第一章 罪人編 第五話 神様とお話
『異世界転生したいのかい?』
「はい、出来れば人生をやり直したいです」
『君はどんな人生を送って来たんだい?』
そう聞かれ、僕はかくかくしかじかと話をする。
『よし、君の称号欄に《落ちこぼれニート》と付けよう!』
「何その残念な人…」
『君だろ?』
(うん、そうだよ。)
『後は、容姿・年齢・名前・適正魔法・スキル・固有スキル・所持金…だね。』
(え?魔法?スキル?なにそれ?!)
『何って、これから君が転生する為の必要事項だよ』
(あれ?声出てたっけ…)
『思い浮かべた事もわかるのだよ、神様だからね。何でもありだよ。』
(はい、神様でした。しかも筒抜け!)
「何でも良いんですかね…?」
『ドンと来なさい』
「では、僕視点では全てVRゲーム仕様で。容姿は、普通で。年齢は12歳。適正魔法は全て。スキルは役立つものを全て取得可能に。鑑定とアイテムボックスは初期スキルで。固有スキルって何ですか?」
『固有スキルとは、個人個人の個別に授けられた万人が得られるスキルではない、スキルだよ。』
「つまり、人それぞれという事か…」
「じゃ、可能なら不老不死でお願いします。所持金は、可能な額で。」
『他にはないかな?希望があれば「あります!」ほほう』
「収納可能で割と広めな持ち家が欲しいです。誰にも縛られないスローライフがしたいので!」
『よし、じゃ第2の人生を楽しんで』
それだけ言うと、神様は手を振って上に消える。
いや、僕が消えたのかな…。
下に。
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