第3話:錬金術師のポーション作成
宿に帰ってきたサラは買ったばっかりの錬金術のスキルの書を読みました。
中には作り方、材料、道具、注意する点がありました。せっかくなのでなにかを作ってみようと思いましたが、錬金する為の道具が足りなくてつくることができません。コルニアの街に230ゴールドで売っているらしいので買いに行きました。
【残り70ゴールド】
「残りのゴールドも少ないのでそろそろモンスターを狩ってその素材を売ったり、クエストを済ましたり。生産職の作ったものとか売らないと。」
「錬金術で今作れるのはHP回復ポーションとMP回復ポーションだけど、MPのほうは素材が足りないから無理だけどHPのほうは、薬草と私のMPでいいから作れるし、作れるだけ作って売らないと、食事代がない。」
HP回復ポーション作成:薬草2個とMP2 〈MPはなくても作ることはできますが、成功率がかなり落ちる。実はここがβテストの時は隠されていたが不評が多かったので書かれたことはサラは知らない。〉
「薬草は沢山とってたけど、MPがたりなさそうだなぁ。」
「MPは16あるから念のため少し残して7個作ろ。」
システムメッセージ:HP回復ポーションが5個できました。薬草14個とMP14使いました。錬金術師のレベルが上がりました。
「2つ失敗しちゃったけど、5個できれば多少のお金になるし。付与魔術師より錬金術師のほうが早くレベルが上がるのは予想外だったけど。」
サラはプレイヤーの露店に行きポーションを5個すべて売る予定です。
「私はユウ。ポーション5個を売ってくれるのね。」
「えっと、はい。私は、サラです。」
「錬金術師不足でポーションないし、錬金術の失敗率を考えたら……。」
「HP回復ポーション一つ当たり、60ゴールドでどう?」
「そんなに高くていいんですか? 薬草で作れますよ?」
「錬金術の成功率はそんなに高くないしね。また、ポーション類もってきてね。」
成功率ってそんなに低くない気がするけど……。
「わかりました。ありがとうございます。ユウさん。」
【残り370ゴールド】
今日はこのぐらいで落ちることにしました。
〜現実世界にて〜
「楽しかったー。また明日もログインしよう。」
「あ、昼ごはん食べてない......。」と、言いながら、夜ご飯を作っていました。桜には、親ももう居ないので全て自分でしないといけないのです。
桜は、錬金術師のレベルは上がったけど、付与魔術師のレベル......の前にスキルを手に入れないといけないから、スキルの書の獲得の仕方を考えて、いくつかの可能性を考えた。
ダンジョンクリアの報酬......は、クリアできないから、却下。あるモンスターのレアドロも倒せないし、NPCのイベント、クエストの報酬ならまだなんとかなるかも。スキルなしで倒せない敵が出てくるとは思わないし。あとは、はじまりの村にあったとか。
どんな獲得方法かわからないけど、とりあえず明日ははじまりの村に戻って探してみよう。無駄足になるかもしれないけど、素材集めのついでと考えたら無駄じゃないしね。そんなことを考えながら眠りについた。
現状:付与魔術師:レベル1 錬金術師:レベル2
HP:11 / MP:18 / 攻撃力:3 +1 / 防御力:4 +2 / 魔力:8 / 信仰:4 / 運:0
スキル:錬金術(1)
魔法:無し