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第六話 鎮静

自創作【エンジェルアトリエR】のストーリー小説です。

初心者ながら、キャラクターの背景や物語を頑張って組んでいるので読んでいただけると作者が歓喜の渦に呑まれます。

舞台は日本、ストーリー内では主に東京近辺で起きた事にフォーカスを当てています。

《ヴァルキリー、オーバーヒートはいつ治るんだ!》

[推測時間、残り一分]

《ストライク!残り一分持たせられるか!?》

《多分!けど急いでくれ!いつまで持つかわからん!》

《次は反撃されないように奴の視界の外から撃つ!発射方角北東!》

《了…解!》

瓦礫が飛んできたりレーザーが飛んできたりする中隊員達ももう何十分も戦っている。

[オーバーヒート:沈静化。バーストコア、キャノンギアのセット完了。]

元の形に戻っていたヴァルキリーが再び形を変える。

ー度目の両腕に合わせて変形させていたキャノンと違い、フューエルの胸部にキャノンがセットされる。

そのまま速度を落として飛行し見つからないように移動していく。

《総員に告ぐ!私の合図と共に発射する!》

指示した後、ちょうどフォーエバーの背後に回り込めたフューエルはヴァルキリーによる発射可能の合図を待つ。

[システム、オールグリーン。プレデターキャノン完全体、発射可能です。]

《今から撃つ!総員散開!》

その合図と共に高く飛び上がる。

《これで仕留める!プレデターキャノン!発射!》

先程とは比べ物にならないほどの威力のレーザーが放たれる。青かった稲光ではなく、赤黒い稲光を纏っている。

フォーエバーが音で気付き振り向くも弾速も威力も違うレーザーに抵抗の余地なく直撃。

《ヴァルキリー!バーストコアの出力を全開!》

その命令に呼応する様にレーザーはより太くなる。そのレーザーはフォーエバーを包み込み消し飛ばしていく。

発射開始から数十秒後、レーザーが途切れる。光が消えたその場には、フォーエバーの触手で出来た足のみが残っていた。

[システム、ダウン。レストモードへ移行します。]

自分が飛ばされない様に出力を上げ続けていた飛行ユニットのエネルギーも使い果たし、フューエルの体も限界まで来ていた為撃ち終えた後ふっと意識が落ちたかのように墜落していく。

そこにストライクが飛び出し、落ちてくるフューエルをキャッチした。

意識の薄いフューエルを抱えゆっくり降りてくる。

ストライクはフォーエバーの残骸を見ている。

すると突如再生を始める。途端にブリザード達が警戒し武器を構えるが再生は少しで止まりドロドロに溶け始めた。

《これは…まずいな…》

ブリザードがそう呟いた瞬間、フォーエバーだった泥が一気に流れ出始める。

全員に飛ぶよう指示を出し、流されるのを回避する。

《何か光ったか…?あれは…なんだ…》

地面に染み込んでどんどん少なくなる泥の中に何かを見つけたらしいストライクはそう呟いた。

そして戦った天使達は療養の為に天界へ戻っていった。


【ふーむ……今回は失敗でしたね…。残念です。まぁ、奴らが総力を上げないとこの程度に苦労するレベルと分かりましたし十分です。それに…何か企んでいたのは私だけではないようですし】

天使達が去ったその地に、そう呟いた者がいた。

第六話です〜。ひとまず一件落着…?

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