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支えてあげる
どーぞ
幸壱『別れよ』
『何で?』
何がなんだか、わからなかった
でも、これだけはわかった
幸壱が何かを隠してるって言う事は。
『隠してないで、言ってよ!』
幸壱『言わん』
『何で?言ってよ…』
幸壱『れなを…泣かせたくないんだよ…』
『えっ…?』
どーゆー事?
わからないよ
幸壱『俺…そんなに長くないかもしれん…』
あたしは、びっくりした
だって、幸壱があたしに弱味を見せたから
今まで、見たことがなかった
幸壱は、うずくまって泣いている
あたしは、幸壱を抱きしめた
あの時のように…
『幸壱、大丈夫だよ…あたしが支えてあげるから…』
幸壱『ありがと…』
それから、あたしは
毎日、学校の帰りに病室に行った
つづく
どうやった?
また、更新する