第二話 二回目の始まり
「ようこそ。よく来てくれました。勇者さぶぁあ!!」
再び意識が戻ると墜とすべき対象がいたので蹴り飛ばす。
「ぐっぐふ・・勇者様・・・何か悪かったのでしょうか」
何を言っているのだ、この糞皇女アレクシリア・ボードンはさっきまで俺に『不死者殺しの光剣』を深々とさしてくれていたのにまったく反射で鳩尾に思いっきりけりを入れてしまった。
「「「皇女殿下」」」
おかしいなあの蹴りなら死ななくても体に穴の一つや二つ空いても良いだろうに、それになんだか体が重いし、さっきまでのようにすぐに反応してくれない。
「貴様!!よくも皇女様に!!!」
殺気をぶんぶん出しながら一人の騎士がやってくるので隙だらけなので剣を蹴り飛ばしそのがら空きになった首へ肘打ちをする。
「っがふ!!」
やっぱりおかしい今の感覚だと首は捻り切れてもよかっただろうにまさかこんな雑魚に宝具やら何やらを持たせているのか。
・・・・・・いやありえない。そんな記憶もない。そういえばここは召喚の間だ。
でもそんなことはとりあえずいい。俺の口が三日月のように裂ける。
「全員に復讐ができるんだからな!!」
そこからは早かった。とりあえず全員に殺さないように目潰しとその後足を砕いて、死なないようにした。
「ふぅ、一とうりは終わったな。さて、さてなぜこんなことになっているのかな?」
ずっと感じていた疑問だ。死んだはずなのにこんなところにいる。そして、刺さっていたはずの剣もない糞皇女も前より少し幼い。来ていた服もここの世界に来たときの服だし。
おっと皇女が魔法構築をしている。さっきよりも雑になっている気がするが邪魔をさせないために蹴る。
「ゴフッ!」
大げさな。さっきまではその程度ではびくともしなかったくせにとりあえず現状を把握するために
「ステータスオープン」
ステータスを開いたそこには驚愕に事実が載っていた。
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三輪紅渡 17歳 男
HP:500/500
MP:196/200
レベル:1
筋力:210
体力:395
耐久:678
敏捷:597
魔力:157
魔耐:408
固有技能:「心眼 ▽」「他言語理解」
スキル:『拳打 Lv1』『蹴打 lv2』
状態:良好
メール『一件』
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「なんだよ。これは」
おかしい。さっきまで持っていた。スキルがない。レベルも400近くあったのになくなっている。ステータスも低すぎる。
『心眼:刃の心眼』
発動しない。おかしいだったら。
「『天歩』」
発動はしたが、遅いし、MP効率が悪すぎる。
ここでひとつきがつく
「メール・・・だと」
開いてみる。
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これを読むと言うことは、あなたは一度死んだのでしょう。
先ほどまでの世界は【お試しモード】と言う物で異世界から来た人は簡単に死ぬのでこれをつけました。
後はがんばってください
BY地球の女神
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さっくりとした内容だったがおおよそ分かった。しかし、こんなにもやさしくしてくれるなんて、ありがたい神だ。こいつは復習の対象からはずしてやろう。だがこの世界の神は許さない。とりあえず使える心眼を確認する。
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『心眼』
始まりの心眼
炎氷眼
翡回眼
復讐之邪眼
参龍之眼
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「っち。たったの五個か」
皇女を再び蹴る。
「そうだ。いい事思いついた♪。」




