第28話 考えは豊かに。
俺はショウガとリカがいる部屋に戻る。
「おーい!風呂上がったわよー!どちらか2人は入りなさーい!」
「「はーい!」」
2人は返事をする。
「じゃあ、我が入るな!」
「わかりました!」
ショウガは脱衣場に向かう。俺とリカは2人だ。
***
「見える...見えるぞ!」
ヘイブは一人自分の部屋にいる。ヘイブは『千里眼』を使えた。ナンパで失敗したショウガをずっと千里眼で追っていたのだ。そして、ショウガは入浴する。ヘイブはその光景を一人で楽しんでいたのだ。
「いやぁ...いいねぇ...いい体だ...ずっと見ていたいくらいの綺麗な肌だ...ふふ...」
***
「おーい!風呂上がったぞぉ!」
ショウガが風呂からあがる。次にリカが風呂に入る。俺は風呂に入らないから風呂の順番などはどうでもいい。風呂に入らないが別に体が汚い訳ではない。定期的に水浴びはしている。第一、ひよこが浴槽に入っても溺れて死んでしまう。ショウガはストレッチを始める。
「ん?ショウガ?何してるんだ?」
「ストレッチだ!さっきショウジさんにしろって言われて...」
「そうか...俺もしたいけど...この姿じゃなぁ...」
ひよこの体なのでストレッチができない。ていうか、仕方がわからない。
「1...2...3...4...」
こうして、俺たちは第3の世界に来て一日を終える。俺たちの修行は始まったばかりだ。
次の日。俺は朝早く起きる。今日は鳥小屋が用意されなかたので、タオルの上で寝た。別に硬いわけではないのでいいが、布団で寝たいものだ。俺は2人が起きるまで静かにしている。
「ふあぁぁ...おはよう...」
ショウガは目を覚ます。
「あ、おはよう!」
「リューガ...もう起きてたのか...」
「あぁ!ショウガは珍しく寝てたな!」
本来なら、2人共早起きしているはずだ。疲れていたのであろう。
「あぁ...今日は疲れてな...」
ショウガはゆっくり立ち上がる。
「おーい!リカ!起きろー!」
「は...はひ...おはようございます...」
リカは目を覚ます。
「そんじゃ、リビングに行くか!」
俺はショウガの手の上に乗る。柔らかかった。俺たちはリビングに行く。
「おはようございまーす...」
「おはよう!もうすぐ朝ごはんができるから待っててね!」
「あ、ありがとうございます!」
「ほらあなた!ガジーを起こしてきて!」
「あぁ!わかった!」
ショウジはガジーをお越しに寝室に行く。しばらくすると、ガジーを連れてきた。テーブルにはご飯が盛られた食器が並べられる。
「そんじゃ、食べるか!」
「「「いただきまーす!」」」
俺たちは朝ごはんを食べ始める。今朝は昨日と違って俺の分も用意されていた。美味しい。
「「「ごちそうさまでした!」」」
俺たちは朝ごはんを食べ終わった。各々別の朝の準備を行う。30分後、全員が朝の準備を終える。
「そんじゃ、3人共!行くぞー!」
「「「はい!」」」
俺たち4人は道場へと向かう。
***
「ショウガちゃんが家を出た...俺も...俺ももう一回道場に入門しようかな...いや、千里眼でずっと眺めておくか...」
ヘイブは部屋でずっと独り言を言っている。昨日も夜な夜なショウガを眺めていた。
***
俺たちは道場に着く。
「そんじゃ、お前らも頑張れよ!」
俺たちは各々の部屋に向かう。俺は案内人に『破壊』の部屋に連れて行って貰う。
「ありがとうございます!」
「いえ!『破壊』の能力の修行...大変ですか?」
「まぁ...別にまだ大変って訳ではないけど...」
「そうなんですか...今日も頑張ってくださいね!」
「は、はい!」
俺は『破壊』の部屋に到着する。
「失礼します」
中にはもうエイジンがいた。案内人は帰っていく。
「おはよう...リューガ君...」
「おはようございます!エイジン先生!」
「考えは...豊かに...見た目は...貧しく...」
エイジンは急にどこかで聞いたことがある言葉を放つ。
「えっと...その言葉は?」
「丁度110歳の...時だから...今から...21年...くらい...前かな?弟子が...よく言っていた...言葉だ...」
「弟子の話...ですか?」
「あぁ...その弟子は...名言とやらが...好きならしい...」
「そうですか...」
エイジンは手帳を見せてくれる。その中には色々な人の名言が書かれていた。
「その弟子も...どこか...他の世界から...来たらしい...その星の名は...”アース”...」
アースはEarthで、地球のことだ。21年前にも地球からこっちの世界に誰か来ていたのだ。
「考えは豊かに。見た目は貧しく」はアンディ・ウォーホルの言葉だ。考え方を豊かにしろという意味だ。
「それじゃあ...修行を...始める...今日も...岩を割って...みなさい...」
「はい!」
俺は庭に出て修行を始める。慈愛を持って『破壊』の意思を持つ。想像しろ。
”バキッ”
3cmほどの大きさの石が割れる。昨日と同じことができている。昨日のはマグレではなかった。
Think rich look poor.
アンディ・ウォーホル
本文では日本語訳です。




