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私の話3  作者: JKmale
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恋愛、恋、純情、青春

気が付いたら母が泣いていた。ゲームか何かに集中していたかショックすぎてその前の記憶が飛んでいるのか、キッチンを向いたら父と母が並んでいて母が泣いていた。覚えているのは「私以外に女性がいるんでしょ」という言葉だった。私は気が動転した。何を言っている?だれが?言っている意味がよく理解できなかった。父は浮気をしていたらしい。何がきっかけで分かったのかはわからないが、父は浮気をして、父はそれを認めた。何なら、しているが?みたいな感じだった。家にいても楽しくないし父でいる意味がないと思ったのか、浮気をした。その後私にも「浮気ダメかな?」みたいなことを聞いた。私はとても悲しかった気がする。気がする。その後「できればやめてほしい」といった。父は「そうか」といった。浮気は続いた。

 母が荷物をまとめて出ていこうとしたことが何度もあった。新しい土地に異なる環境、子供のことにどうしようもない父のこと。気が狂うような要素はいくつもあった。よく今まで私の母で来てくれたと感謝してもしきれない。父に関しては死に際に絶対に顔面を殴り、葬式では写真に腐った卵を投げつけて台無しにしてやろう。そしてこの出来事をさらしてやろうと10年は考えている。


彼女ができた。ちょっとやんちゃで性知識の獲得の早いまさにぐれた家の子で、何かの流れで「付き合う?」的な雰囲気になった。学校では隠していた。隠すことを徹底していた。その結果自然消滅となった。学校で告白の連鎖があった。一日、男女ともにせーので告白するそういう日があった。とても健全なものだとは思わない。性の延長だったと思う。私が付き合っていたと思っていたカーストのトップはほかの男子に告白をしてそこからイツメンが出来上がった。私は入れなかった。その告白の流れで私に告白してきてくれた子がいた。そのこと私でカップルになった。


どのタイミングだったか覚えていないがぐれた子の乳をもんだ記憶がある。女3男4ぐらいでなぜか集まり、ブランコで一番こげなかった人が罰ゲームでもむ、みたいな小学生ならではの羞恥心のあるルールだと思っている。最後のほう男子はもみたいという性欲に負け、どれだけブランコを制止させるかに集中力を極限まで高めていた。忘れられない初めての性の思い出だ。


よく覚えているとは言えないがいい恋愛だった。七夕には浴衣を着た子が来てくれて一緒に歩いた。修学旅行ではキスもした。私の学校では青森の水族館に行った。私はここでキスをしようという決心があった。二人で回っていたがもちろん学校で来ていたので二人になって静かな時間というのを探すのは難しかった。最後イルカショーの時間になって号令がかかった。続々と人が集まる中私と彼女は残っていて集まらなきゃとは思いつつもその時間を探るように、かみしめるようにゆっくりと歩いて行った。その時、水槽も何もない暗い通路で二人きりになった。そこで私はキスをしよう、と言った。私より慎重の高い子で背伸びをしながら目をつぶってキスをした。目をつぶっていたから本当に口にしたのかわからない。けどとてもドキドキした。二人分かれて藩の集まるイルカショーの席へ向かった。周りの人より階段を一歩上がったような気持ちでとても興奮していたことを覚えている。あれは恋愛だった。まさしく。

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