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山茶花~The beginning of winter~


 山茶花のわたしは思う。


 冬、それは季節の中で最も過酷な季節だと。

 気を抜けば死に至る季節、けれども生き物たちはこの寒さから身を守るすべを知っている。

 例えば、ある植物達は自らの葉を固くすることで寒さから身を守ったり、またある植物は葉を枯らし春まで眠ったりすることで身を守る。

 それは動物たちも例外ではない。

 ある動物達は体毛を細くして密度を高め寒さから身を守り、またある動物たちは春になるまで穴蔵に潜って過ごす。

 この世界で生きるものは何かしらの術をもってこの季節を乗り越えていくのだ。


 さて、ここで質問。

 

 この季節、君はいったいどうしのぐ?



~*****~



 カランカランと音が鳴り、扉が開いた。


 こぢんまりとしたのバーに現れたのは赤いドレスを身に纏った絶世の美女。酒を飲んでいたせいで、その姿は10倍増しだったのかもしれない。けれども、彼女は目がくらむほどに美しかった。


 「あひゃひゃっ、こんな店にあんな上玉が来るのかよ。俺達に汚されてほしいってか、ひゃっひゃっ」


 下品な笑い声をあげる相方にマスターは渋い顔をする。


 「うちの相方がすまない。でも、ここは君のような人間が来る場所じゃない。なんのようだ」


 警告の意味を含めて言うと、彼女は言った。


 「案外お優しいのね、元能力者殺しさん」


 後ろで手を組ながら段差を降りると、カウンターに座る俺の顎に手を添えてこう言った。


 「あなた達に仕事よ」




 

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