私は…
「ここは?」
と目を覚めたら急に
「大丈夫?」
といきなり数回しか聞いたことない声が聞こえた
「ま、魔王!?…てか、僕は、どうしてここで寝てるんだろう?」
「覚えてないの?貴方が、急に倒れたから私の自室で寝かせて看病してあげたのよ?」
と聞き露は
「へ!?そ、それってつ、つまり。勇者が魔王に心配されたってこ…と?」
「そうゆう事になるわね。私なんかが心配してごめんなさいね…」
と悲しそうに天を見上げながら言った。そんな悲しそうな魔王を見て露は
「だ、大丈夫?」
「何が?」
「いや…少しだけど泣いていたから…」
「え…」
と言い目の周りに触れて
「本当だ…ご、ごめんね…心配させちゃって…こんな私を心配させて…」
と言っている魔王が可哀想に思い露は
「はぁ…なんだろう。魔王、君が聞いた話より優しすぎるから…話が本当か確かめるた・め・に一緒に住むから!」
「え…まぁ、うん…良いわよ?」
「じゃぁ名前教えて?あ…ごめん、言い方悪いよね…」
「私は…レミリア・スカーレット。あなたは?」
「僕は、長月露だよ…」
「これから、よろしく」
と魔王、レミリアが言うのであった。
ー王国から少し離れた大きな街ー
「や、止めてくれ!」
「あ?止めねぇよ…これを続けたらつ…勇者が出てくるだろ?」
「勇者に何が…」
「お前、この街の長だろ?」
「え…それがどうし…」
「さっさと、この事を王に伝えたら???」
「く、くそ!」
といい街の長は、自分以外全員殺された事を王様に言うため王国に向かったのであった。
「はぁ…一応この世界でも能力があって助かった…まぁ、能力が無くとも素の実力と魔術でどうにかなるか…」