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噤みの森(つぐみのもり)

作者:べにさし
 はるか未来、地球から移住した人類の分派が、その星の上に築いたのは、獣が荷車をひき、風が帆船を走らせ、川が水車を回す原始的な社会だった。その社会には魔法使いと呼ばれる異能者たちが存在し、断絶した地球文明の知恵を補完するような役割を担っていた。そうした世界の一隅で――。
 旅人は、故郷を襲った『災い』を背負っていた。正体不明のその重荷を明らかにするために、賢者と言われた魔法使いの名を求め、遠く旅立ったのだった。

◆第一章〔湖畔の宿場町~魔女の瞳〕
 主人公が背負う謎の荷物の正体が解明されるまでが描かれます。魔法使いが住むと噂の深い森に踏み入り、危機に直面しながらも不思議な体験と不可解な探索を経て、魔法使いの隠れ里に到着、目的を達成します。主人公を無謀な旅路へと突き動かした理由が語られ、本作のヒロインとなる魔女との出会いによって、みずからの過去から解き放たれます。

◆第二章〔ふたたび会う~灯りのあと〕
 森の隠れ里に住む魔法使いによって重荷の正体を知った主人公が、魔法使いが森に隠れ住んでいる事実に疑問を抱き、その森に秘められた真実と対面するまでが描かれます。ヒロインの魔女が森に居住する事情を知り、関係性を深めていく模様も同時進行します。日時計の機能を有する宿場町への訪問を経て、徐々に明らかとなるのは、この星に原始社会を築いたご先祖たちが森に残した地球文明の足跡。その足跡の終着点が、森に魔法使いが隠れ住んだ理由であり、主人公はその詳細を知ることになります。それは、この星に有ってはならない禁忌の『力』の発見に至った昔話でした。

◆第三章〔土の記憶~噤みの森(仮)〕
 ご先祖が森に残した『力』の存在を打ち明けられた主人公が、魔法使いの辿り着いたその足跡とは異なる足跡を見出し、新たな秘密に迫っていく過程が描かれます。主人公の前に突如、現れた正体不明の霊。それが端緒となって未発見の謎が提示され、次々ともたらされる数々の情報を線上に並べながら核心へと近づいていきます。そしてついに、もう一つの足跡の終着点に到達し、ご先祖が森に仕掛けた秘密の全貌を目の当たりにします。この星の人間にとって、それは神のみぞ知る光景でした。全てを知った主人公は、かつて魔法使いが発見した禁忌の『力』に挑むことを決意。結ばれたヒロインの魔女を伴い、静かに『力』と対する場面で、物語は幕を閉じます。
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灯りのあと
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土の記憶
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兆し
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かたほとりの古――いにしえ
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白昼夢
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魔女の住む家
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真偽の天秤
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明けない夜
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銀河に浮かぶ舟の星波
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村雨奇譚
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