ロイヤルフリート
イスト
イスト公国はオーゼル大陸の北部に位置し、大陸で二番目に大きい島を海峡と共に領有していた。
海洋と大国ヘレスクレトリアに挟まれ、建国以来ながらく貿易国家として繁栄した。それが公国イストであった。
大陸には島でとれる特産物や海でとれる海産物を、外国には大陸各国でとれる品々を輸出していた。
海洋進出に重点を置いた政策は自国の船団を守るためにと、強力な海軍を育てるのにつながった。
その結果がイスト公国海軍、通称ロイヤルフリートの誕生である。
木製の戦艦から始まったロイヤルフリートは時を経て不沈艦隊と称される鋼鉄の艦隊に成長していた。
イスト首都 レジンにて一人の男がバーのカウンターの隅で鼾をかいて寝ていた。
亭主はいつもの事と言わんばかりに放置して自らの仕事をこなしていた。
カランコロンと扉が開く。ドアからは朝の暖かな光が差し込んでくる。
亭主は流石にもう店じまいだと、追い返そうとするが入ってきたのが顔なじみだと分かり愛想よく挨拶する。
「ウィルソンっやっと来たか!その酔っぱらいをさっさとどかしてくれ!」
亭主は笑いながら白い制服を着ている客を指さす。
入ってきた男も同様に白い軍服を身に着けており、胸には錨のバッチが輝いている。
「いつも、すみません。直ぐ連れていきますので・・・。」
男はそう言いながら酔いつぶれた客を抱えて店を後にする。
亭主はやれやれと言った感じでため息をつきながら店の看板を閉店へと裏返した。
ズルズルと引きずられる音がする。
頭がガンガンとうるさく痛む。
・・・・・・さすがに飲みすぎたな。
自分が今どんな状況に置かれているのかと首を動かすが、視界がぼんやりしていてよく分からない。
「いい加減にしてくださいよッ」
聞いたことのある声と共に浮遊感に襲われる。
風が当たって気持ちがいい。
ふわふわと浮いているみたいだった。
これは・・・・何かの夢か・・?
そう思った瞬間、
バシャンッ
冷たい何かに当たり、軽い痛みの後、体が沈んでいく。
頭が冷やされ、急速に意識がハッキリしてくる。
ゴボゴボと息を吐き出しながらもがいて光が射す水面へと向かう。
「うおぉ、し、死ぬかと思ったッ」
咳き込みながら辺りを見回す。
岸はコンクリートによって急な角度に塗り固められていた。
「しょっぺッ」
口に入った海水を吐き出していると
「目が覚めましたか?」と声と共に手が差し出される。
「おかげさまで、な。」
悪態をつきつつ、手を掴み陸に這い上がる。
びしょ濡れになった制服を絞りつつ、男はタオルを持ってきた若者に向き直る。
「ウィルソンッお前、もっとましなやり方あっただろう!」
タオルで体を拭きつつ睨みつける。
「ネイド提督、いくら非番とはいえ飲み過ぎですよ。同じ艦隊を率いるものとして恥ずかしく思いますよ。」
呆れながらも新しい制服を差し出してくれる。
この若い提督は天才だとか言われて、六つも年下のくせに同じ役職を持っていた。
きれいな金髪を後ろに撫でつけ、制服も他の士官よりも着こなすもんだから、市民からも人気大だった。
そのこともあってネイドはウィルソンのことを余り好きではないのだが、何かと世話を焼いてくれるので、親しくなったのだ。
濡れた下着をズボンごと脱ぎ棄てようとしていると
「ネイド提督ッな、な、何でここでパンツまで脱ぎだすんですかッ」
ウィルソンは赤面しながら慌てズボンを履かせようとしてくる。
「何でおめぇが赤面してンだよ。濡れたまま履くと気持ち悪いんだよ。」
ネイドは抵抗を排除して、さっさと着替えをすましてしまう。
「恥ずかしくないんですか・・・・。」
律義に目を手で覆ったままのウィルソンがチラチラとこちらを見ながら聞いてくる。
『コイツ女かよッ』と内心つっこみつつ辺りを見回す。
辺りには人はほとんどいない。
いても男ばかりで此方を気にする様子はみじんもない。
後ろは海だ。
むしろ目の前で恥ずかしがっているこの男の方が変に思えてくる。
暫く考えたのちネイドは目の前の青年に向かってさわやかな笑顔でこう答えた
「恥などどっかに忘れてきたッ!」
「しかし・・・・平和なもんだな・・・。」
ウミネコが鳴く港の岸をネイドは歩きながら煙草をふかす。
「確かに今が戦時下とは思えないですね。」
ウィルソンも海を見ながら隣を歩いている。
「毎日、交代で艦隊が出撃しているが・・・大抵見つかるのは外国の船か漁船・・・。」
ここ数日の暇な時間を思い返しながらボサボサの髪を手櫛でほぐしていく。
「意味あるのかねぇ~」
ネイドはやる気なさげに口から煙を吐き出す。
そもそもこの大陸にはイスト程の海軍力を持つ国はほとんどいないのである。
大国であればあるほど、自国で経済も食料も賄えるのでわざわざ危険を冒して外洋に出る必要がないのだ。
唯一対等なのは北西の海にある海洋独立諸国群の連合艦隊だったが、数年前から諸国間で対立が起きており、とても参戦できる状態ではなかった。
「このままいけば、陸での決戦ですかね。」
ウィルソンは不安そうに海を見つめている。
「多分な。」
煙を味わい、外へと吐き出す。
「海を制したところで、フォルトシュタインもラザーニにも対して効かんだろう・・・。」
敵国の名前を挙げながら、指で宙に地図を描く。
「今、最も制海権を必要とされているのは・・・」
描いた地図の下の方を指さす。
「イントロスだ・・・。」
イントロスはちょうどイストの真反対にある国で、海岸線に沿うような国の形をしている。
イントロスは敵の同盟に所属しているのだが、周りは味方の同盟国で囲まれていたため、海を取れば完全に包囲が可能な状態だった。
「イントロスが落ちれば、敵の同盟は二国も同然・・・。戦線も減り戦力を集中できる。決着もまじかに迫るだろう・・・。」
ネイドは理想のシナリオを語りながら短くなった煙草を口から離す。
「そうなればいいですね・・・。」
少し安堵したようにウィルソンは顔を弛緩させる。
青空の下二人の提督は自国の行末と戦局について語り合い、そして別れた。
しかし夕方に差し掛かるころ二人は再び顔を合わせることになった。
波の模様をあしらった暗い色の扉を開ける。
扉から聞こえる重々しい音は部屋の雰囲気を表現している様だった。
「・・・皆さんお揃いで・・・。」
ネイドが入っていくと他の提督たちが一斉に注目する。その中にウィルソンの顔もあった。
「ネイド提督、今は緊急だ。直ちに席につきたまえ。」
ロイヤルフリートの長であるレイドという初老の男性が冷たく言い放つ。
ネイドは肩を竦めて席に着く。
「これで全員だな。」
レイド総督は眉間に皺を寄せながら話し始める。
「諸君、もう中にはすでにこの話を耳にしている者もいると思うが・・・ここで全員に話そうと思う。」
重苦しい空気にネイドはたまらなくなる。
「先刻、我がロイヤルフリート旗下の艦隊がイントロス洋上で消息を絶った。」
ざわつく会議室。
「開戦以来、いや、ロイヤルフリート創設以来の出来事だ。安否が分からないのは戦艦を含む合計十一隻だ。」
さらにざわつく会議室。
多くの提督が信じられないと口々に感想を口にする。
「総督、それは行方不明ですか?それとも全滅ですか?」
場が一瞬凍り付き、発言をした男へと視線が注がれる。
ボサボサの髪にだらしない無精ひげ、更には栄光ある海軍制服のボタンをあけ、着崩している。
そんな男、ネイドに同僚たちの『またお前か』という視線が突き刺さる。
レイド総督は軽くため息をつき
「分からない。」
とだけ答える。
再び総督に視線が移る。
「海上封鎖のため出撃したのが四日前だ。そして今朝方、任務海域に着いたと連絡があった。しかしそれ以降、通信は途絶状態で電報も無線も応答は無い・・・・。」
沈黙が漂い始めたころ一人の提督が手を挙げ案を述べる。
「クジラに遭遇して、何らかの被害を受けたのでは?」
それを聞き皆、『確かに』、『その可能性もあるか・・・』などと頷き始める。
クジラ。古くより存在する幻想種の一種。
イストにおいては神聖視される一方、災害としても恐れられていた。
ロイヤルフリートの歴史の中で何度もクジラを怒らせ艦隊が沈められたことがあるからだ。
そこに金髪の提督が手を挙げ意見具申をする。
「クジラによる攻撃の可能性も否定はできませんが・・・敵による攻撃も視野に入れべきではありませんか?」
ウィルソンがもっともな意見を述べる。
それを口切りに提督たちの間で様々な意見や憶測が飛び交い始める。
「イントロスの独特な海流が原因かもしれん。」
「いや、海洋独立諸国群の連合艦隊が来ているのかもしれんぞッ」
「フォルトシュタインの大砲で陸から撃たれた可能性もあるッ!」
会議室は混沌とし始めていた。
「ネイド提督、あなたはどうお考えですか?」
ウィルソンがネイドを覗き込みながら聞いてくる。
会議室の様子に呆れつつもネイドは答える。
「多分、敵の艦隊に沈められたと思うよ。俺は。クジラだとしたら、さすがに電報か無線を飛ばす余裕はあるはずだしね。」
会議に収集が付かなくなり始めた頃、総督が一括する。
「落ち着けッ!」
その一言で皆口を閉じ、元居た席へと戻っていく。
「不安なのはよく分かる。しかし、ロイヤルフリートの提督たるもの、動揺してはならないッ」
より一層厳しい声で話す。
「どちらにせよ、イントロスの洋上封鎖はせねばならない。もし、敵に新たな艦隊がいるのならば、それを撃滅する。これこそが我々、イスト公国にしか果たせぬ同盟の責務である。」
その強い物言いに押されネイドも姿勢を正す。
「諸君、我らの本気を姿なき敵艦隊に見せつけようじゃないかッ!!」
その鼓舞に合わせ提督たちは立ち上がり一斉に敬礼した。
そして夜明け前にはネイドの手に辞令が手渡されていた。
ロイヤルフリートは艦艇をいくつかのグループに分け出撃することとなった。
一つは首都防衛艦隊。
二つ目は船団護衛艦隊。
三つ目は主力艦隊。
そして、ネイドが率いることとなった支援艦隊での四つである。
ネイドは酒の入った瓶を片手に桟橋を歩いていた。
すると後ろから冷ややかな声で呼び止められる。
「貴様は、酒なしでは船にも乗れんのか。」
呆れ顔のレイド総督が後ろに立っていた。
「そりゃ、正体の分からん敵のいる海域に突入しなけりゃならないんだぜ。酒も飲みたくなるさ。」
笑いながら瓶を突き出す。
「すまんな。損な役回りをさせて。」
総督は申し訳なさそうに呟く。
「ま、いいさ。これも宿命だからな。ちゃんと仕事はするよ。」
瓶を開けグびりと中身を喉に流し込む。
その様子を見て安心したようにレイド総督は笑う。
「帰ってくるまでにその酒癖を直しておけよ。英雄が酔っぱらいなんて聞いたら、子供の夢を壊しちまうからな。」
「善処するが・・・あまり期待はしないでくれ、親父。」
そう告げネイドは船に乗り込む。
総督は、小さく「生きて帰れよ」とつぶやいたが波が岸に打ち付ける音でかき消された。
ネイドはすぐさま船の中の自室に向かう。
普通の乗組員よりも広く豪華な部屋で服装を正す。
ボサボサの髪をワックスで撫でつけて整え、白い制服をただし、手袋をつけ帽子をかぶる。
そして、階段を上り艦橋に入る。
「諸君、これからよろしく頼む。」
その場にいた水兵や艦長が一斉に振り向き敬礼する。
提督の椅子に着き無線を手にしてスイッチを入れる。
「え~あ~、こちら旗艦リフリート。各艦応答せよ。」
しばし沈黙のあと無線機から返答が返ってくる。
『こちら二番艦!異状なし!いつでも行けます!』
『こちら四番艦!総員指揮は十分です!』
『こちら七番艦!ネイド提督、出発ぐらいビシっと決めてください。』
全十六隻からの応答を受け取り、ネイドは再びマイクを手に取る。
「支援艦隊ッこれよりイントロス海域に向けて出撃する!」
その合図と共に艦がうなり始める。
「動力全開ッ全速前進ッ!」
艦長が怒鳴り声の後に復唱が続き艦が動き出す。
灰色がかった巨大な船体が岸を離れる。
「外洋に出たところで転身、東に進路を取れ。」
ネイドの指示を受け艦は港を出て外洋へと進む。
大型戦艦リフリートは実に二か月振りの出撃であった。
まるで鈍った体をほぐすかのようにギギギッと軋み、傾きながら進み始める。
「うぉッと・・・。相変わらずコイツは・・・」
と文句を言いつつ船体を元に戻させる。
リフリートは戦艦としては五番目に古い老艦ではあるが、その速力と火力において最新の船を上回る能力を有していた。
ただその代わり、エンジンの不安定さと船体のぐらつきなどの欠点も存在していた。
ネイドは自身の家ともいえるこの艦のそんな欠点に愛着を持っていた。
「転身開始!」
合図と共に船体が大きく傾く。
「総員ッ傾斜に対応ッ!!」
その命令と共に水兵たちが甲板に走り出て、船体の片側に駆け寄りバランスをとる。
「転身辞めッ!」
操舵士が舵を元に戻すが傾斜が戻らない。
「右エンジン停止!左エンジン二分の一出力ッ!」
機関室に向けて怒鳴る。
そうすることで船は速度を落としつつも水平に戻る。
「相変わらずのじゃじゃ馬だよ、こいつは。」
進路を安定させたところで一息つく。
艦橋のデッキに出て酒を一あおりする。
潮風が顔を撫でていく。
空は青く澄み渡り、海との境が分からない程だった。
後ろを見ると、十六隻の艦艇が灰色の煙を吐き出しながら後を追ってきていた。
支援艦隊は旗艦リフリートと含め十七隻の戦闘艦と十隻の小型艇、二隻の補給艦からなる高速打撃艦隊だった。
リフリートは長く巨大な艦艇に三十五センチ砲二門を備えた砲塔を前方に三つ後方に二つ備え、各種対空火器、副砲を備えていた。
そのすぐ後ろに続くのが戦艦レインだった。
リフリートよりは小さいが、最新のエンジンや三十センチ無反動砲を備えた新鋭艦であった。
その船の艦橋ではウィルソンが丁寧に指揮を執っていた。
艦隊はロイヤルフリート伝統の縦列陣形で大陸を右回りして目標海域を目指した。
途中、リフリートの倍はある大きさの幻想種クジラに出会い艦隊は回避行動をとったが、それ以外では何ら問題なく、補給を重ね順調に航行していた。
真っ青な大海の上を十数隻の鋼鉄の槍が白い尾を引きながら悠々と進んでいた。
三日たつ頃には黒く冷たい海に変わり、海流も強くうねるようになってきていた。
「提督、後三時間弱で目標海域です。」
艦長が夜食であるビスケットとミルクを持ってきてくれる。
「・・・・・ぁあ、すまない。」
眠い目をこすりながらネイドはそれを受け取る。
時刻は深夜二時にさし掛かっていた。
「さすがにお疲れでしょう。提督。ここは我々に任せて少しお休みになられてください。」
共にこの艦を動かしてきた付き合いの長い艦長に促されて思い頭をこくこくと動かす。
現在はまだ同盟国であるベルフォートの海域を航行していたが、一艦隊全滅の可能性がネイドを不安へと駆り立てていた。
気が抜けないと思うと同時に、瞼が自然に落ちてくる。
「提督、限界ですよ。部屋までお連れします。」
水兵の一人が手を引いて座席から立たせてくれる。
ブーツが鋼鉄の床を踏みしめ甲高い音を立てる。
やけに遠く離れているように感じる自室に案内してもらい、やっとの思いで辿り着く。
「すまない。もう大丈夫だ・・・・。」
そういいながら部屋に入り寝台に倒れこむ。
まだ若い角刈りの水兵はビシリと敬礼をして扉を閉めてくれる。
それを見届けるとともにネイドは船の心地よい揺れに合わせ微睡へと意識を手放した。
「*******ッ!」
扉がガンガンと打ち叩かれ耳障りな音を立てる。
そして続けざまに何か叫ぶような声が聞こえてくる。
「提督!ネイド提督ッ!!起きてすぐに艦橋までお越しくださいッ!」
その言葉を聞くが否や意識が一気に覚醒し、ネイドはガバッと身を素早く起こした。
ガチッと重厚な扉のロックを開けて艦橋に入る。
「な、なんだ・・・・これは・・・。」
戦艦の指揮所たるその部屋は百八十度見渡せるよう大きな窓がついて船の視界を確保しているのだが、窓の外には何もない。
何も見えない。
何一つ見えないのだ。
真っ白で先が何も見えない状況だった。
慌ててネイドはデッキに飛び出して辺りを見回す。
船体が波を切り裂く音が聞こえてくる。
「こいつは・・・・霧か・・・。」
船は真っ白な濃霧の中を進んでいた。
波の音がしたり揺れたりしなければ死者の国と間違えそうなくらい白く、視界が遮られ方向感覚を奪いに来ていた。
後ろには辛うじて濃い霧の中を進む自軍の艦隊があった。
ネイドは中に戻り無線を取り出しつつ外に出て、汽笛を鳴らさせる。
ブォォオオオオオオッと重低音が響き渡る。
後方からも同じような音が連鎖して聞こえてくる。
無線のマイクのスイッチを入れ直ぐに怒鳴る。
「こちら旗艦リフリートッ各艦っ距離に注意して警戒して航行ッ」
海上には朝日が射し霧の中を白く輝かせさらに視界が悪くなっていく。
艦内に戻り海図を開く。
「すでにイントロス海域です。提督。」
艦長が海図の端を指さす。
「羅針盤や太陽の位置から考えても艦隊が進んでいる方向は・・・・こっちか。」
慎重に艦隊の状況を確認していく。
「霧はいつからだ?」
経験したことのない程の濃霧を睨みつけながらネイドは艦長に尋ねる。
「ちょうど数十分前です。イントロスの海域に侵入したと思われる頃から霧が出始めました。」
艦長は苦々しげに顔をしかめる。
「イントロスの海岸線が見えるぐらいの程度だったんですが・・・・気が付けばこの濃さになっていました。」
申し訳なさそうに艦長は頭を下げる。
「自然現象なら・・・仕方がないが・・・海域に入ってからっていうのは解せないな・・。」
ネイドは海図の備考欄を睨みながら無線機をとる。
備考欄には霧にまつわる情報は一切書かれていなかった。
「全艦に告ぐ。現在我々は敵海域に侵入し航行している。この濃霧の中にどんな敵がいるかは分からない。総員警戒して任務に当たれッ!」
全体に向けて指示を出した後、各艦に指示を出していく。
ネイドは不気味な霧から底知れぬ恐怖を感じた。
ゴォオオオオオオオン
遠くから鐘の音のようなものが聞こえ、ネイドは不思議に思う。
「艦長、我々は今この辺りを進んでいるはずだよな?」
海図を示し艦長に尋ねる。
『間違いないはず』という答えが返ってくる。
「岸からはそれなりに離れている位置を航行しているはずなのに鐘の音が聞こえてくる・・・。」
ネイドはさらに不安に駆られた。
濃霧により分からないが、自分たちはかなり陸に近いところを航行しているのではないかと。
「各艦、更にスピードを緩めろ。」
座礁を警戒してさらに艦隊の速度を落とさせる。
「水深を確かめさせろッ」
ネイドは素早く指示を出す。
人員が甲板に出て行き、水深計を投下する。
結果を待っている間に無線が入る。
『ネイド提督。おはようございます。いきなりの意見具申で恐縮ですが、いったん転身すべきではないでしょうか。』
その声の主はウィルソン提督のものだった。
ネイドは一瞬迷ってしまう。
ウィルソンの意見は最もで、霧が出ている以上、敵も同じ条件下であるから封鎖をする意味は無い。
しかし、逆にこの霧が味方艦隊の消失に関係しているとしたら、迂闊な行動をとれないという思いもあった。
「最大警戒で待機だ。深度が分かり次第、我々の位置を確認する。話はそれからだ。」
どうにか自分の中で考えを纏め副官に伝える。
ゴォオオオオオオオンッ
無線機を置いた瞬間再びその音が聞こえる。
ネイドはその音を不自然に思った。
速度を落としているとはいえ、艦隊自体はそれなりのスピードで進んでいる。
なのに鐘の音が全く同じ(・・・・)に聞えている。
そんなことはありない。
一つの嫌な予感がネイドの頭をよぎる。
「艦隊ッ戦闘準備ッ」
ネイドは叫ぶ。
音が変化しないという事は、その音を発する何か(・・)がずっと同じ距離を保っていることを意味する。
無線を取り出し、各艦に戦闘の準備をさせようとした瞬間
ヒュッと何かが空気を切り裂く
けたたましい炸裂音と閃光に艦橋が包まれる。
「ッッウッ」
ネイドは激しい衝撃と轟音で一瞬息が出来なくなる。
体が激しく揺さぶられ全身が痛み始める。
何かが頬をつたう。
鉄と肉が焦げる匂いがあたりに立ち込める。
息をしようとするが喉がつっかえたように酸素を拒む。
「ッハァッ」
栓が抜けたように一気に肺の中に熱く乾いた油臭い空気がなだれ込んでくる。
暗闇がだんだんと晴れていく。
開けた視界が赤く染まり一瞬呆気にとられる。
「イツッ・・・・・」
ズキズキと痛む額に手を当てながら立ち上がると、右手がぬるりと滑る。
煙の立ち込める艦橋内をひしゃげたパイプにつかまりながら見回す。
辺りは炎に包まれていた。
足元には艦長と思われる何かが転がっていた。
かつての硬く、厳粛な雰囲気を持った指令室は今や見る影もなく、鉄骨が曲がり、ガラスが飛び散っている。
煙に包まれた機器の間にこびり付くように部下たちが横たわっている。
ギギギッギ・・・と軋みながら歪んだ扉が開く。
そこにはかつて自身を運んでくれた若き水兵がいた。
「ほ、報告・・・しまッす・・・。我が艦・・・砲撃を受け、被弾・・・。被害・・・・甚大・・。」
片腕を赤く染め上げた青年が息も絶え絶えに報告してくれる。
ネイドは足を引きずりながらデッキへと向かう。
「提督、か、肩を・・・お貸しします・・・。」
若き兵が苦痛に呻きながらも肩を貸して、ボロボロの体を抱えてくれる。
「・・・・一体・・・何が・・・。」
視線の先には信じたくない光景が広がっていた。
前方の砲塔は跡形もなく吹き飛び、船体も曲がっていた。
戦艦リフリートはかつての雄大さを失い、炎と黒煙にまみれている。
甲板上では水兵たちが必死に消火に当たっているが意味があるようには見えない。
後方でも爆発音と共に火柱が上がり、中から火を纏った仲間たちが、次々に海へと身を投げていく。
「艦隊・・・・は・・・。」
ネイドは血で赤く染まる瞳を出来る限り見開き辺りを見渡す。
後方をゆく二番艦は健在で、四方へと闇雲に砲撃を加えている。
三番艦の攻撃艦は煙こそ出しているものの、無事そうだった。
しかし、四番艦にあたる魚雷戦闘艦は船体が中央から真二つに折れて、爆沈したとこだった。
辺りにはいくつもの点が必死にもがいているさまが見て取れた。
「ウィルソンは・・・。」
爆風で霧が晴れた海上を探す。
すると、大きい船体が他の艦艇の盾になるように先行しているのが見て取れた。
それと同時に、無線がなる。
『―――ッーーー!』
ノイズを立てながら無線から安心できる声が響く
『提督ッネイド提督ッ!ご無事ですかッ!無事なら応答してくださいッ』
ネイドは壊れかけの無線を掴み応答する。
「ッ・・・こちらリフリート。俺は生きてるぜ。ウィルソン・・・・。」
相手から安堵と無事を感謝する声が聞こえてくる。
『ネイド提督、我々は現在、交戦中です。敵の位置がつかめず艦隊は混乱しています。どうか指示をッ!』
ウィルソンのいる戦艦レインは正面の霧に向かって主砲を斉射している。
しかし、轟音と砲弾は濃い霧の壁に飲み込まれてしまう。
「全艦退避行動・・・・。転身・・・。退却だ・・・・。」
ネイドはそう絞り出し、艦内放送に切り替える。
リフリートからは悲鳴や怒号、爆発音が混ざり四方から聞こえていた。
「・・・・総員・・・離艦。諸君の・・・奮戦に・・感謝、す・・る。」
それを言うを否や再び何かがヒュルヒュルと飛来してくる。
パっと海上にいくつもの明かりがともり弾ける。
後方を行く船たちが燃え上がり煙が立ち上る。
「クソっ・・・・・どこから撃っていやがる・・・。」
ネイドは悪態をつくが青年に促され艦橋のデッキを後にした。
霧に包まれた艦隊は死闘を繰り広げた。
どこからともなく降り注ぐ砲弾。
そして次々に吹き飛んでいく艦艇。
海には兵士たちが浮かび、力尽きたものから海中へと姿を消していった。
戦艦レインは被弾し大破した味方を守るように全速力で正面に出る。
「副砲を斉射後転身ッリフリートの救助を行うッ!」
ウィルソンはいくらかマシになった霧を睨みながら指示を出していく。
レインの側面に並ぶ副砲が一斉に火を噴く。
艦橋内に閃光が乱反射する。
爆風に押され霧が霧散する。
その一瞬の間にウィルソンは遠くの海上を移動する黒い影を捉える。
「測距員ッ北西の洋上に敵影ッ距離を測れ!!」
窓際で双眼鏡を覗いている人員が近場の計算機を叩く。
「きょ、距離・・・・・いやそんな・・・・。」
観測手は震えながら報告をためらっている。
ウィルソン苛立ち、怒鳴る。
「どうしたッ早く報告しろッ!」
観測員は信じられないという表情で
「き、距離はお、およそ四万・・・・。」
耳を疑った。
四万。
何かの間違えではないのか。
ウィルソンは動悸を押さえつつ、砲手に無線をつなげる。
「砲手、北西方向距離、三万六千。主砲斉射用意ッ!」
戦艦レインのもつ主砲の最大射程で準備させる。
「放てぇッ!!」
合図と同時に、激しい閃光が放たれ轟音が鳴り響く。
無反動砲とはいえその迫力はおぞましく、空気をビリビリと振動させる。
暫くの間をおいて遠方に着弾する。
が、それは敵艦を捉えることなくすべて、手前で水柱を立てるばかりであった。
接近するか、敵の射程から逃れなければ勝機がないことにウィルソンは気が付く。
「転身ッ全速離脱ッ!途中、リフリートの乗員を出来る限り助けるッ。」
ウィルソンの指示に従い戦艦レインは素早く方向を転舵する。
船体が軋み、傾きながら九十度回頭をすませる。
舵を戻させ、全力で今もなお炎上しているリフリートへと向かう。
ウィルソンは艦橋から身を乗り出して後方を確認する。
洋上に浮かぶいくつもの黒い船体から閃光が走る。
お返しと言わんばかりの敵の砲撃だった。
「回避ッーーーーー!!!」
ウィルソンが叫ぶと同時に、操舵士は右へ左へと舵を取り船体を蛇行させる。
遅れながらに砲声が届き、ひゅるるるると大口径の砲弾が鳴らす独自の音が聞こえてくる。
そして、轟音と共に水しぶきが上がり、船体が激しく揺れる。
前方で沈みかけているリフリートにも数発着弾し、船体がついに割れる。
「ネイド提督ッ!!」
被弾し、今にも轟沈しそうな巨大戦艦をみて慕う人の名を叫んでしまう。
「早く、艦を隣に着けるんだ!」
若き金髪の提督は焦りながら、船を近づけさせる。
デッキに出て救助をするよう甲板の部下に怒鳴りつける。
すると次々に、灰色の戦艦から人員が走り出て浮き輪を投げたりボートを落としたりして救助が始まる。
洋上は地獄と化していた。
血まみれの兵士や黒焦げの死体が船の残骸と共に重油にまみれ浮かんでいる。
ウィルソンはいてもたってもいられなくなり、指揮を一時的に任せ、甲板へと降りていく。
「ネイド提督ッどうか・・・無事でッ!!」
ウィルソンは急速に接近してくる敵艦隊など気づきもせず部下と共に救助艇に乗り込んだ。
死体や装甲の破片が飛び散る艦内を抜け、どうにか船尾に辿り着く。
ネイドは血の海に足を取られながらも、船の縁まで歩いていく。
「提督、見てください・・・味方も奮戦しています。」
肩を貸してくれている水兵が見つめる先では、大中小様々な艦艇が、遠く離れた船影に向けて砲撃を加えていた。
しかし、どう見ても届いては、いなかった。
海面を除くと、すでに部下たちがボートを出し避難し始めていた。
「提督も、お乗り下さい。」
そう促され、ネイドはすでに満員近いボートに乗り込もうと手をかける。
しかし身を上げようとした瞬間船体が爆音と共に揺れて足を滑らせてしまう。
ゴパァというくぐもった音と共に海中へと落ちてしまう。
ただでさえ痛む体が海面に打ち付けられさらに痛む。
その上傷口に海水が滲みて激痛に襲われる。
「がっぁあッ」
咳き込みながらどうにか水中から顔を出す。
最初に聞えてきたのは悲鳴。
そして怒号。
次々に海中に何かが落ちていく音。
そして振り返ると、リフリートが悲鳴に似た音を立てながら沈み始めていた。
火に包まれた老艦は正体不明の敵に何らあらがうことなく沈んでいく。
甲板からは火を纏った兵士が次々に身を投げてきていた。
皆必死に破片やボートにしがみついていたが、波に揉まれ暗黒へと引きずり込まれていった。
「これが・・・・艦隊が全滅した理由か・・・。」
ネイドは自分の予想通り、味方艦隊が全滅したことを確信した。
不自然な霧。
長距離からの砲撃。
現に、ロイヤルフリートの艦隊は抗うすべを持ってはいなかった。
そんな中でも、戦艦レインは必死に戦っていた。
砲弾をかいくぐり、届かない砲を撃ちながら、こちらに向かってきてくれる。
そしてはるか後方では、黑い謎の艦隊が接近してくる様子が見て取れた。
「ウィルソン・・・・生き残れよ・・・。」
ネイドは感覚を失い始めた腕や足から力を抜く。
死にかけの自分がどうあがいても無駄だと、悟ったのだ。
徐々に冷たい感覚が全身を包み込んでいく。
海の中は外の喧騒と違い、静かで淡く、心地が良い。
『あぁどうせなら・・・・リフリートの中で死にたかったな・・・・』
隣でバラバラと崩壊していく船(友)を眺めながらそんなことを想う。
しかし、急に視界が揺れ、腕がちぎれるかと思うほどの激痛が走る。
「ネイド提督ッ!!しっかりしてくださいッ」
その声は、聞こえるはずのないものだった。
無理やり引き上げられ、軽い音のする床へと身を投げ出される。
「提督ッ!生きてますか!ネイド提督ッ!」
肩を揺さぶられる。
『クソいてぇ』と思いながら目の前に意識を集中させて像を捉える。
そこには泣き出しそうな顔をした金髪の若造がこちらを見つめていた。
「ウィルソンッじゃ・・・・ねぇか。」
朦朧とする中、相手の名を呼ぶ。
するとその目の前の若い提督は自身の制服が汚れるのもいとわず抱き着いてくる。
「良かったッ提督・・・・。貴方が無事で本当に良かったッ。」
抱きしめられるのと同時に、体が痛むのと、ウィルソンの熱が伝わってきて、まだ死んでいないことを嫌でも意識させられる。
どうやら、ネイドは救命艇で助けられたようだった。
硬く抱きしめてくれる、同僚を引きはがし、状況を尋ねる。
「せ、戦局はどうなっている・・・?」
周辺を見回すと、閃光が走り、巡洋艦と駆逐艦が二隻ずつ撃沈したとこだった。
「ネイド提督、完全に負けました。無事なのは私の船と二番艦と五番艦の駆逐艦、後は小型艇ぐらいです。」
ウィルソンが部下に移動するよう指示を出す。
二隻の戦艦の間では必死の救助活動が行われた。
レインの甲板はあっという間に負傷者であふれかえった。
手当てを受けたネイドは、ウィルソンの部下に連れられながら、艦橋まで案内される。
各艦が救助を終え、戦域を離脱すべく、転舵を開始していた。
「ネイド提督、指揮は取れますか・・?」
ウィルソンが椅子に座らせて無線を渡してくれる。
「残存艦艇に・・・告げる・・直ちに転舵。退却しろ。」
無線と共に、船は速力をあげ、黒煙と油にまみれた。海を脱しようとする。
すると、隣を並走していた二番艦が炎上する。
爆音が響き、黒煙が上がるものの航行している。
指令室に無事を知らせる無線が流れる。
ネイドはそれを聞き少し安心する。
この大敗で、数多くの仲間と船を失ったのだ。
これ以上の被害は出したくないというのが本音だった。
しかし、そんな提督の願いとは裏腹に遠くから砲声が鳴り響く。
そして間を開けずに、船体が揺れ爆発音が耳をつんざく。
「クソっ・・・逃がしてはくれないかッ」
ネイドは悪態をつきながら痛む体を起こす。
ウィルソンはガラスの散らばる艦橋で部下に被害を尋ねている。
戦艦レインの船尾と横っ腹に穴が空き煙が上がっていた。
しかし、損傷は軽微らしく航行を続けている。
引きずるように足を動かしながら、艦橋のデッキに出て、哨戒員の手から双眼鏡をもぎ取る。
せめて、最後に敵の姿ぐらい捉えておこうと乱暴に覗き込む。
「なんだ・・・アイツ・・・は?!」
擦れた声で叫んでしまう。
黒煙にまみれながら空を泳ぐ大型の生き物。
ネイドは生まれて一度も見たことのない生き物に目を奪われていた。
辺りからも兵士たちや負傷兵たちからの不安や恐怖の声が聞こえてくる。
「ネイド提督、アレは・・・・一体何ですか?」
いつの間にか隣に来ていたウィルソンが聞いてくる。
空に浮かぶ巨獣は余りにも大きく、最初は雨雲かと思ってしまうほどだ。
しかし、その長く複雑な文様を纏った体からはごつごつとした腕や足が伸びている。
羽や翼などはついていないのに空を泳ぐように飛んでいる。
よく見ると腹にはこの戦艦と同じような艦橋を逆さに抱えている。
「恐らく・・・・幻想種だろうが・・・。」
唾を飲み込みながらネイドはその巨体を見上げる。
その丸みを帯びた頭がぱくりと横に開き、空気を吸い込み吐き出す。
ゴオオオオオオオオオオン。
まるで勝利を確信したかのようにその生き物は鳴き声を上げる。
分厚い鐘を鳴らしたような鈍い音だった。
「ネイド提督、あそこを見てくださいッ!」
ウィルソンが慌てたように声を上げて、指を指す。
視線を指の方へと向け、双眼鏡を覗き込む。
そこには黒い船団が写りこんでいた。
空に浮かぶ幻想種のちょうど真下。
まるで影に隠れるかのように、十数隻の艦艇が船の残骸やその黒い血液を押し分けるように進んでいた。
「アイツらが・・・・仲間や俺たちを沈めたのか・・・・。」
ネイドは歯を食いしばり、船を睨みつける。
思わず双眼鏡を握る手に力が入る。
船団の先頭を行く巨大戦艦をみる。
その船体は恐らくリフリートよりも大きかった。
周りの残骸をものともせず粉砕しながら航行している。
上には巨大な砲がいくつも見て取れる。
そして黒く禍々しく光る艦橋には見たことのない網のような帆が掲げられている。
そしてその隣に、はためく布を捉える。
白に赤。そして炎を模った火の字をあしらった錨マーク。
紛れもなく火ノ国の艦隊を示すものだった。
「火ノ・・・・国・・・。」苦々しく呟く。
それが敵の正体。
島国であり、世界でも有数の幻想種と共存する国家。
大陸にない技術でできた艦隊。
謎の多い巨大な幻想種。
そんな強敵がはるか彼方からこの大陸の海に来たのだ。
何か月もかけて、同盟を理由に遥々来たのだ。
ネイドには到底正気の沙汰とは思えなかった。
「化け物が・・・・・・。」
追撃を諦めたのか巨大な選管は転舵と共にどんどん離れていく漆黒の艦隊を眺める。
『この借りは必ず返す。』
ネイドは心にそう誓いウィルソンに向き直る。
「ウィルソン。我々は帰還しない。近くの港に隠れ、再起を図る。」
歯が軋み、欠けるほどの力を込めながら絞り出す。
金髪の若者は顔を引き締めただ無言で敬礼した。
洋上の霧は跡形もなく消え、戦友たちは海へと帰っていった。
空は青く澄み渡り忌々しいほどの快晴だった。
その澄み渡るキャンパスの上と下にはまるで覇者と言わんばかりに、黒い怪物たちが静かに軌跡を残し泳いでいた。
いやーみなさんいかがお過ごしですか。ルファです。
今回は幻想同盟のイストをお送りしました。戦艦リフリート、一撃で沈みましたね。まぁ神様が決めたことですので運がなかったという事で。自分のシナリオではリフリートとレインが肩を並べて艦隊決戦みたいなのを期待していたんですけどね。
残念ながら一番最初に被弾、大破しましたね。
さてさて、今後の大陸戦争がどうなるのか・・・私自身楽しみです。
では、皆さまここらへんで。またお会いできる日を楽しみにしております。