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Thùndï-Æthàltâ  作者: 篠崎彩人
第二解「電気雨」

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第SUN環「幻の握手」

挿絵(By みてみん)

「全く、色々学ばなくてはならない様だなお互いに」

「こうなると私は電子の妖精さん、みたいな立ち位置? ますます頭にクエスチョンマークと共に浮かべる数式の(スゥ)って名前がお似合いな感出て来たね、うんうん」

 私に対し横を向いたまま顔を体躯方面に戻した後顎に手を当てて頷きながら何やら一人ごちている。自分の身体は触れると、まあ当然なのかも知れないがそういう事らしい。

「ビームはどうなんだろうな…」

「ん? ビーム?」

 ビームが私の身体を貫通するか、と言う事に関しては通り抜け方面ではなく物理的に実際そうなる恐れが有るのでこれ以上触れないでおこう。なんせ産まれたての身体であろうスゥも自身のスペックの全てを理解しているとは考え難い、今やっと私と触れ合えない事実を知った素振りを見せたのが一つの証左となる様に。

「いやおじさんビール飲みたいな、て言おうとしただけだよスゥさん」

「ふぅん、なんか敬称で改まってるのが引っ掛かるけど…」

「じゃあスゥで行こうか。なんせデスゲームはもう始まってると言っていいんだろ? ここでごちゃごちゃ揉めてる場合じゃないよなもはや」

「それはそうだね。私の五感にもビリビリ来てるよ、気を抜けない雰囲気ィが」

 不敵にニヤニヤしながら臨戦態勢と言わんばかりに両の手をブルブル感電しているかの様に振って見せるスゥ。こっちも親指を立てるポーズで準備は出来ていると言うサインを送る。

「などと言ってもまあ多分私はアドバイザー止まりだけどね、触れないのはニノの身体だけでは無いのよね」

 私の石ころ蹴りの癖を知っていたのだろう、足元の石を蹴って見せるがそれは無情にも私との握手トライアル時と同様に擦り抜けた。それを見て私は身震いした、或る意味一人で死の間を攻略せねばならないのだ、この冴えない中年の姿を取り戻した私が。

「あ、ニノ今私が見放したと思ったでしょ? 違う違う、私とキィミは一心同体だよ、多分ニノが死んだら私も死ぬ。そうじゃなかったらってのは言いっこ無しね。現金な考え方ではあるけど、でも事実だからしょうがない。大船に乗ったつもりで居させて貰うからそこんとこよろしく!」

 と今度は向こうから握手のジェスチャーが来た。始まるのだ、と感じる、私とサンディことスゥの世界の理不尽に抗う悪戦苦闘の日々が。私は、出来るだけ繊細に手の形を作り握手然としたシーンを目指して相手の手の幻が有る空間にそれを差し入れた。静電気の体感は錯覚では無かったのだと感じる。ビリビリと、それでも温かさも届いて来る数瞬が有った。

なんか君写真(2-1)と違くない?筆頭 手の飾りが消せんかった… アホ毛なんなん…クエスチョンマークなん…?

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