者で、ドウプは剣士である。

「勝てる...勝てるぞ...」

「そうですね!勝てますよね!」


「{パッション}は、デアル・ドウプの男2人組です!なんと、2人は主従関係!従者のドウプは、主のデアルの役に立てるのか!ドウプに期待を募らせています!」

「うわぁぁ!緊張してきた!緊張してきたよぉ!」

「全て戯言だ...信じるんじゃない...」

「デアル様!」


「続いて登場するのは...{チームトマト}です!では、登場ー!」

「「「「うううううううううおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」

「さて...勝ちますか!」

「あぁ...そうだな...」

「相手は2人...こっちが有利だな!」

「そう...だな...」

 ポタト・ベリーは剣士で、ブロは格闘家だ。


「{チームトマト}は、ポタト・ベリー・ブロの男3人組です!彼らは小さい頃からの幼なじみ!ベジタブルたちはどこまで勝ち進むことはできるのか!それでは...スタートです!」

 すぐに、試合が始まった。

「ドウプ!リーダーのポタトを頼んだ!俺は他の2人を相手する!」

「わかりました!デアル様!」

「ほう!奴隷が相手か...」


 ”キィィン”


 ”キィィン”


 ドウプとポタトの剣が交じり合う。何度も何度も。

「重い剣捌きだな...いいぞ!いいぞ!」

「お褒め頂きありがとうございます!ですが、まだまだ強くならないと行けないのです!」

「そうか!だが...だが!そんな剣捌きじゃ俺は倒せないぞ!」


 ***


 デアルと、ベリー・ブロは接敵する。

「クソッ!なんでこいつは...俺らの動きを見極めたように動くんだ!」

 デアルはベリーとブロの攻撃を軽々と避けている。

「いやぁ!読みやすい!なんて読みやすい動きなんだ!」

 デアルはまだ何も攻撃を行っていない。ただ避けているだけだ。

「こいつは攻撃してこない!このまま攻め続けろ!」

「あぁ!」

 何度も何度もベリーとブロはデアルに攻撃を当てようと、攻める。だが、虚しくも攻撃は当たらない。

「右から刀...後ろから拳...左下から刀、それに続いて脚...ここだぁ!」


 ”ブスッ”


「なっ...」

 ブロの脚にデアルの剣が刺さる。そして、脚は切り落とされた。

「うわぁぁ!脚あぁ!」

 デアルはブロを一蹴にする。

「なっ...何を!ブロに何をした!」

「ただ脚を切り落としただけだ...」

「うおっ!」

 ベリーは切り落とされたブロの脚に躓いてしまう。


 ”ブスッ”


「あぁ!あぁ!」

 寝転んだブロの腹にベリーの刀は突き刺さっていた。そこからは、ドクドクと血が流れていた。

「やったのだ!お前がやったのだ!」

「なっ...よ...よくもぉ!」

 ベリーはブロの腹に刺さった刀を抜いて、デアルの方へ走っていく。

「愚者だな...なんて、愚かなんだ...」


 ”ドンッ”


「え...」

 ベリーが刀を持っていた右腕が、デアルの刀の柄で下から叩かれた。すると、ベリーの手からは刀がすっぽ抜ける。その刀は空中を飛んで───


 ”ブスッ”



「はぅあ!」


 ”バタっ”


 その刀は空中を飛んで、ポタトの首に刺さった。

「計算通り...」


「勝者はぁぁ...{パッション}だぁぁぁ!」

「「「ううううううおおおおおおおおおおおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」」」


 闘技場に倒れていたポタトとブロの死体は回収された。

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