親子
短いです。
「やあ、勇者諸君。」
そう言うのは、あの糞国王と同じ王冠をしている人の良さそうな男だった。
あの糞国王も、しょっぱじめは人が良いように見えていた。
こいつは、どうだろう。
「そんなに敵意むき出しにしないでおくれ。
儂は、ベンジャミン・ファースト・アダルバードと申す。この国の王をしておる。
気軽にベンとでも呼んでくれればよい。
単刀直入に言うが、この国を助けてはもらえまいか。」
そう言って頭を下げる。
周りを囲んでいる魔法使いにどよめきが走る。
「お父様!」
そう叫んで前に出てきたのは奇抜なドレスを身にまとう同い年ぐらいの女の子だった。
「何故そんな何処の馬の骨とも分からないような者に頭を下げるのですか!?」
馬の骨ねぇ。
俺は遠い目をしながら女の子を見る。
「ルーシャ。今は魔王のせいで魔物の力が強くなって死人が多くなっているのじゃ。魔法使いも昔とは、違い弱体化しておる。」
「…」
ルーシャと呼ばれた女の子は、何も言い返せない。
「昔の書物には、召喚した四人の勇者は誰にも負けない魔力と力を持っていたと書いてあるのを見つけたのは、ルーシャであっただろう。」
「それは!」
「何だい?」
「お父様のためになると思って…」
「そうか。」
そう言うとルーシャの頭をポンポンと撫でた。
親子の会話になってしまいました。
次は、先に進めたいと思います。




