表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

短編集

雨降り少女の願い事。

作者: 月宮 柊

 やまない雨はない。誰か偉い人が言ってた言葉だったっけ。

 そんな言葉なんて嘘、少なくとも私は今そう思ってる、そんなきれいな言葉なんて嫌いだ、そんなことを軽々しく言う人のココロが綺麗すぎてわからない。その人はきっと本気で言ってるんだろうね、その言葉を聞いた人たちの中にはすくわれた人たちもいるかもしれないけれど私が何回読んでも心に響くことはなかった。

 私の心には曇り空がいつまでもあって雨を降らし続けている。

 いつからだろう雨がやまなくなってしまったのは、いつからだろう私の心に希望という光が届かなくなってしまったのは。

 たぶん昔から私のココロには少なからず雨が降っていたのかもしれないな、最初のうちは小雨で時々晴れることもあったのかな、でも今は降り続いている、土砂降りの雨が・・・。

 雨は嫌い。人の心までも暗くしてしまう。

 

 いつしか私の心の雨が止むときがあるならば一つだけ願うことがある。

 できることならこの雨がやむならばそのあとには綺麗な青空と七色の希望の虹を見せてください。

 それが雨降り少女の願いです。

 やまない雨はない。

 その言葉、信じてみてもいいのかな?いつか晴れる日が来ることを・・・。

 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] おはようございます。これは月宮様御自身の体験されたことなのかな? 今はその心に虹が掛かってますでしょうか? 女性にしか書けない繊細かつ綺麗な短編に今朝も浄化されました。
2016/10/13 06:36 退会済み
管理
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ