表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/53

プロローグ「今夜も(第3の(泣))ビールで乾杯だ!」

ふつつか者ですが、よろしくお願いします。

「ただいまー!」

 ガラガラと玄関の引き戸が開いた。

 午後7時半。いつも通りだ。


「おかえりー!」

「おう!おかえり」

 家の奥から男女の声がした。家主の父と母である。

 いつも通り、母の方が先に言ったが。


 ドスドスと廊下を歩き、奥のダイニングキッチンに向かう。

 古い簡易版日本建築な我が家は、いつもと違う細い脚でもいつも通りの音がする。


 いつもなら引っ掛かる暖簾を潜り、ダイニングキッチンに入る。

 中には、いつも通り夕飯の準備をしている母の背姿と既に呑み出している父がいた。


 向こうもこちらを見ていない。

 こちらも無視して素通りし、真っ直ぐ冷蔵庫の前に来て開ける。


 冷え冷えの缶を出し、父の前のテーブルを陣取る。


 パシュッ!

 ゴクゴクゴクゴク…!

「ぷはー!この一杯のために生きてんなー!」


 いつも通り、缶を開けて(第3の)ビールを飲み干し、いつも言う台詞をいつもと違う声で言ったその時。


 初めて父と目があった。


 父は、母お手製のお通しを箸から落として、こう言った。


「…ど、どなたですか?」



 空気が止まった。



「ヤダな〜。息子の顔を忘れるなんて。もう酔っちゃったの?」

「まだ呑み始めたばっかりだ!」

 切り出したオレに父がツッコんだ。

「しかも、こんな女子高生を息子だと…息子!?」

 父が疑問を口にした。混乱しながら。


「そう。息子」

 オレは可愛く微笑んで言った。

「社命により、女子高生になりました」



遂にTSモノの荒海に出てしまいました。


チキンハートで感想を書いたことないのに、感想をお待ちしてます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ