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登場人物紹介




■エレオノーラ・ベルクヴァイン


ベルクヴァイン公爵家の令嬢。主人公。

灰色がかったウェーブの銀髪に赤紫色の目に涙ぼくろ。ちょっとアルビノっぽい。

釣り上がった猫目で口は嘲るように笑っているが、これがデフォルト。五歳児のくせにそこはかとない色気があり、前世も含むとおじさんにあとを付けられた回数は三桁を越える。常に高笑いとかしてそうな顔だが、本人はあまり気にしていない。高笑いもしない。

いろいろ考えているが、一周まわって斜め上の行動を取る。長年の記憶のおかげで鋼の精神を持つため、一国の王にかつてない困惑を覚えさせることができた。

可愛いものが好き。女の子好き。野郎は滅べ。

大人になったらボンッキュッボンの美人さん。



■ルードヴィヒ・ヴァルテンブルク


王弟。強い癖っ毛の黒髪に真紅の目。髪を結べばいいものを面倒だからほどいていて、ぼさぼさの髪から覗く赤い目がよけいに怖い。実はこの格好で近付くと侍女が怯えるのがちょっと面白いと思っている。

兄の金で生きているのにどうして最初の自分が兄に反逆しようと思ったのかわからない。何気にブラコン。

切れ長の目に薄い唇で、常に悪巧みしてそうな顔だが、案外何も考えてなかったりする。だけど楽しいから無駄に意味あり気な言動を取り、周囲を恐怖に叩き落としてから焦る。だけどすぐ忘れる。やはり行動は斜め上。

この人もループでいろいろやらかしていたりするが、過去のことは振り返らない男だから気にしない。



■ランベルト・ヴァルテンブルク


国王。茶色と金色の中間くらいの髪に、青い瞳。三十一歳と若い方だが、過労で頭髪を少し気にしている。一人称は陛下。公では儂とか私。

ちょい悪オヤジ風で、幼いころにこっそり市街へ出かけていたため、結構口が悪い。だけどエレオノーラとルードヴィヒの前ではただのヘタレ。ひたすらヘタレ。威厳のために顎髭を伸ばそうとしたけど、どうしても無精ひげになるからやめた。

七年前に死んだ王妃を今でも愛している。だけど側妃はいる。そろそろ傷心で引きこもるはずだったが、エレオノーラたちのせいでそれどころじゃなくなった。

根暗な弟だったはずのルードヴィヒのキャラが全然違うことを知り、ちょっと人間不信になりそう。



■ユリアちゃん


エレオノーラ付きの侍女。薄茶色の巻き毛にエメラルドのくりくりとした瞳で、一見小動物のように見えるが能面のような無表情がその印象すべてを覆す。

諜報員としてはかなり優秀で、エレオノーラの様子を監視して報告するように言われていたが想定外の出来事に弱く、エレオノーラさんたちの突拍子もない行動に内心焦りまくりだった。そのこともエレオノーラにはばれているのだが、まだ気付いていない。最近監視の意味がゲシュタルト崩壊してきた。

クール属性から苦労性属性へジョブチェンジを果たした。



■セバスチャン


本来の名前はクラウドだが、覚えてもらうのは諦めた。ルードヴィヒ付きの侍従だが、エレオノーラさんたちにはなぜか執事だと思われている。

オールバックにした白髪混じりのチョコレート色の髪にヘーゼル色の瞳の紳士。数年前からルードヴィヒを監視していたが、最近エレオノーラさんと一緒にはっちゃけだしたルードヴィヒを見て、自分の人間に対する鑑識眼の自信がなくなってきている。

エレオノーラさんとルードヴィヒさんが心中を謀ったときに慌てて陛下に知らせたのだが、二人からは薄情者と言われた可哀想な人。

この人も腹黒属性から苦労性属性へとジョブチェンジした。



■イェルク・フィツェンハーゲン


宰相。紺色の髪をうなじで結んで、アイスブルーの目をしたイケオジ。

エレオノーラさんに過度の期待をかけられ、勝手に落ち込まれ、逆ギレされた。最初は存在すら無視されていたことから、その不憫さはとどまることを知らない。

腐海の王蟲じじょたちに妄想され、幼児趣味疑惑をかけられそうになった人。

ただでさえ不憫属性を持っているのに、そこに苦労性属性が加わると思うと涙を禁じ得ない。



■カールハイツ・ゼーバルト


王宮近衛騎士団の団長。近衛なのになぜ騎士団なのかは謎。赤茶色の短髪に黄緑色の目をしていて、歯磨きCMばりの白い歯を持っている。小麦色の肌が健康的で、たいそうのおにいさんとかしてそう。

剣の腕はたつが事務仕事は苦手。頭は悪くないはずなのに壊滅的に空気が読めないため、たまに見当違いの方向に突っ走っては「ああ、またアイツか」と生温い目で見られている。国王陛下いわく、馬鹿な子ほど可愛いってこういうことなのかな。

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