イルカ島の大ぼうけん
一、ぼうけんの始まり
ぼくはりょう太。五年生。ぼくには妹がいる。名前はよしの。三年生。今は夏休みだ。ぼくの家は海に近い。だから、今日もよしのと海へいった。明日は、二人で海の家に三ぱく四日のおとまり大会。父と母は、ついてこない。だから、はじめて、たった二人でねたり、あそんだり、すきかってなことができる。そんなことをかんがえると、楽しみでたまらない。だから、明日、思いっきりあそぶために、今日は、しかたがないからよしのの、貝がら拾いにつきあった。その時よしのが、
「あっ。あれなぁに?」
といった。ぼくはすぐによしののところへかけつけた。すると、へんなビンがころがっていた。よくみると、そのビンの中には手紙が入っていた。ぼくは、ゆっくりそのビンを拾った。そして、コルクをあけ、手紙を読んだ。その手紙には、こうかいてあった。
「こんにちは。わたしはイルカです。この手紙をよんでいる子。ぼうけんにでてみませんか? イルカがこんなことを言うのはへんだと思ったでしょ? だけどこのことは本当のことです。もし、ぼうけんにでてみたいなら、明日の十時ぴったりにそちらの海岸までおむかえにあがります。本当にぼうけんにでたかったら、おむかえにあがった時こくから三十分いないにこの海岸へきてください。そのときは、このビンの中に入っている、うでわとリストバンドをしてきてください。もちろん、ビンの中に入っている地図も、わすれないでくださいね。イルカより
ついしん、ぼうけんにでる島には、もちろんたからもありますよ。」
とかいてあった。ぼくたちはビックリして、もう一度読み返した。そして、よしのがこうふんしていった。
「ね、ね、これって本当のことかなぁ。」
「うん、たぶんね。」
「もし、本当のことだったら、明日のあさイルカがむかえにきているはずだよ!」
「・・・そうだね・・・。」
「ついでに十時。おとまり大会に行く時こくにぴったりだよ。」
「・・・うん・・・。もしかして、おまえ本当にぼうけんへでるつもりなのか?」
と、ぼくがいった。そしたらよしのが、
「うん! あったり前でしょっ。さぁ、さっさとかえってじゅんびをして、ねるよ!」
そして、ぼくはすっかりよしののことばにのせられ、ぼうけんへでることになった。
さっそくじゅんびをして、ぼくたちは、早めにねむった。
二、イルカにのって
次の日、よしのが、あのねぼすけよしのが、朝の四時ごろこうふんぎみにおにぎりをにぎっていた。二十こぐらい作ると、それを全部リュックへつめて、ぼくをおこしにきた。
「ほら! おきておきて。今日は、すっごくきれいな青空で、ぼうけん日よりだよ!」
と、大声で言った。ぼくは、ねぼけて言った。
「え? もう朝? ・・・・・まだ朝の五時じゃないか。」
「うん。もう五時だよ。」
と、よしのが言った。ぼくはビックリした。なんたって、あのねぼすけよしのがぼくより早くおきて、それも、もう朝の五時だって言ったんだから五時前にはもうおきていたと言うことだ。「どうしてこんなにおきるのが早いんだ?」ときくと、それは、「今日、ぼうけんへでるために、おにぎりを二十こぐらいにぎっていたからだよ。」と答えた。ぼくはますますビックリした。
そして、ぼくたちは、リュックの中をさいてんけんして、いつもの服にきがえた。そのあとは、いつもどおりにすごした。
そして、十時三分前にいつもの海岸へむかった。父と母には、きのうから海の家にはぜったい電話をしないでねと、言っておいたからぼうけんのことはばれないだろう。ぼくたちは、ぼうけんにでることがとっても楽しみだったから、二人でスキップをしながら海へむかった。ついた時には、すでにイルカがまっていた。イルカたちがぼくに気づくとこう言った。
「あなたたちがあの手紙をよんだ子ですか?」
「しょうことして、うでわとリストバンドをみせてください。」
と、言った時、ぼくははじめてイルカが二ひきいることに気づいた。よしのははじめから二ひきいることに気づいていたらしく、
「はい!」
と、元気にいった。そしてぼくたちはしっかりとイルカにうでわとリストバンドをみせた。イルカたちはす早くはんのうして、ぼくたちをせ中にのせた。そして、あっと言うまにぼうけんのぶたいとなる島へついた。この島は、イルカ島と言うらしい。
ぼくたちは、イルカにわかれをつげると、川ぞいに歩いていった。
ゆっくり、ゆっくり―――。
三、キノコがしゃべったぁ
二人は橋をわたって少しすると、よしのが急に立ち止まった。ぼくが
「どうしたの。」
と、きくと、
「あそこに大きな赤い、きのこがある。」
と、答えた。ぼくは、ビックリしてふりかえった。そしたら、本当にあったから、ますますビックリした。
と、その時、その赤くて大きなキノコが、しゃべり始めた。
二人はビックリして、同時にさけんだ。
「え~っ、キ、キノコが・・・しゃべったぁ。」
「そうじゃ。わしはあんないキノコ。おまえたちをあんないするためのキノコじゃ。」
「えーっ。」
ぼくたちはますますビックリした。でも、よしのはす早くはんのうして、こう言った。
「へー、あんないキノコのおじいさん?」
「うむ、そうじゃ。」
「それじぁ、たからの場所を教えて。」
「それはむりじゃ。」
「えっどうして。」
「けれどもかぎとアイテムの場所なら教えよう。」
よしのは目をかがやかせて言った。
「本当。教えて教えて!」
「かんたんじゃ。地図を見るのじゃ。そしてその地図にかいてある、お日さまマークをさがし、シャベルでほるのじゃ。」
「ふぅ~ん。で、かぎのほうは?」
「かぎは、地図の中に暗い森があるじゃろ。その森の中にどうくつがあるのじゃ。そのどうくつをぬけるとかぎがあるのじゃ。」
「へぇー、それって本当?」
「うむ、本当じゃ。」
「わぁ。やったぁ。これでたからさがしが楽になるね。」
「そうだね。それじゃ、キノコのおじいさん、ありがとう。」
「ありがとう。」
ぼくたちは、キノコのおじいさんにお礼を言うと、歩きだした。地図を見ながら――。
ぼくたちは思い切ってとおまわりをした。そしたら大正解。近くの橋は切れていて、とおい橋はしっかりつながっていたからだ。でも、こんどの道は、近道をした。まっすぐ歩いていくと四つかどがあった。西と南には川が流れていて、しかもはしが切れててわたれないから、しかたがない、北の方がくにそって歩いた。すると目の前にりんごの大ぼくが
「ドーン」
と、つっ立っていた。ぼくたちはまよわず、道をはずれ、西の方へ向かった。少しすると、川が流れていた。しかし、北の方にはしがあった。ぼくたちは、走って橋をわたった。よしのがわたりおえたその時、はしが音をたててくずれた。ぼくはその場にくずれおちた。よしのははしの場所をポカンとみている。少しすると、よしのはぼくのほうへかけよってきた。そして、耳元でささやいた。
「はしがこわれたのは・・・じじつだけど・・・この先、アイテムがなにかつかえるかもしれないから、そのアイテムを手にいれてから、このはしをどうするか考えようよ。」
このときよしのはすごくおちついていた。にせもののようだった。ぼくは、自分で自分をおちつけて、ゆっくり立ち上がった。
「・・・うん。それじゃあ、行こう。」
ぼくたちは、だまって歩きだした。
少しすると、大きな広場についた。その広場には、なにかのマークがかかれていた。それは、お日さまのマークだった。
よしのが言った。
「ねぇ。これって・・・。」
「ああ、そうだよ。これはアイテムマークだ。」
ぼくは答えた。
「えっ本当。」
「ああ、本当さ。」
「それじゃあ、さっそくほろうよ。で、シャベルかスコップもってきたっけか?」
「う~ん。たしかもってきたと思うけど・・・。」
「それじゃあ、リュックの中をさがしてみようよ。」
二人はごそごそごそ、リュックの中をさがし始めた。
四、アイテムゲット
「あったー。」
よしのがさけんだ。ちょうどその時ぼくもみつけた。よしのがさっそくほりはじめた。ぼくもあわててほりはじめた。
~五分後~
よしのはつかれて横にしゃがんでいる。ぼくはもくもくと作業をつづけた。
と、次のしゅん間、ぼくのシャベルが
「カツン。」
と、音をたてた。何かにあたったんだ。急にぼくは、元気がでてきて、まわりを思いっきりほりはじめた。よしのが、えがおでかけてきた。ぼくは、ついにアイテムを手にいれた。アイテムは二つあった。よしのに一つあげた。けれども、アイテムはどろがこびりついていて、とってもきたなかった。ぼくが、どうしようかまよっているとき、よしのがリュックの中からぬのをもってきた。
「これでふこうよ。ついでに川が近くにあるから、あらいながらね。」
ぼくはうなずいた。そして、川にもどると、さっそくよしのがあらい始めた。よしのは手ぎわよく、せっせとあらっている。ぼくも負けずにごしごしあらった。少しすると、どろがとれてピカピカになった。
「いたっ。」
よしのがさけんだ。ぼくがかけつけるとよしのは指を、ぼくにみせた。すると、よしのの指にはすりきずがついていた。よしのの言うことには、アイテムの上の方をさわっていたら、急に切れたと言う。その時ぼくは、そのアイテムがなになのかがわかった。けんだ。ぼくはそのアイテムが、けんだと言うことをよしのに言った。そして、注意した。
「そのけんはひつような時いがい、つかうな。」ってね。よしのはその言葉にす早くはんのうして言った。
「それじゃあ、今からつかうね。」
「えっ。ちょ、ちょっとまて。そのけんは、ひつような時しかつかわないって言うやくそくだろ? どうして今からつかうんだ。」
「だって、今から木ざいをさがして、大きさ、長さを合わせるんだもん。」
「どうしてそれをやるひつようがあるんだ。」
「・・・、まだわからないの。もう。今から大きさ、長さを合わせた木ざいで、こわれたはしを作るの!」
ぼくはその時はじめてなっとくした。
「あっそうか。それじゃあさっそくやろう。」
そして、さっきいた広場にもどった。よしのは、おこっているのか、だまってそっぽをむいている。ぼくはだまって作業をはじめた。すると、さっきのことをわすれたのか、よしのもやりはじめた。
~三十分後~
やっとはしができた。ぼくたちは二人で、
「さぁ、行こう。」
と言うふうに、うなずきあうと、
「せーの、一、二の三。」
と心の中で合図をして、はしを、思いきりはしってわたった。あんまりどたばたしすぎたのか、ぼくたちがわたりおえたとき、はしが思いっきり大きな音をたててくずれていった。そのあと、二人でハァハァ言いながら少し休んだ。あたりはもう、暗くなりはじめている。ぼくたちは、早めにねどこをさがすことにした。そして、大きなリンゴの木のうしろにあった森の中に入っていった。ここが、キノコのおじいさんの言う、かぎにたどりつくためのどうくつがある森だ。暗くてとってもぶきみだった。よしのはぼくにひっついて歩いている。けっきょく、今日のねどこはかれはの上に決まった。
五、かぎをさがして
「ファー。」
ぼくは大きなあくびを一つして、のびをした。なんともすがすがしい朝だろう。きのうは暗く、ぶきみだった森も、光をあびてピカピカキラキラかがやいている。よしのはま~だねている。きのうのはしの件でつかれているのだろう。そう思ったぼくは、そのままだまっていた。
~一時間後~
よしのがやっとおきたので、森のおくへと向かった。この森は、朝と夜でよばれかたがちがうらしい。地図のうらにのっていた。朝は、光の森。夜は、お化けの森というらしい。そして、この森のまんまん中に地下どうくつの入り口が、あるらしい。ぼくたちは、かぎを手に入れるために、まん中へ向かった。もう太陽は高く上がっていた。おきた時こくが、午前十時半だったから、今はもう十二時に近いだろう。そう思ったぼくは、時計を見た。すると、今はまだ十一時だった。そう、この森は、時の流れがふだんより、おそいのだ。だから、ぼくは、ゆっくり、どうくつの入り口をさがそうと思った。けれども、地下どうくつの入り口は、すぐちかくにあった。ぼくは、
「まぁ、早いほうがいいよな。」
と、思った。
ぼくは、地下どうくつの入り口で立ち止まって、ゆっくり中を、のぞきこんだ。どうくつは、くらやみで、おくが見えなかった。だから、ぼくたちはしっかり、じゅんびをした。よしのがかいちゅうでんとうを一つ持ち、ぼくは、けんと、ろうそくを一本もった。そして、二人でうなずき合うと、ゆっくり足を、ふみいれた。すると、なにかぐにゃぐにゃしたものをふんづけた。よくみるとそれはへびだった。よしのが
「ギァーーーーーー」
と、大声でさけびながら、どうくつのおくへ走っていった。ぼくが、
「待てーーーーーー」
と、さけびながらよしののあとを追った。さいわい、へびは、ねていたらしくぼくたちのあとを追ってこなかった。
ぼくは、よしののせいでどうくつ内を思いっきり走りまわらされた。まぁ、この地下どうくつは、思ったより早くぬけられたけどね。
ぼくたちは、ハァハァ言いながら、この地下どうくつを出た。その時、なにかが、太陽の光にてらされて、ピカリッと光った。かぎだ。ぼくは、走りつかれていても、走ってかぎをとった。ついに手に入れたのだ。この島にある、たから箱のかぎを。
六、湖におちた!
「やったぁ。やったぁ。」
よしのが、まわりをぴょんぴょんはね回っている。ぼくが、ふぅ~、と、ゆだんしている時、
「ボッチャーーーーン」
と言う、大きな水の音がうしろからきこえた。
なんと、よしのがきょ大魚のすんでいる、湖に、おちたのだ。ぼくが、すぐさまその湖に向かった。けれども、もうおそかった。よしののうしろには、ねているところをおこされ、とてもおこっている、きょ大魚がいたのだ。
「よしのーーーー。すぐ左の川のほうへにげろーーーーー。」
ぼくはありったけの力をだし、さけんだ。
よしのはあわてて、左の川へと泳いだ。そして、ぎりぎり左の川に、にげられた。ぼくはほっとして、
「ふぅー。」
と、ためいきをついた。
よしのは、ぼくのいる場所の反対がわへ、泳いでいった。ぼくも、よしののいる所へ、泳いだ。リュックは少し、ぬれたけど、中に入っているものはぬれなかった。
ぼくたちは、少し休んだ。今はもう十二時半だ。よしのが言った。
「あーつかれた。おなかすいたな。」
「うん。それじゃあ、おひるにしよう。」
「やったぁー。」
と、言うわけで、ぼくたちは、よしののつくったおにぎりを3こずつたべた。よしのは、おにぎりに、おかか、しゃけ、わかめ、うめぼしの具を入れ、作ったらしい。ぐちゃぐちゃにふくろへつめたから、どれがどれだか、全くわからなかった。けれども、どのおにぎりもすっごくおいしかった。
~午後一時~
ぼくたちは、すっかりつかれがとれたので、川ぞいに歩いていった。すると、大きなしげみを見つけた。ぼくたちは、けんをつかい、そのしげみを家にした。二人でやっても、二時間はかかった。家ができた時、
「ポツン、ポツン、ポツン、ザァーーーーーーー」
と、雨がふってきた。ぼくたちは、今つくったしげみの家へ、にげこんだ。
~五分後~
雨はますますひどくなり、バケツをひっくりかえしたようだった。よしのはいつのまにかねていた。ぼくもうとうとしていて、いつのまにかねていた。
七、にじをわたろう
ぼくたちがおきた時には、もうすっかり晴れていた。しげみの上にかたつむりが二ひきいた。「親子かな。」と、ぼくは思った。
よしのがおきたときは、もう四時だった。ぼくたちは、走って上のほうへむかった。すると、にじが池の上にかかっていた。ぼくはビックリした。よしのがこうふんして言った。
「ねぇ、このにじって、わたれるのかな?」
「さぁ、わからないな。」
「それじゃあ、わたってみる。」
と、言ったと同時に、にじの上へ立った。
「やったぁ。のれた! ほらほら、早くいっしょにわたろうよ。」
よしのに言われてぼくは、にじの上にのった。すると、本当に、上へのれた。
ぼくは、よしのに手をひっぱられ、走ってわたった。わたりおえると、目の前にはとらがいた。けれどもぐっすりねむっていた。
「今がチャンスだ。」
そう思ったぼくは、よしのをしずかにさせて、とらの横を、ゆっくり歩いた。よしのもあとからゆっくりきた。石にも気をつけて歩いてゆくと、大きな青い、キノコがあった。
と、その時、キノコが大きな声でしゃべった。
「しんにゅうしゃはっけん。
しんにゅうしゃはっけん。」
ぼくたち二人はビックリした。そして、うしろを見ると、ねているところをおこされ、すっごくおこっているとらがいた。よしのが
「ギャーーーーーー」
と言いながらひっしでにげる。ぼくもひっしになってにげた。トラは追ってこなかった。
ずっとまっすぐ走っていくと、海につきあたった。ぼくたちはそこで、ねた。
八、やったぁ、たから箱だ!
次の日、よしのはおきるのがちょっと早かった。なぜかって言うと、きのうの夜、二人で地図をみながら、
「もうすぐたから箱だね。」
と言っていたからだ。そのせいか、いつもよりも、はりきりがすごくつたわってきた。
ぼくたちはさっそく歩きだした。
「たから箱まであとちょっと。
たから箱まであとちょっと。」
と、言いながら。
ついに、ぼくたちはたから箱の場所までいった。そして、けんでよぶんな大ぼくを切った。すると、きれた大ぼくが、下にいるシャチの頭にあたった。シャチはビックリして、海へとにげていった。
「ついに、ついに、たから箱を手に入れた。」
そう思ったとき、上からきょ大トカゲがおそってきた。よしのが
「わぁ~~~~~~~」
と、言いながら、けんをめちゃくちゃにふりまわした。すると、そのけんが、トカゲのしっぽにあたった。トカゲは苦しみながら、にげていった。
ぼくたちは、本当にたから箱を手に入れた。もう、じゃまされることなどない。そして、リュックからかぎをだし、ゆっくり、たから箱のかぎをあけた。ふたをあけると、まばゆい光が、あたり一面にひろがった。
たから箱の中には、きれいなかみかざり一つ、金色のけん一本、金のオルゴール二こ、イルカの形のちょ金ばこ二こ、イルカ島のもけい二こ、この八つが入っていた。ぼくたちはそれを全部リュックにいれた。今は三時。ぼくたちは道ぞいに歩いた。少しすると大ぼくが見えた。ぼくたちは大ぼくのある道をさけて、海ほうめんの道をあるいた。すると、はっぱで作られた家があった。ぼくたちはその中に入って、のこっているおにぎりをたべれるだけたべた。よしのが七こ、ぼくも七こたべた。これでおにぎりはたべきった。そして、あっと言うまに、ねてしまった。
九、さよなら、イルカ島!
次の日、二人は九時半におきた。そして、はっぱの家のうらにある、はしをわたり、スタート地点にもどった。そこではイルカがまっていた。ぼくたちは、イルカのせ中にのった。イルカが、
「さぁ、行きますよ。」
と、言った。ぼくたちは同時にさけんだ。
「さようなら、イルカ島!」
ぼくたちは、家に帰ってからもこのぼうけんのことはわすれなかった。たぶん、イルカ島のことは、一生わすれないと思うよ!
~終わり~
お読みくださいまして、ありがとうございました。
その内リメイクする予定ですので、もしよろしければ、そちらにもお越しくださいませ。