第118話 自己紹介
主要キャラ16人が自己紹介してくれます。しっかり覚えましょう。
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「で、ここにいる15人は全員対抗集団ということで...よろしいか?」
俺たちは円になって住民が作ってくれた広いテントの中で話を進める。全員が円になって座っている。
「あぁ、そうだな!」
「後、リカがいるから、それを忘れないように!」
「「あぁ!」」
「それじゃ、誰から自己紹介...する?」
「僕から時計回りで...よろしいですか?」
「あぁ!カミールからにしよう!」
「わかりました!おほん。僕の名前はカミール。年齢は19歳で、種族は植人族・能力は『空間削除』です!」
「次はこのシンドークだな?名前はシンドーク!年齢は21歳だ!種族は弟のカミールと同じで植人族だ!能力は『呼吸』だ!」
「始めまして、私はブルムンドと申します。年齢は78歳で、種族は人間です。昔は王族騎士団の団長をやらせていただいておりましたが、今はフィオーレ宰相とロークに蹴落とされ、貧都で虫ケラ同然の生活を送っています。人間な故、能力は持っておりません。足手まといになるかもしれませんが、何卒お願いします」
「私の名前はマユミ!年齢は15歳!種族は人間で、魔法使いやってまーす!」
「俺はユウヤで、年齢は15歳!{チーム一鶴}の副リーダーで、種族は人間です。でも、3の世界の道場で『酸化』という能力を修行したので持ってます!」
「僕リンザルさ!よろしく頼むよ!レディー達!年齢は18歳さ!こんな見た目でも、僕の血統は龍人なんだ!もちろん、能力は持っているさ!僕の能力は『式神操作』さ!よろしく頼むよ!」
「我の名前はショウガだ!14歳だ!種族は人間で、能力は『柔軟』!手に入れた経緯はユウヤと同じだ!よろしくな!」
「俺の名前はリューガ!見た目はヒヨコだが、しっかり人間と同じ生活を送っている!種族は鶏?人間?どっちなんだろう...結構曖昧なところだ!自分では人間だと思ってるけどな!年齢は...20歳で...いいのか?まぁ、20歳だ!能力は『生物変化』と『破壊』と...『寿命吸収』と『憑依』だ!」
「なっ...『憑依』ですと?」
俺の自己紹介にブルムンドさんが反応する。
「何かありましたか?」
「そんなに危険な能力を持っているとは...いやはやまともに恐縮です」
「流石は『破壊の支配者』だな!」
「『憑依』は危険すぎて、『創意』でも作られないんです...一節によると、世界の禁忌の存在だとも...」
「そんなに危険なのか?」
「えぇ、今は自己紹介の時間なので、また今度、機会があれば」
「わ、わかりました...」
「それじゃ、次は俺だな!」
「いや、待て!リカのことも話しておきたい!」
俺はモルドフを遮ってしまう。
「俺ら以外の仲間で、もう一人、リカという少女がいる!年齢は16歳で、人間だ!能力は『硬化』を持っている!仲良くしてやってくれ!」
「リューガさん、いいですか?」
「あぁ!すまなかったな!」
「俺の名前はモルドフだ!年齢は21歳だ!一応、蜥蜴人間のクォーターだ!ほら、尻尾は生えているぞ!能力は『色彩』だ!」
モルドフは太い尻尾を突きだす。
「それでですね...クレハさん...この尻尾、斬ってくれませんか?」
「何を言っている?」
「斬ってくれませんか?」
「あ、あぁ...」
”ザッ”
クレハはモルドフ尻尾を斬る。
「あぁぁぁ!気持ちいい!」
モルドフは頬を赤らめつつ、尻尾を斬られたことに喜びを感じていた。快感を感じていた。
「モルドフ...お前は何がしたかったんだ?」
クレハがモルドフのことを白い目で見る。
「あぁぁ!その目がいい!ずっとこんな目で見ていてくれ!」
モルドフの尻尾は生え変わっていた。
***
「それじゃ、自己紹介の続きをするよ?」
「あぁ、頼んだ!」
「えっと、僕の名前はタンドンです!年齢は38歳...人間の年齢で言うとみなさんと同じくらいです!何せ、種族はエルフなもので...あ、能力は『ダイラタンシー』です!よろしくお願いします!」
タンドンは一礼する。確かに、ダイラタンシーとは優しく触れると液体だが、素早く触れると固体になる現象のことだったような気がする。かなり、ザックリな説明だが。
「私の名前はクレハだ!よろしく頼む!種族はタンドンと同じエルフだ!年齢は36歳...人間だと15歳くらいだ...能力は『元に戻る!』だ!よろしくな!」
「『元に戻る!』って能力名なのか?」
「あぁ、作動する時にそう叫ぶ必要があるから私はそう呼んでいるが?」
「へぇ、そうなのか...」
「ちなみに、今2回発動しているな!叫んだら無差別に使われてしまうから!」
「え、変化してないぞ?」
「まぁ、気づかないだろうな!私の能力は時間を巻き戻す物なのだから!」
元に戻る!・・・この世界の全ての時間を10秒巻き戻すことが可能。使用した場合記憶は引き継がれる。
「うえへぇ...マンダムだ...」
「なんだそれは?」
「あぁ、こっちの話だ!気にしないでくれ!」
「あぁ、わかった...」
「じゃあ、じゃあ、じゃあ、じゃあ、じゃあ、次は俺だな!俺だな!俺だな!俺だな!俺だな!俺だな!俺の名前はノノームだ!ノノームだ!ノノームだ!ノノームだ!ノノームだ!ノノームだ!種族は龍人で、龍人で、龍人で、龍人で、龍人で、龍人で、年齢は22歳だ!歳だ!歳だ!歳だ!歳だ!歳だ!歳だ!能力は、『振動』だ!『振動』だ!『振動』だ!『振動』だ!『振動』だ!『振動』だ!」
「つぅぎぃはぁ、わぁたぁしーでぇすねぇ?わぁたぁしーはぁ、ホリーネスでぇすぅ。年齢はぁ218歳でぇ、吸血鬼ぃとぉ、人間のぉ、ハァーフでぇすぅー。能力はぁ、血液爆弾でぇすー!よぉろしぃーくおぉねがーいしぃまぁすぅ!」
「俺の名前はカゲユキ。年齢は15歳だ。人間で、賢者をやっている。よろしく」
「俺は───」
「これで、自己紹介は終わりだな!」
「あぁ、そうだな!」
「さて、それじゃ、作戦会議とでも行くか!」
「そうですな...」
「待てぇ!俺の自己紹介もさせろぉ!」
トモキの叫び声がテントの中に響き渡った。
 




