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チートスキルを生むチート!!  作者: 入江九夜鳥
北のバグ
4/31

1-2 異世界人の盗賊団

 1-2


 †



 森の奥へと歩を進める。

 藪を掻き分け、枝を払い、獣道を進む。


 コモンスキル【適応力Lv5】のお陰で不快感とかはないんだが、まぁ道なき道を進むっていうのは面倒くさいな。そのうち森の中を歩くためのスキルとかを作るべきだな。


 そんなことを考えながら三十分ばかり歩く。

 途中緑狼とか巨大な牙を生やした猪とか一抱え程あるトカゲとかと遭遇したが、難なく倒すことができた。


操剣術(マリオネットソード)】と【感探】様々だな。

操剣術(マリオネットソード)】は最適な剣の振るい方が判るし、【感探】は周囲の生き物全てを感知し探知するから奇襲を受けることも無い。

【無限収納】にどんどん魔獣の死体を放り込みながら森を進むと――


 【感探】にひっかかるものアリ。


 注意深く周囲を見回し、調べてみると、


「偽装されてんな」


 切り払った木の枝葉で、獣道を覆い隠している。

 更にその辺りを調べると人の足跡らしきものがあった。俺が目指している、人気の方向に続いている。


 こんな森の奥で、そこに至るための道を隠してるってのはこう、なんかアレな匂いがプンプンするな。


 俺は【隠形】スキルを起動すると、慎重に歩を進めていく。

 道すがら、いくつか罠を感知した。紐が結んであって鳴子に繋がっていたり、落とし穴だったり。


 んー、これは『アタリ』かな?


 そんな予感を感じながら、俺は開けた場所に辿り着いた。


 木陰に身を隠しつつ伺うと、崖に洞穴が空いている。洞窟の前には焚火の跡。そして欠伸をしている薄汚れ、下卑た印象の男が二名。それぞれ槍と剣を持ち、傷だらけの胴鎧を身に纏っている。


【感探】様によると、洞窟の中にはまだ六人ほど人の気配が存在する。


 うん。これ九割九分間違いないね。

 盗賊どものアジトだわ、ここ。


 さて、どうしようかな。


【隠形】を起動している間は、よっぽどなことをしなければ見つかることはまず無いだろう。だからこのまま引き返すのもアリと言えばアリだ。

 それに僅かな可能性で、こいつらが盗賊でも何でもない、実は善良な一般市民であるってことも……まぁ、ある。かもしれない。こともなくもない。ような気がする。


 だけどこいつらが盗賊で、既に犯罪行為に手を染めているというなら、ちょっと考えていることがあるのだ。


 ぶっちゃけていうなら、お金である。

 俺は現在、この世界の金を持っていない。完全無欠の素寒貧である。

 神様に小遣いもらうの忘れてた。


 これから街に向かうにしろバグ退治を行うにしろ、先立つものが無ければご飯すら食べることができないし宿に泊まることもできない。


 まぁ、食べ物だったらさっきの猪とか食えそうではあるんだが、金はあるに越したことはないのである。

 世の中金が全てだとは思わない。が、金があれば解決できる問題だって多いのだ。


 とはいえもし、万が一、いやさ億分の一の確率でこいつらが盗賊ではなかった場合犯罪行為に手を染めるのは俺の方であり、つまり、要するに、えーっと。


 あーもういいやメンドクセェ。

 こいつらフン縛ってから考えよう。


 俺は胸の前で手を合わせて、小さく呟いた。


「【創造・力(スキルメイカー)】起動」


 銀色の光が、両手の間から溢れ出した。




 †



「……!」


 洞窟の前に立っていた二人の男たちは、同時にそれに気づいた。木陰で何かが三度輝き、そして消えた。


 互いに見合わせて、合図を送る。

 剣を持った方が背後に通してあった紐を引っ張ると、洞窟の中の方で鳴子が鳴った。慌ただしい気配が洞窟の中で生まれ、伝わってくる。


 彼らはここ二か月ほど、この洞窟を根城に周囲の農村を襲って回る盗賊団だった。

 戦乱の世の中、彼らのような存在は少なくない。特にこの地域は、ツグモ海峡を越えたリーモウ氏族国の領域で、それを狙う周辺国との小競り合いが絶えず治安がよろしくない。そのため彼らのような存在が稼ぐにうってつけだったと言える。


 とは言え、だ。派手に暴れ過ぎたのであれば、そろそろ討伐隊に嗅ぎつけられてもおかしくない頃である。そのため彼ら盗賊団の頭に警備を怠るなと言われていたのである。


 今、森の直ぐそこで光った何かが討伐隊なのか、或いは魔物なのかは分からない。だがこの稼業である。慎重にならざるを得ない状況だった。


 槍を持った男が、茂みに入り、謎の光が起きた場所へと回り込む。一気に近づいたりはしない。距離をとって、覗き込んだそこには――


「……なにもない?」


「はいハズレ」


 背後から聞こえた声に振り返ろうとした瞬間、ばつん、という衝撃を首筋に受けて、槍を持った男は意識を失った。

 突然茂みの中に倒れた槍の男を見て、剣を持った男が慌てた。


「おい、どうした!?」


 ここで剣の男は、選択肢を誤った。

 異常事態であるのは間違いないのだから、採るべきは洞窟の中から味方が来るのを待つことである。だが槍の男が倒れたのを見て、驚いた彼は槍の男の方へと寄って行ったのである。


「一体どうし……うぐっ!」


 槍の男同様、首筋に衝撃を受けて気を失ってしまったのであった。





「全くバカだねぇ。味方来るまで待てばいいのに」


 呟きながらも俺は倒れた二人の男をフン縛っていく。

 縄も紐も持っていないが、そこはコイツラの腰紐を使用させていただくことにする。

 縛るにはいささか強度が足りない気もするが、なに、どうせ間に合わせだ。気にすることはない。


 【創造・力(スキルメイカー)】を使用するとどうしても手元が光ってしまう。流石に【隠形】では隠しきれないため、逆用することにしてみたわけだが思った以上に上手く行った。


 【創造・力(スキルメイカー)】で生み出したスキルは三つ。


 【雷掌(スタンブロウ)Lv5】、【鑑徹Lv1】、【縄術(ロープワーク)Lv1】。


 Lvが高いと生み出すのに少し時間がかかってしまうのだが、【雷掌(スタンブロウ)】はその名の通り、対象を気絶させる効果を付与した。


 状態異常を強制するスキルは対抗スキルや【肉体強化】のLvが高い場合通じないことがある。そのため【雷掌(スタンブロウ)】だけは最大Lvにしたのだが必要なかったかな。


 まぁいいや。いずれ必要になっていた気もするし。


 【縄術(ロープワーク)】の効果であっという間に二人の男を後ろ手に縛り上げると、俺はそれを放置し、再び少し離れた木陰へと移動して【隠形】を起動した。


 丁度そのタイミングで、洞窟の中からまた別の男たちが現れる。

 数は四人。洞窟の中には、もう二人いる気配がするのだが……。


「おい、見張りはどうした!? 探せ!」


 俺は大声で叫ぶ、一番ガタイの良い男に向かって【鑑徹】を使用する。


【鑑徹】は鑑定系スキルだ。物の真贋、嘘と真、対象の名前やスキルなんかを看通すことのできるスキルである。時間が無くてLv1で作成したので、対抗スキルか強い魔力対抗力を持っていれば弾かれることもあるのだが――


 通った。


 俺の視界に、大男の情報が浮かび上がってくる。



 名前:コーザー・ザツウオー

 所属:真魔覇王盗賊団 頭領

 賞罰:殺人 強盗 火付け 強姦 誘拐 脅迫


 所持スキル:【大剣術Lv2】【肉体強化Lv2】【腕力強化Lv1】【恫喝Lv3】


 備考:元フレンダール王国騎士 賞金首(生死問わず(デッドオアアライブ))



 はいアウト。

 予想通りというかなんというか、盗賊団のお頭でした。

 しかもおい、真魔覇王盗賊団って……!


 世紀末でヒャッハーしてそうな顔のくせに覇王とかもうね。

 せめて黒い巨馬くらい乗ってから言えっていうね。

 草が禁じえませんわー。


 とかまぁ、笑ってる場合でもないんだな。

 スキルだけみれば、そこそこ強いし。


 だが、俺にとって最も重要なのはそこではなかった。

 全員に【鑑徹】を使用しそれ(・・)を確認した俺は、早速行動を開始する。


 茂みの端へと移動する。多少木が揺れたりしたが、【隠形】のお陰でバレていない。【隠形】マジ便利。

 そこで、茂みで倒れている男たちが発見された。


「お頭! こっちに見張りの奴らが!!」


「なに!?」


 それで四人全員が縛られた男たちの方に移動し始めた。

 そしてその一番遠くにいて、今俺が隠れているすぐ傍を通ろうとした男に手を伸ばし、【雷掌(スタンブロウ)】。相手は死ぬ。いや間違えた、死んでないし気絶させただけだ。


 どさりと倒れる音に、縛られていた男に近づいていた他の三人が一斉に振り返った。が、もう遅い。


 気絶した男の持っていた剣を奪った俺は、それを力一杯投げつけた。


 本来ド素人の俺が投げた剣なんて思った通りに刺さったりするはずが無い。

 だが俺には剣を思い通りに操るスキル【操剣術(マリオネットソード)】がある。宙を切り裂いて飛んだ剣は、振り返った男の一人の男の横をかすめ、その奥にいた別の男の顔面に深々と突き刺さった。


 真っ赤な血飛沫が舞う。

 俺はそれを無感動に見て、剣が横を掠めて更に振り返りなおした男へと接近。


 今度は自分の持つ剣を振るって、隙だらけの男の頸を切り裂いた。

 残り二人。


「バカ、ぼうっとするな! 敵だ!!」


 流石にこれだけハデに動けば【隠形】の効果は切れてしまっているが、十分だ。

 コーザーが叫んで注意を促すが、もう一人の男は突然味方が二人死んでしまって浮足立っている。


 俺は全力で踏み込むと、浮足立った男に斬りかかった。


「ひっ、ひいっ!?」


 男は手にした槍で俺の攻撃を防御する。一合二合と打ち合うが、奇襲で動揺している男は簡単に隙を晒した。脇を切り裂き、返す軌道で喉に一撃。派手な血飛沫が舞って、男が倒れた。


「貴様ぁ!!」


 そこでコーザーが俺に接近してきた。その所持スキルに相応しい大剣を振るうのを俺は余裕をもってかわし、洞窟の前へと移動した。

 他の雑魚なら未だしも、コーザーとはもうちょっと足場のしっかりした場所で戦いたいしね。


 洞窟の前で、俺とコーザーは対峙した。


「てめぇ……フレンダールの追手か!? いや賞金稼ぎか冒険者……? それにしちゃ軽装にすぎるな」


 大剣を突き付けてコーザーが睨み付ける。その顔に疑問が広がっているのは、仕方ないかな。実際こんな魔物も出てくる森の中に来るにしては武器以外にマント羽織ってるだけっていうね。そりゃ疑問に思うだろうさ。


「残念ながらどれもハズレ。俺はただの通りすがりさ」


「は!? ふざけんじゃねぇ!! 通りがかったついでに俺たちを潰すってのか!? 冗談じゃねぇぞ!!」


 ごもっとも。

 でもそれが事実なんだから仕方ない。


「俺の事情をちょっと話すとさ、俺今から結構大事な仕事に取り組まなきゃならんのよ。で、その為に色々障害があると思うんだけど、どーしても早急に確認しておかなきゃならないことがあんだよな」


「お前……なにを言って……」


 そう。

 神テン・テルから、俺はバグ退治の使命を与えられた訳だが、この世界は異世界。

 俺が今まで過ごしていた現代地球の現代日本ではないのだ。

 平和なんて程遠い、戦国時代よろしく各地で領地を巡り戦争の起こっている世界なのだそうだ。


 平和な現代日本出身の俺がこの異世界プラクトアースに降り立つにあたって、最初に確認するべきこと。

 それは強力なスキルを身に付けることでも、それを使いこなす事でもない。





 人を殺すことができるのかどうか、だった。





 だがその懸念は不要なものだった。結果は上々、俺は必要があれば、躊躇うことなく人を殺せる。

 もっとも、そうでなきゃテン・テルに選ばれることなんてないんだろうけど。


 前々から思ってはいたのだ。

 俺はもしかしたら、人を殺しても余り動揺したりしないんではないだろうかと。


 今回それが正しかったと証明されたわけだが、本当に殺人を犯しておいて然程ショックを受けていない自分に対して覚えるショックの方が大きいっていうね。


 別に俺が快楽殺人鬼て訳では無いので念のため。


 やっぱ孤児ってのが大きいのかなー、なんて思ってしまうのだが、孤児だったら殺人に忌避感ないとか他の孤児に対して失礼だな。

 やっぱ俺の天性かな。

 さておき、自己心理分析はまた別の機会にすることにしておこう。


「でも流石に無辜の一般市民を殺すって訳にも行かないからさ。まぁアンタら盗賊団は丁度いい相手だったってわけだ」


「何を言ってるのかわからねぇが、てめえ、フザケた理由で俺たちに襲い掛かって来たってことはわかった……!」


 怒り心頭といった感じのコーザーが、顔を真っ赤にして大剣を振り上げた。


「てめぇは殺す! 叩き殺す!!」


 鋭い踏み込み。

 そして大上段からの重い一撃。


 俺はそれを剣で防御する。金属同士がぶつかり合い、甲高い音が響き火花が散った。


 単純に俺とあいつが打ち合えば、同じ【肉体強化Lv2】があっても【腕力強化Lv1】の分だけ打ち負ける計算である。そもそもの体格差や筋肉量の違いもあってガツンガツンと重たい衝撃が両手に伝わってくる。


「ふっ、ぎっ」


「うぉら! 死ね、てめぇは死ね! 俺の野望の為にここで死ね!」


「野望……だと?」


「そうだ! 俺はこの戦国の世を戦い抜き、いずれこの地に自分の国を――ッ!!」


 コーザーの放つ渾身の一撃。

 見え見えのそれだったが、痺れ切った俺の手で耐えるのは限界だった。

 俺が手にした剣は弾かれて高く舞い上がり、


「死ねぇ!!」


 コーザーの大剣が、俺の胴を薙ぎ払った。





 そして陽光をキラキラと反射して砕け散るコーザーの大剣。





「え」


 誇っていいぜ、コーザー。今の一撃、自分の剣が砕け散る程の威力があるって証明されたんだからな。けど俺の【超鋼体】のほうが硬かった、ってだけのことだからさ。


 コーザーの必殺の一撃も【超鋼体】を切り裂くには至らなかった。けどこの防御力任せの戦い方もちょっと改めないといけないな、うん。

 反省しつつ俺は【操剣術(マリオネットソード)】を発動。


 空気を切り裂いて飛来した剣――さっき俺が奪い、投げつけて盗賊団の男の顔面に突き刺さった剣だ――がコーザーの背中を切り裂く。


 コーザーが悲鳴と共に振り返る。そこにはコーザーの血に塗れた剣が宙に浮かんでいるだけだ。


 誰かが投げたということではない。





 【操剣術(マリオネットソード)】は、剣を思い通りに操る(・・・・・・・・・)チートスキル。





 一度は自分の物として所持する必要があるが、俺が剣を手に持っているかどうかは関係なく自在に操る能力。故にマリオネットソード。


 ただの剣術スキルではないのだ。


 必殺と思った一撃でなぜか大剣が砕け、突然背中を斬りつけられ、そこには空中に浮かんでいる剣がある。何が起きたか理解できず混乱するコーザーに向かって、俺は右の手刀を振るう。


 手刀はただ、空を斬っただけだ。

 衝撃波とかが出た訳でもない。


 ところでさ、俺の剣って中々落ちてこないと思わねえ?


操剣術(マリオネットソード)】によって空高く弾き飛ばされたままそこで待機していた俺の剣が急降下し、コーザーの鎖骨から深々と突き刺さってその心臓を切り裂いたのだった。





 -----------------



 使用したスキル


【隠形Lv5】

 コモンスキル。

 文字通り、周囲に溶け込み発見されにくくなるスキル。

 発動中は派手に動き回らない限り同Lv以上の【感知】【探知】系スキルでなければ発見が困難になる。

 友人が少ないと習得が容易になるという余計な噂がある。



雷掌(スタンブロウ)Lv5】

 コモンスキル

 雷と物理の二属性攻撃。適切に出力を調整することで対象を気絶させることができる。

 手刀で対象の首筋に使用することで気絶効果に補正がつく。

 また心肺蘇生術に応用も可能。




【鑑徹Lv1】

 レアスキル

 鑑定と看破の複合効果を持つ上位スキル。

 対象についての情報を深く見徹すことができる。

 同レベル以上の隠蔽・偽装系スキルで防御されてしまうが、

「隠蔽・偽装している」ということは見徹すことができる。

 年頃の息子を持つオカンは、エロ本の隠匿に対してのみ発動するこのスキルを持っている場合がある。



縄術(ロープワーク)Lv1】

 コモンスキル。

 文字通り縄を扱い様々な結び方ができるようになる。

 一部の特殊性癖の持ち主が所持している場合が多い。

 副次効果として縄跳びと綱渡りが上手になる。




操剣術(マリオネットソード)Lv5】

 ユニークスキル

【剣術】系スキルにおける最高峰の一つ。剣を思い通りに操ることができる。

 操作する剣を一瞬でも所有する必要があるが、その後は手に持っているかどうかに関わらず自在に操作することができる。

 一度に操作できる剣の数は使用者の熟練度次第。

 切れ味が強化されるなどの付加効果は無い。


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