表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/11

第一話

はぁ〜。あれから何日か…スキルの果物(フルーツ)使ってみたけど…果物を召喚出来るだけって…せめて食べ物(フード)とかで、食料出せるのにしてよ…果物(フルーツ)ではフルーツのヨーグルト出せたし、加工?っていうか調理済みのも出せるだろーし、そしたら食料問題解決何だよね…なんで10歳の私が、食料問題に困っているか、それは…この世界では十歳になったら一人暮らし、って決まっているからだ!でも、成人は15歳。だから15歳までの一人暮らし…自立の練習なんだって。親に頼れないしお金もそんな無いし、本っ当に果物(フルーツ)レベルアップしてフード(食べ物)ってスキルになんないかねぇ。食べ物何でも出せるヤツ…果物もね?飲み物ってスキルも欲しいわ〜…

『スキル果物(フルーツ)が進化しました。食べ物(フード)になりました。飲み物(ドリンク)を取得しました。付与魔法が食べ物(フード)飲み物(ドリンク)に統合しました。効果付きの食べ物、飲み物を召喚できるようになりました。浄化魔法がレベルアップしました。心を浄化できるようになりました。』

え?え?今?今なんかアナウンスみたいなの聞こえたよね?え、どうせなら何でも聞けるスキルあった方がいいな〜…うーんやっぱりいまさっきのは…?とりあえずスキルプレート…えっ?!

フルーティア・ハーピー

種族 人

年齢 10

能力 聖女

体力 123456789/123456789

魔力 ∞/∞

スキル 食べ物(フード) 飲み物(ドリンク) 浄化

使用可能魔法 水 風

上位使用可能魔法 氷


……え?!やばいめっちゃ強い…?もしかして、もしかしてもしかしてもしかして…

私って…めっちゃ強い(最強)?いやそんなわけないよね〜。ハハハ…

ドォォォォン!ドゴォン!ワオーン!

今のって…もしかして、魔物ってやつ…?

ピンポンパンポーン ピンポンパンポーン

「緊急事態発生 緊急事態発生 パワードウルフが居ます 戦える者は直ぐに戦ってください 回復ができる者は戦場へ来てください 繰り返します…」

大変…!私も戦わないと!そうだ、果物の剣を作ろう…召喚しよう!出来るかわかんないけど!

食べ物(フード)!りんごの剣[付与・攻撃力増加]、召喚!」

飲み物(ドリンク)!ぶどうジュース[付与・剣術スキル]」

早く飲んで…あれ?またあの声!

『剣術スキルを取得しました。スキル召喚を取得しました。』

おぉ、スキルを召喚することが出来るのか…それってどういう事だろ?まぁいいや…早く行かなきゃ!



「あなたは…聖女!回復が出来ないんじゃ…?」

「はい!そうですけど!怪我している人にこの果物を食べさせてください!回復魔法を付与してあります!これなら、完全にマックスまで回復できますよ!」

「はぁ…それがほんとか分からないけど、信じますよ。えっと、あなた…これを食べて」

「…!おいしい!それに、怪我が無くなっている!ありがとう!」

「…聖女さん、本当にありがとうございます、これからも…」

「では私は戦いに行きます…さようなら!」

「?!聖女さ……」

早く行かないと…あ、あれがパワードウルフ…よし、いくぞ…っ!

「っっ!とりゃあああああああああああっ!」

「?!ワオーーーン!ギャウウウ!」

これで倒せた…かな?!うん、倒せたみたい!

「聖女さん…いえ!聖女フルーティア様…ありがとうございます!」

「あのパワードウルフ…みんなでかかっても倒せなかったのに、さすが聖女様だぜ…」

「いえ、それほどでも…私はこれで。さようなら」

「あっ、聖女フルーティ………」

彼女がそう言いかけた頃には、フルーティアは姿を消していた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点] スキル欄があること [気になる点] 召喚しようの前に「いや」を入れても良いと思います。 [一言] 他作品から来ました。 こちらも面白かったので次回の更新を楽しみにしています。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ