新魔法、そして浪漫へ
異世界!
それは魔法やドラゴンを初めとした魔物が居て、色々な人種、奴隷が居る世界!
異世界転生!!
前世の記憶を持ち生まれ変わり、特殊な才能を持っていて並み以上の容姿を持ちハーレムを作り成り上がる!前世の記憶を使い食&技術革命を起こし、そして結局は俺TUEEEEE!が出来る世界。
そう思っていた時代が僕にもありました・・・・・・。
まずは才能、魔法は最大MPが多いと言う以外並み程度。
多彩な手数で脅威にはなるがそれだけだ。手練の魔導師が相手なら勝ち目無し
武器関連、弓以外は壊滅的に才能がない。遠距離攻撃で魔法と被る始末。
意地になって未だに修行はしてるが・・・。
以上、結論から言うと無双や俺TUEEEE!は茨の道だ。
成り上がり、ポンプと魔剣の発明、焼き鳥もどきの普及、前者に関しては子供なのと機密に関わる為親父殿が管理してくれている。多額のお金が入ってくるが自由に使えないので微妙だ。後者に至っては買った時にサービスが付く程度だ。
結論、現状は保留だ!
ハーレム、これは正直モテるからまだ期待が出来る項目だ。
だが!現状のハーレム要員はLvが高いほどの美幼女(将来に期待)だが
オモッテタノトチガウ。現状すでに手に余る。
改めて纏めるとこれは酷い・・・。本当に誰だよ!異世界転生で主人公になれる奴ってさ!結局異世界でも一部の奴だけがなれるってだけで前世と一緒じゃねーか!
ふぅ・・・。取り乱しました。反省です。打開策を考えましょう。
奴隷が現状買えない今猫耳娘もウサギ娘もエルフも諦めざるを得ません。
が!しかしここで俺は思いつきました。買えないなら呼べばいいじゃない!と
その方法はズバリ!召喚魔法です。メリー先生に聞いてみようと思います。
そんなこんなでメリー先生に聞いてみます!
「って事なんですが教えてくれませんか?先生」
流石にどうしたらいいか解らず困惑気味だが【先生】の響きが嬉しいのか考えながらも教えてくれた。
「えっと。バルカちゃん。ちょっと理解出来なかった事もあるけど『召喚魔法』って言うのは無いんだよ?何処で覚えたのかな?そんな言葉」
OKOKOK、悉く俺の予定を潰してくれる異世界だぜ!
ならばその悉くを凌駕し打開策を練ろう。
行くぞ、異世界!妨害する準備は十分か!?
さてと取り敢えず誤魔化そう!それしかない!
「えっと~市場に行った時に絵本でみたんだよーだから気になってさ~」
「なるほどね。絵本でかぁ・・・」
よしッ!流石子供にとっての魔法の言葉「絵本」万能やでーほんま!
「うん、そうなんだ~でも無いんだね~残念だよ~」
さて次の打開策を考えるか~と思案しだした俺を落胆してるように勘違いして
慌ててこう言った。
「あ!でもね『今は』無いってだけで作られるかも知れないよ?『召喚魔法』だからその内見れるかも知れないよ?バルカちゃん」
なん・・・だと・・・?作られる?そう申したかこの金髪美女はッ!
これは詳しく聞かねば!
「え?作られるってどう言う事~?」
「えっとね。そもそも魔法は魔術言語を覚えて言語に魔力を乗せ『キー』となる言葉で発動するのは勉強したよね?」
そう、魔法は魔術言語を紡ぎ合わせて発動するキーとなる言葉は実は何でもいい
発動前の言葉解り易く言えば詠唱だがこれに魔力を乗せる事が重要になる。
「でもね。魔法の発動は何も言語だけじゃないんだよ?魔力を乗せて陣を描き発動させる『魔方陣』があるのまだ魔方陣は研究中の分野だし魔法も言語の組み合わせで新しい魔法が生まれるかも知れない・・・」
なるほど。言われてみれば魔法陣は鉄板だったわ。
それに組み合わせでの新魔法か・・・これはやってみるしかないな!
「だから頑張ってみるといいかもよ?バルカちゃん」
「そうなんだ~。言葉遊びだと思ってやってみるよー」
やっべー!テンション上がってキター!
こうして新魔法開発に向けて俺は動きだす。
まだ見ぬ眷族を求め俺は往く。魔道の道をがむしゃらに。
おっぱいと書いて『浪漫』と呼ぶ・・・。
失礼。召喚魔法と書いて『浪漫』と呼ぶ。
エターナルフォースブリザートと書いて『黒歴史』と言う。
ならばやろう。
元中二病患者として・・・黒歴史の再現だ!
新魔法の開発『エタナールフォースブリザード』作ってみせよう!!
あ、取り敢えず魔術言語の習得からだわ。あれ発音含めて難しいんだよね!
がんばろ!ふぁいとだよ!俺!
こうしてトラウマを抉り悶え苦しみながら苦悩し後悔をする俺の姿があった。
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