ハロー未来の幼馴染み
これは近未来の、もしかしたらあったかもしれない話である。
俺こと海原勇太は、平々凡々の高校2年生である。
ここ最近、タイムマシーンが発明されて過去にあった災害やら戦争やらを食い止めたおかげが俺らの住む地球はものすごい綺麗だし、科学技術が進歩しまくったおかげで、空飛ぶ車(?)らしきものや《ポップターン》という空中に中が空洞になっているパイプを張り巡らさせて、そこを歩行者は歩く事になっている。
汽車は、まだ残ってるが駅はかなり増えた
建物の最上階には、汽車の停留所が設けられていて、これまた空を移動する汽車なのだ。
しかも、近頃の旅行なんて地球外生命体と交友関係を持ったおかげで、宇宙の旅になんて行ける。
こちらに来ている地球外生命体も度々見るし、旅行中に知り合った地球外生命体と結婚なんて事はよくあるらしい。
まぁ、そんな平和な地球で俺は生きてる訳ですよ。
なーんて、さっきまでは思ってたのにな〜
目の前にある煙を放ちながら、今にも爆発しそうな雰囲気な、見た事の無いフォルムの乗り物があった。
「いったぁぁあい!!」
なんでだろう、凄く聞き覚えのある声だ
「ふん!とりあえず着いたみたいね!」
強気な口調も物凄い聞き覚えのある声だ
『アデル?』
つい名前を呼べば
バッ!振り返ると鮮やかな夕日色の長い髪が舞った
あれ?あんなに髪長かったか?
しかも身長も高いし
あれれ?
「海原勇太ぁぁぁあ゛!!見つけたァ゛!」
『ひぃっ!!』
怖っ!目をかっぴらいてこちらを睨みつけるのは俺の幼馴染みこと澄原アデル(すみはら あでる)だと思われる人物
だが、微妙に大人びてないか?身長も髪も伸びてるし
まぁ、胸は残念なままだけど。
「今、なんか失礼なこと考えたでしょ!!」
まぁ、そんなこんなで胸の残念な幼馴染みと再会しました。