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その首には500ゴールドの価値

http://ncode.syosetu.com/n3395dt/の続きから始まっています。

魔王シーモスは黒い牛のような姿をしている。

3本の角が磨かれたように輝いていて

赤いマントを着用している。



魔王シーモスには4人の妻と10人の子供がいる。


1人目の妻は、アデレ。大蛇のような魔物。


2人目の妻は、パラライ。半魚人である。


3人目の妻は、ペスカ。植物にしか見えない。


4人目の妻は、トトフ。魔人で煙のように消えることが出来る。



子供は7男3女。


1人目は・・・。




アイリはお尋ね者のチラシに書いてあるシーモスについての情報を読んでいた。


ここはシーモスの城。

わずかにいた雑魚達を退治したもののシーモスは不在で退治することが

出来なかったあのアイリである。


「これだけの大家族なのに誰も居ないなんて。15匹も魔物を退治すれば

 家のリフォームがまるっと出来るくらいのゴールドがもらえたはずなのに!」


まだ悔しがっている。


アイリの家はこれまでの稼ぎもあって増築を繰り返した

それなりに大きな家なのだが、どうも使い勝手が悪く

別の家に引っ越したいと考えている。


でもリフォームできるなら今の家がある場所のほうが近辺の市場の規模も大きく

港が近いから、いろんな物が入ってくるし、それらは新鮮だし。

このチラシを見た時はチャンスだと思ったのだが。


「まったく、なんで居ないの!一家揃って旅行かなぁ。」


ここでボーッと待っていても、いつ魔王が戻ってくるのかわからない。

しかしここで諦めるのは交通費分をドブに捨てるようなもの。


合計150ゴールドかけて、ここにやってきたのだ。

飛行船に90ゴールド。船に60ゴールド。

シーモスの子供全員倒しても、まだ足りない額だったが

それでもシーモスさえ退治すれば十分な黒字なのに。


「もうちょっと計画の練り方を考えなきゃ。

 今度からは、もう少し近所にいる魔王を狙うことにしよ。」



アイリは携帯ラジオをカバンから取り出すとスイッチを入れた。

せっかく遠出したので、この周辺で出来る賞金稼ぎの情報を得るために。


「ツーツー マロウド地方の情報をお伝えしま 」

ここは違う。チャンネルを変える。



「ツーツー ダイン地方の情報をお伝えしていきます 」


「ツーツー デクの村に魔王ブヒマラが

 あ、その前に1つ速報をお伝えしますね 」


「ツーツー ペケロ地方からやってきた星の鉄人マウロさんが

 ダイン地方在住の魔王シーモスを退治したそうです。」


・・・・・・!?


「ツーツー ええなんでも、シーモスの4人の妻と10人の子供も

 退治したのだそうです すばらしいですね 」


「えっちょっとどこで!?どこで倒しちゃったの!?!?」

 たまらず大きな声で叫ぶアイリ。城中に響き渡る。


「ツーツー では現場からの中継です 」


「ツーツー こちら現場のガストン地方です 」


・・・・・・!?!?

ガストン地方とはアイリの自宅がある場所である。


「ツーツー ガストン地方ユーバー市マチル・・・ブチッ!」

アイリはラジオを切った。

なんと家の近くまでシーモスは来ていたようだ。


「今日はついてなさすぎる!!

 もうこの辺の宿に泊まることにして早く寝よ!!!!!」



明日になれば、いつものように上手くいく・・・はずだよね。

まだ続きが書けそうなので連載とします。

といってもノープランで始めたので不定期更新になると思われます。

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