13.TelephonEー少女の声ー
またまた話がそれまして…どうなっていくのやら^^;
◆◆◆22
ルルルル…
ルルルル…
無機質な音が部屋に響く。機械的に刻まれた単調なリズム。それが真っ暗な部屋に幾度となく響いている。
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
もう何度電話がかかって来ただろう。相手の判らない声のしない電話。初めはただの間違い電話だと思っていた。受話器に出ても声がしないし、そう頻繁にかかってくる訳でもないし。
--きっとよく似た番号の人にかけようとしてるんだ--
そんな風に思っていた。
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
それなのに………
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
電話は鳴り止まない。
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
それどころか頻度を増してかかって来るようになった。
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
微かに光を発して、静寂を切り裂き続ける。私の体は音共にガクガクと震える。
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
ルルルル…
「…っ…っ…っ……」
そして、震える体に同調するかのように留守番電話になった。
『---はい。只今留守にしております。
電話の方はピィーという音の後にお名前とご用件をお話しください。FAXの方はそのまま送信してください。』
ピィー…。
『…っぬ』
男のような低い声が静かに流れる。
『…しぬ…』
その声に感情はない。
『守りを破った者は1ヶ月以内に死ぬ』
そして、嘲笑うような笑い声…
早く…早く…切れ…て…
怖い…怖…い…よぉ……
もう何度となく聞いたこの電話。それなのに私は怖くて怖くて部屋の片隅で震えることしか出来ない。
「……っ……っ…」
助けて…
誰か…助けて……
私の願いとは裏腹にまた電話は光を発した。
ルルルル…
ルルルル……………
いちおーこれは海南子ちゃんの話のつもりです^_^; 脱線しまくりですが、頑張りますー!!評価&感想お願いします。