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先生あのね。。

作者: まえとら

「先生あのね。。ケガ治してほしいの」

夜の病院。



「あたし。この子とどこかで、はぐれちゃったんです」

「それは、さみしかったろうね。心配だったでしょう」


「それでね。公園に行ってみたら、この子。野良犬とカラスにひっぱられてたんです」

「怖かっただろうし。痛かったろうね」


「ケガしちゃったんです」

「そっかあ。うん」


「先生。この子のケガ。治りますか?」

「ちょっと見せてくださいね。うん。大丈夫ですよ。診たところ、この子の怪我は直りますよ。うん治りますよ」


「ちょっと待っててね。こうやってね。怪我のところを洗ってふいて。消毒して。絆創膏してこうして縫ってね。包帯もぐるぐるって巻いて。はい!もう大丈夫ですよ。お大事にね」

「うん!先生ありがとう!」



小さな少女とぬいぐるみはケガを治してくれた町医者の先生に、ぺこりとお辞儀してお礼を言うと。手をふって夜の闇の中に帰っていきました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 優しい先生ですね。 汚れたところのドロを落として、シミ抜きして、当て布で縫い付けて、色がおかしいところに包帯を巻いたんですね。
[一言] 優しい先生で良かったですね!
2023/01/10 20:59 退会済み
管理
[良い点] 先生ありがとうございます! 女の子とぬいぐるみさん、よかったね! 先生、心情を想像してくださるところ優しいなぁと拝読しました。 ありがとうございました!
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