第三話
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「流れ星にお願いしたら、いつの間にか異世界に落とされた。」という小説と「猫踏んじゃった…魔女になっちゃった。」という作品も連載中なのでよろしくお願いします!
やっぱり三作同時進行なので更新速度遅くなるかも知れません…
ですが、七話までこの作品を優先して更新しますのでよろしくお願いします!
広い。広すぎる…!メリアス三姉妹に地図もらっといてよかったわ!
ここが私の部屋ね。入ってみよ。
「うわぁ〜!すごーい!」
あ、思わず声出ちゃった…ベットは空色で屋根付き…クローゼットも可愛い…私好みだ…!
クローゼットに…すんごいかわいい服!最高…っ!
あ、キッチン付いてる。まぁ食べ物で出せるんだけどね…たまには作りたいし。
テレビもある…うわ、勉強机まである。あれ?なんかドアがあるな…あ、研究室っぽい!前世の研究室に似てるな。うれしい。それと、ここにあるのは…『押したら必ず、押した人がヒーローになれる事件が起こるボタン』『押した人のレベルにあった魔物が出てくるボタン(別次元転送後)』『押した人の願いが叶うボタン』『地球転送ボタン』か。あれ?地球転送ボタン…?!よし!押してみよう!
──────────ポチ。
『フルーティア様が眠った瞬間に転送します』
じゃ、寝るか。
ん…ここは、地球…?
『そうです。』
今のは誰の声?
『私、ヘルプの声です。この地球にいる間は私がヘルプさせていただきます。戻る時はお申し付けください』
はーい。私ってこの世界でもフルーティア・ハーピーなの?
『いいえ、違います。貴方は前世地球にいたので前世の記憶にある見た目・声・名前です。ちなみにここは、あなたが前世生きていた頃の時代です。』
そうなんだ。私は…私の、名前は…確か、天宮雅だっけ。
『そうです。』
やっぱりか…これ、私今何歳だ?
『十五歳です。そろそろ学校の時間ですよ。』
若!とりあえず…
「食べ物ジャムパン」
あ、出てきた。魔法は使えるのか…いただきます。
「おいし〜」
あ、でも今思えば…これ、食べ切るまで効果出ないんだね…よし、ご馳走様…
わ、いきなり教室!そーいえばこの中学私服なんだよね…私今、フルーティアで着てた服なのかな?
『そうです。』
そっかー。そーなんだ。私茶髪だったよね?前世。めっちゃ可愛いよね?
「雅おは〜。その服可愛いね!どこで買ったの?」
え、ど、どこってこたえれば…
『忘れた、がベストです。』
「えへへ、忘れちゃった〜…可愛いって言ってくれてありがと!」
「違うよ〜。雅じゃなくて服が可愛いの!」
「そーだね…ショック…」
「あはは、ジョーダンだよ!雅が可愛いから服も可愛く見えるんだよ!私が着ても可愛くないってば」
「「ふふふ!」」
楽しいな。やっぱり、前世のままが良かった…
ドーン!ドゴォォォン!
「え?!今の何?」
『雅様がこちらに来た時の時空の歪みから、フルーティアとしていた世界からの魔物が入ってきているようです。友達の方には言わない方がいいですよ』
そっかー。
「み…やび…こわいよぅ」
「大丈夫だよ!たぶん…ね?」
「…そうだよね!」
『!そういえばこのお方…美咲さんは、フルーティア様の世界に転生しているんでした…ミーチェ・ハピネスとして…』
え?!それほんと…確かに美咲、いつもこんなの怖がってなかった。もしかして美咲もここに帰ってきたのかな…?!
『そうです。』
そうなんだ、じゃあ魔物のこと心配して…?!
「美咲。だいじょぶ!魔物なら私が倒すから」
「?!雅もあの世界に…?!」
「うん。私、フルーティア・ハーピー」
「聖女…様!私ミーチェ・ハピネス!剣士だよ」
「そっか…行こう、魔物の所へ」
「雅が居れば…!うん、行こう」