寝ぼけまなこ
初めまして、天川裕司です。
ここではシリーズでやってます『夢時代』と『思記』の原稿を投稿して居ります。
また、YouTubeドラマ用に仕上げたシナリオ等も別枠で投稿して行きます。
どうぞよろしくお願い致します。
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
お暇な時にでもぜひどうぞ♬
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【YouTubeドラマにつきまして】
無課金でやっておりますので、これで精一杯…と言うところもあり、
お見苦しい点はすみません。 なので音声も無しです(BGMのみ)。
基本的に【ライトノベル感覚のイメージストーリー】です。
創造力・空想力・独創力を思いっきり働かせて見て頂けると嬉しいです(^^♪
出来れば心の声で聴いて頂けると幸いです♬
でもこの条件から出来るだけ面白く工夫してみようと思ってますので、
どうぞよろしくお願いします(^^♪
タイトル:寝ぼけまなこ
私は昼寝をしていた。
私が住んでるのは簡易パート。1人暮らし。
本当に寝てた時、泥棒が入っていた。
ここに住んでるのが女の私1人だからと、
泥棒は安心して入ってきていたのか。
恐怖の絶頂。
私は身動き1つできず、ずっと寝たふりを決め込んだ。
ここで起きれば確実にやられる。
男の手には刃物が握られていた。
でも男もできることなら殺人はなさず、
盗むべき物だけ取って家主が気づかぬうちに
このまま退散しようと考えたのか。
私が寝てるのを確認しつつ、ガサゴトと、
なるべく音を立てないように物色していたようだ。
私はずっと寝たふりを決め込み続ける。
刃物を見てさらに恐怖が高まった。
ここで起きちゃ絶対にいけない!
出来ることなら金目の物だけを盗らせて、
早くこの泥棒をこの家から退散させたい。
そしてそれから警察へ通報だ。
ここまでを瞬時に想定し、
さらにいつものように寝ている時の自分を思い出し、
本当に気づかず、普通に寝てる自分を演じ続けた。
私は学生の時、
少しだけ演劇部に入っていた事があったから、
その時の経験が少し生きてくれたのかもしれない。
やがて泥棒は私を起こさず、
盗るべき物を盗れたと納得したのか、
この部屋から出て行くそぶりを見せ始めていた。
「やっと…出てってくれる。見てろよ、絶対警察に捕まえてもらうから…」
私は心の中でそう2、3度繰り返し、
ちょっと薄目を開けて泥棒のほうを見た。
ヤツは背中を見せて部屋から出ようとしていた。
その手に握られた刃物を見ると、
少し赤色が付着していたように見えた。
それから以降、
私は部屋から出ることが出来なくなっていた。
ただあの泥棒が憎い、…泥棒が憎い。
警察なんかもうどうでも良い。
この世から泥棒を抹殺することだけに
私の存在を懸けることにしたのだ。
私は部屋から出る事ができない。
ただ被害者はかわいそう。
あの時の私と同じ立場に立つ人たちだから。
その被害者を守るため、
私は部屋を転々と変える事ができて居たようだ。
泥棒を、その部屋の中で葬るために。
(※)これまでにアップしてきた作品の内から私的コレクションを再アップ!
お時間があるとき、気が向いたときにご覧ください^^
動画はこちら(^^♪
https://www.youtube.com/watch?v=tMjuH0gRZSI
少しでも楽しんで頂き、読んだ方の心の糧になれば幸いです。
サクッと読める幻想小説です(^^♪
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